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今週の火曜日に、正式に4年間の出場停止処分と言う厳しい判決が下されたのが、元女子世界ランク1位のシモナ・ハレプ、31歳。
これは、2022年のUSオープン中に受けたドーピング検査で禁止薬物であるロキサデュスタットの陽性反応が出たことと、彼女のアスリート生体パスポートに不正が見付かったことを受けてのこと。
今回の件に関してはここまでも疑問を抱くことがしばしばあったの。それは彼女が無実であることを弁明する場である公聴会が何度も延期されて、しかもその理由がいつも不明確なものだったから。
そして今回の判決に対してもハレプは、スポーツ調停裁判所へ不服を申し立てる予定でいるんだって。
その状況でハレプは、「まだ私の戦いは続く」とコメントしていたの。
そして彼女を弁護する専門家も。それはハレプが彼女の髪の毛を提出して、それを分析してもらい彼女の身の潔白を証明することを頼んだ専門家で、彼はジャン=クラウド・アルバレス教授と言い、彼は『CHU de Garches』の毒物研究所の所長であり、フランス最高裁判所の司法専門家なの。
そんなアルバレス教授は、フランスの新聞であるル・キップ紙にハレプは無罪であると明確に語っているの。
「今現在、私達は無実の女性を批難している。間違いを犯している。彼女の髪の毛の濃度を考えると、彼女がロキサデュスタットを効果的に摂取したのは不可能。」
「彼女が研究所に訪れて、彼女から髪の毛のサンプルを取った。非常に低い濃度だった。それは1ミリグラム中0.5ピコグラム以下と言う微量だった。そして私は、フランスでこの分子による腎不全の治療(ロキサデュスタットを週に3回)を受けている唯一の患者のサンプルを採取しに行き、彼女の髪の毛の1本を検査した。すると、その濃度は1ミリグラムあたり50ピコグラムだった。」
「ハレプの尿サンプルのロキサデュスタットのレベルは、1ミリグラムあたり0.2ナノグラム。それは全く何の意味も示していない。フード・サプリメントを取れば、それくらいは体内に入るかも知れない。全てナンセンスだ。」
そのインタビューでアルバレス教授は、ハレプの分析で見付けられたロキサデュスタットの源は、彼女が水で解いて使用するパウダーのコラーゲン・サプリメントであり、それはロキサデュスタットがかなり普通に存在する中国で製造されたものだと断言していたの。
そしてハレプのアスリート生体パスポートの違反についても、疑問を呈しているの。
「6ヶ月後、彼等は9月のサンプルが軽度ドーピング(微量に陽性反応)だったと語ってきた。しかし6ヶ月前はそんなことはなかった。彼等がハレプがロキサデュスタットを摂取していたと分析でわかったあとに、専門家は彼等の解釈を変えていた。全く理解できない。」
ハレプはこれからスポーツ調停裁判所へ不服を申し立てる予定だけど、それの判決が出るのもきっとこれから数ヶ月はかかるはず。
31歳と、キャリアの終盤に差し掛かっているハレプに取って、今後のキャリアを考えるとかなり重い時間になりそうね。ハレプの身の潔白が証明されることを切に願うわ。