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1月に行われた全豪オープン男子ダブルスで、同胞のサナシ・コキナキスとのペアでグランドスラム初優勝を地元大会で飾ったニック・キリオスが3月10日から20日にかけてカリフォルニア州インディアンウェルズで開催されるBNPパリバ・オープン本戦へのワイルドカードを得て出場するの。
これまでATPツアーのシングルスで6度の優勝を飾っているキリオス(現在世界ランク132位)は、2017年の大会では当時世界ランク16位で大会へ臨み、3回戦では当時20位のアレクサンダー・ズベレフを、4回戦では当時2位のノヴァーク・ジョコビッチを、いずれもストレートで下しベスト8進出を果たしたの。
次の準々決勝では当時10位のロジャー・フェデラーと対戦するはずだったけど、試合前に棄権を申し入れて不戦敗で大会を去る結果になったわ。
そんなキリオスは、BNPパリバ・オープンの次にフロリダ州マイアミで開催されるマイアミ・オープンにもワイルドカードを既に受けていて、こちらも本戦でのプレーが決まってるわ。
3年ぶりの開催となるマイアミ・オープンだけど、キリオスは2017年大会にはベスト4入りを果たし、その準決勝ではフェデラーと6-7(7-9), 7-6 (11-9), 6-7 (5-7)と、2セットマッチの試合ながら3時間11分に及ぶ死闘を繰り広げながら敗退。その試合は2017年シーズンのATPマッチ・オブ・ザ・イヤーに選出されていたの。
キリオス同様、BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンにワイルドカードが与えられているのが現在世界ランク88位のアンディ・マレー。
2019年のBNPパリバ・オープンでは準優勝を飾ったマレーは、2009年と2013年の2回マイアミ・オープンを制しているの。
またBNPパリバ・オープンには、ジャック・ソックとサム・クエリーもワイルドカードで出場。
ソックは過去シングルスでは8位、ダブルスでは2位を記録。2017大会のベスト4がシングルスでの最高成績で、ダブルスでは2015年と2018年に優勝しているの。クエリーは2018年のベスト8がこれまでの最高成績。
現在ソックは147位、クエリーは114位。ワイルドカードを生かせて上位進出できるかしらね。