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現在アメリカはシンシナティで行われている男女共同大会のウェスタン&サザン・オープンで、男女それぞれで見事な勝ち上がりを見せている選手が。
女子では、予選を勝ち上がって本戦入りして決勝戦まで勝ち進んでいるながカロリーヌ・ガルシア。一方の男子では怪我から復帰を果たしてプロテクト・ランキングでエントリーして決勝戦へ進んでいるボルナ・チョリッチ。
悪天候の中行われた準決勝でガルシアは、第6シードのアリーナ・サバレンカをフルセットで下して決勝進出を決めたの。
「確実に誰も予測していなかったと思う。予選からの長い道のり。本戦へストレートインまでは、それほど遠くなかった。ワイルドカードをリクエストしたけど受け取ることができなかった。地元アメリカからの良い選手がたくさんいた。もうかなり長くここにいる気がするのは否めない。会場のこともかなり詳しくなっているけど、楽しんでいるし、またこうして決勝の舞台に立てるのは最高のこと。」
ガルシアがWTA1000大会の決勝の舞台に立つのは、2017年の武漢と北京で2大会連続優勝を飾って以来のこと。
2018年10月に自己最高位の世界ランク4位を記録したガルシアだったけど、2020年から2021年のシーズンでは1度も大会の決勝に進んだことはなく、グランドスラムでも7回出場して4回戦進出が1度あっただけ。
今シーズンのスタートは、世界ランク74位だったガルシアは、足の怪我から春には約2ヶ月のツアー離脱を余儀なくされたの。
そんな彼女が調子を上げたのが6月頃から。きっかけとなったのは、祖国で行われた全仏オープンで、同胞のクリスティーナ・ムラデノビッチと組んだ女子ダブルスで優勝したこと。
その後、6月19日から行われたドイツはハンブルクのWTA250大会で久々のツアー優勝を飾ると、7月のポーランドはワルシャワのWTA250大会では地元出身で世界ランク1位のイガ・シュフィオンテクを下すなど今季2度目の優勝を飾ったの。
明日行われる決勝戦ではやはりノーシードから勝ち上がってきたペトラ・クヴィトバと対戦するわ。
現在世界ランク154位のチョリッチは、右肩の怪我から1年間のツアー離脱を余儀なくされていて、今年の3月にやっと復帰を果たしたの。
それでも2018年11月に自己最高位の世界ランク12位を記録した頃のプレーに戻るのに時間が必要だったわ。インディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロと出場したけど、1勝3敗。その後もあまり勝ち星には恵まれず、全仏オープンで2回戦敗退後はチャレンジャー大会に出場。
すると徐々に試合感を取り戻し、6月のイタリアのチャレンジャー大会で優勝。7月のドイツはハンブルク大会でベスト8と、調子を上げて行って迎えた今大会だったの。
「最高の気分。同時に正直ちょっと疲れているけど、それは普通のこと。この3年間はほとんど決勝戦を戦っていなかったから、ただこうしてここに来れてとても嬉しく思っている。世界のトップ選手達と戦うことができて本当にハッピー。」
そんなチョリッチは決勝戦で第4シードのステファノス・チチパスと対戦するわ。
ガルシアもチョリッチも上位シードを下してここまで勝ち上がって来たの。
ガルシアは2回戦で第4シードのマリア・サカーリを、準々決勝では第7シードのジェシカ・ペグラを、準決勝では第6シードのサバレンカを。チョリッチは、2回戦で第2シードのラファエル・ナダルを、準々決勝で第7シードのフィリックス・オジェ=アリアシムを、準決勝で第9シードのキャメロン・ノーリーを下しているの。
決勝戦もこのままの勢いでタイトル獲得と行くかしらね!