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今週開催されているカナダはモントリオールのATP1000大会のナショナル・バンク・オープンで行われた準々決勝で、ニック・キリオスがフーベルト・フルカチにフルセットで敗れて、この夏の勢いにストップがかけられたわ。
キリオス今年の2月には137位までランキングを落としていたけど、その後は3月のインディアンウェルズでベスト8、4月のヒューストン、6月のシュトゥットガルト、ハーレと全てでベスト4入り。
迎えたウィンブルドンでは、ランキング・ポイントこそ付かなかったけど、準優勝を飾っていたの。
そしてウィンブルドン後に初めて出場したのが先週のワシントンDC大会で優勝を飾り、今週もマスターズ1000大会でベスト8入りを果たし、来週発表のランキングではトップ30への復帰を果たすことが決まっているわ。
そんなキリオスの勢いを止めたのがフルカチで、キリオスは試合後に「彼は世界でも最高のサーブを打つ選手の一人だ。」ってフルカチのサーブを称賛していたの。
そのキリオスとの試合でも20本のサービスエースを叩き出したフルカチは、自身のSNSでこんな決断をしたことを明かしているわ。
「北米のUSオープン・シリーズ中に自分が放ったサービスエース1本につき、100ユーロをウクライナへの医療援助を提供するために、“グレート・オーケストラ・オブ・クリスマス・チャリティー”に寄付する。USオープンが終わるまでにできる限りのサービスエースを記録したい。」
フルカチは今大会は第8シードのまめ1回戦が免除。2回戦のエミール・ルーズブオリ戦では16本、3回戦のアルベルト・ラモス=ビニョラス戦では23本、キリオス戦では20本と、ここまで59本のサービスエースを記録しているの。
先週のワシントンDC大会では初戦敗退だったけど、その時は10本のサービスエースを記録していたから、ここまでの合計は69本。
来週のシンシナティでのマスターズ1000大会も第8シードでのエントリーで1回戦は免除。2回戦ではベンジャミン・ボンジとジョン・イズナーの勝者と2回戦を行うわ。
その後のUSオープンが終わるまで、どれくらいのサービスエースを叩き出してくれるかしらね。