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今年の2月、祖国アルゼンチンはブエノスアイレスで行われたATP250大会を最後にプロテニス人生に終わりを告げることになったファン・マルティン・デル=ポトロ。
彼のテニス人生は怪我との戦いだったわ。若くしてUSオープンで優勝して、未来の世界一と言われた直後に両手首の手術を必要とする怪我に見舞われ、復帰して本来のテニスを取り戻した途端に膝を負傷。
ありとあらゆる治療を受けたものの完治には至らず、2月の1回戦で敗退して現役生活にピリオドを打つことになってしまったの。
そんな彼が、引退へ至るまでの精神的そして肉体的な苦悩を告白してるの。
「最近またスイスへ行って別のドクターに診てもらった。また別の治療を始めた。それは多くのテニス選手から勧められたもので、ここまではあまり前向きな結果には至っていない。いろんな治療や手術をトライして、その全てで上手く行かなかった時のフラストレーションがどれほどのものか想像して欲しい。」
「いつもは、自分自身を信じこませ、願い、全ての新しい治療を信頼している。それで駄目だった時の落胆はとても辛いもの。この3年半の間、何度かの手術や幾つもの治療を受けたが、そんな落胆の連続だった。今は歩けるだけ。ジムで走ることもできず、痛みがなく階段も上れない。途中で足のストレッチをしなければ、長い間の運転もできない。」
「これが今の自分の現状で、辛く悲しい。でもいつも状況が良くなるように努めているし、新しい挑戦は、この問題を抱えつつも精神的な面でもできる限りベストな方法で生活できるようするためのもの。」
そんなに状態は悪かったのね。それに、何をやっても駄目だと言う結果しか出てこなかった事実は、精神的にかなり辛かったはず。
引退後の生活についても語っていたわ。
「心理的にテニスがない生活は受け入れがたい。引退後の生活へ徐々に変換してはいなかった。準備できていなかった。他のアスリートがこのプロセスを平穏に過ごすためにどうしているのか、全く分からない。あの時、自分は世界ランク3位で、突然膝を負傷して、そして今こうしている。何もかもなくなって。」
「ずっと回復するために努めていた。他の怪我と同じように。ブエノスアイレスまでは、もう十分と言っていた。ブエノスアイレスからは、そんなプロセスの反動の中にいる自分に気付き、自分が何が好きになるのかも分からずにいる。」
「引退したアスリートと話をすると、彼らは現役の最後の2年間をそんなプロセスに費やし、最後の1年でこうするとかああするとかの準備をしたと言っていた。今、自分がそれをしているところ。」
デル=ポトロが最後に公の場に姿を表したのは、USオープンの準決勝のフランセス・ティアフォとカルロス・アルカラスの試合だったわ。
復帰へ向けて必死だった彼に、突然訪れた引退。引退後の人生への準備ができていなくても当たり前よね。
これからはゆっくり今後の人生を楽しんで欲しいわね。