ウー、初優勝でランキングを駆け上がる

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2月7日のブログで、中国人男子選手のことを伝えたけど、その時にトップ100入りを果たして紹介したウー・イービンが、先週アメリカはダラスで行われたATP250大会でツアー初優勝を飾ったの。

その大会では、準決勝で世界ランク8位のテイラー・フリッツをフルセットで下して、ATPツアー史上初めて中国人男子選手がトップ10選手から勝利を収める記録を作ったと同時に、中国人男子選手として初めてATPツアーの決勝進出を果たしたの。

そして迎えた決勝戦では、地元アメリカのジョン・イズナーを、約3時間に及んだフルセットのタイブレークの末に倒し、初優勝を果たしたのよね。

イズナーとの試合では、イズナーに第2セットで1本、第3セットのタイブレークで3本と、合計4本のマッチポイントを握られながらの優勝だったわ。

試合後のセレモニーでウーは、「とてもタフな試合だった。サービスエースを100本くらい決められたのでは。彼がエース1本につき100ドル寄付してくれて良かった。自分のおかげで、よりたくさんの子供達がハッピーになれる。彼のサーブに対して、自分は全く動くことができなかった。」ってイズナーのサーブ力の凄さを語っていたの。

イズナーは、自身の名前が付いた基金でサービスエース1本につき100ドルを恵まれない子供達へ寄付すると決めて大会に臨んでいたの。

「ここで歴史を作ることができた。自分の国、そして故郷のために。自分自身を誇りに感じている。そして特に、ここへ来て応援してくれた全てのファンと、チームのみんなに感謝している。その誰かが欠けてもこれは成し遂げてられなかった。」

そう語る彼は、今週発表の世界ランクでは58位へと大きくジャンプ。

2017年には、全豪オープン・ジュニアでベスト4、ウィンブルドン・ジュニアでベスト8、USオープン・ジュニアで優勝して、17歳でジュニア世界1位になったウー。

2019年3月から2022年1月まで、パンデミックがあったことも関係してはいるけど、肘、腰、肩、手首と度重なる怪我でプロとしてツアーでプレーすることができなかったの。

そんな彼は、2022年3月には世界ランクも1869位だったけど、5月には616位、6月には326位、7月には174位、9月には131位、11月には113位を記録するなど、1年でランキングを駆け上がったの。

そして今年に入って2月6日に97位とトップ100入りを果たすと、翌週の2月13日には58位へと躍進。

つまり、この1年間で1800位以上もランキングを上昇させてしまったの。

「勝利してタイトルを獲得しただけではない。自分に取っても、祖国に取っても歴史を塗り替えることができた。次の世代に取っても大きなこと。」って、自身に取っての優勝の意味を語っていたわ。

若くして多くの怪我を乗り越えたウー。「色んなことを乗り越えて来た。たくさんの怪我や、成長する過程で多くの難しい状況をくぐり抜けて来た。今、こうしてコートで冷静で戦えているのは、自分自身を信じているから。」

これまでの困難があったから、今の成長した自分がいるって感じているようね。

今後の活躍も楽しみだわ!


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 19:30 | コメントをどうぞ
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