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先週行われていたクレーコート・シーズン最初のATPマスターズ1000大会は、ステファノス・チチパスが同大会3度目の優勝を飾って幕を閉じたわ。
そのチチパスが準決勝で対戦したのが、今シーズン絶好調のヤニック・シナーだったんだけど、敗退するかと思われた展開から、運を見方に付けての逆転勝利を飾ったの。
それは、セットカウント1ー1から勝敗を決める第3セット。序盤でブレークを許してしまったチチパスは、1ー3からの自身のサービスゲームでもシナーにブレークポイントを握られ、ファーストサーブも入らずセカンドサーブに。
そして放ったセカンドサーブはラインぎりぎり、と言うかアウトにも見えるボールだったんだけど、ラインパーソンも主審もアウトのコールはなし。シナーもそのままプレーを続けてしまい、そのポイントはチチパスへ。そして何とかそのゲームをキープしたの。
解説者もアウトではなかったかって話していて、その後に写し出されたホークアイの映像では、アウトの判定だったの。
この大会はクレーコートだこら、ホークアイによる判定は使われてはなくて、選手が不服だと思ったジャッジはその場でプレーを止めてボールマークの確認を主審へ要求しなければならないの。
プレーを続けてしまったシナーは、ボールマークの確認の要求は出来ず、試合はそのまま続行となってしまったの。
あのセカンドサーブがダブルフォルトと判定されていたら、チチパスは第3セットで2度のブレークを許してしまところだったのよね。
そしてそこから試合の流れは変わってしまい、第8ゲームでチチパスがブレークバックしてゲームカウント4ー4として、次の自身のサービスゲームをキープすると、5ー4からのシナーのサーブをブレークして試合終了。
あの判定が勝敗に影響したかと問われたチチパスは、こう答えていたわ。
「もしかしたら、あれは自分より対戦相手により大きな影響を与えたかも知れない。自分は1つブレークを許してリードされていた時だった。もちろん、2度ブレークされてしまったら、試合は簡単なものではなくなってしまう。あそこでサーブをキープできたのは大きかった。あのセカンドサーブがアウトと判定されていたら、試合結果は全く変わってしまっていたと思う。アウトと言われていたら自分に取っては本当に悪い方向に行っていたはずだと自分でも思う。」
「クレーコートでは、他のコートでは起こらないような変なことがたくさん起こる。その1つがラインジャッジだったり、ボールマークだったり。」
シナーに取っては不運だったかも知れないけど、チチパスはこれでまた1つマスターズ優勝と言うタイトルを物にしたわ。
チチパスが言うように、クレーコートではこんな事や、ボールマークでも選手と主審が揉めることがよくあるわ。だから、クレーコートでもホークアイでの判定を導入するべきだと言う声が多く聞かれるけど、そもそもテニスの長い歴史では、ずっとこうやって試合をして来たのよね。
どんどんテクノロジーを試合に導入するべきなのか、それとも『運も実力のうち』と言うように、そんなハプニングを見方に付けられるかどうかで勝敗が分かれてしまうのもスポーツだと解釈するのか。
色んな意見はあると思うけど、やっぱり選手のモヤモヤを無くすためにも、最新技術ではっきりさせるべきかもね。テニスに限らず色んなスポーツでもテクノロジーの導入が進んでいるし、今後クレーコートでもホークアイの導入になるかもね。