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既に色んなメディアが取り上げているけど、今年のウィンブルドンは男子も女子もジュニアや車椅子などもランキング・ポイントは付与されないことを男子テニス協会のATP、女子テニス協会のWTA、国際テニス連盟のITFが揃って決定したことを公にしたわね。
これはウィンブルドンを統括する全英ローン・テニス・クラブが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシア人とベラルーシ人をウィンブルドン選手権大会への参加を拒否する決断を下したからなの。
それを受けて、各テニス団体が選手個人は出場を希望する大会への出場に於いて、今回の全英ローン・テニス・クラブの決断は公平性に欠いているとして、ランキング・ポイントは与えないとする決断に至ったのよね。
もちろん、賞金は与えられるし、好成績を残せばその名誉や名声は残るわけだけど、これまで通りウィンブルドン後には去年のウィンブルドンで獲得したポイントは通常通り失われるわけ。
つまり、男子シングルスで優勝した世界ランク1位のノヴァーク・ジョコビッチは、必然的に優勝ポイントを失ってしまい、去年4回戦敗退だった世界ランク2位のダニイル・メドベーデフは、そこまで失うポイントが少ないわけで、自動的にジョコビッチを抜いて再び1位の座に着くことが、今回の決断で今の時点で決まってしまうって言うこと。
もちろん、世界ランクはその1つの大会だけの結果ではないにしても、テニスファンとしてはグランドスラムやマスターズ1000大会などで好成績を上げてその座について欲しいって思ってしまうわよね。
逆に言うと、ジョコビッチが世界ランク1位の座を死守する術をなくしてしまったって言うことでもあるのよね。
まあこれは、あくまでウィンブルドンがロシア人とベラルーシ人選手の参加を認めないと言う決断が変わらなければと言う前提のもとだから、今回のランキング・ポイント付与に関する決定を受けて、もしかしたらウィンブルドン側も見解を変える可能性も残されてはいるけどね。
でもこの決断で、今年のウィンブルドンには出場しないとする選手も出て来るかもだし、多少なりとも怪我をしていたり、準備が万全ではないって思っている選手は、無理して出場する必要もないって判断するかもね。
選手達はどんな判断を下すかも興味深いわね。
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そして今年の全仏オープンの予選も終わったわね。出場した日本人選手は、本戦への切符を手にした人はいませんでしたね。
そんな中、ベテランのフェリシアーノ・ロペスやアンドレアス・セッピが予選敗退を喫したことで、グランドスラム本戦への連続出場が途切れてしまったことになったの。
ロペスは2002年の全仏オープンから続いていた79回が、セッピは2005年のウィンブルドンから続いていた66回が途切れる形となったわ。
これで今年の男子シングルスにエントリーしている中で、グランドスラム連続出場の最多選手は、グリゴール・ディミトロフの45回となったんだって。
ディミトロフはこれをどこまで伸ばせるかしらね。