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ジョコビッチ、来年の全豪へ明るいニュース

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来年1月に開催されるシーズン最初のグランドスラムである全豪オープンに、ノヴァーク・ジョコビッチが出場できるようになる見込みなんだって。

今週の火曜日に、全豪オープン大会主催者であるクレイグ・タイリー氏は、来年の全豪オープンには是非ジョコビッチに出場して欲しいと言う思いをメディアに語っていたの。

そしてそれが現実になるみたい。

オーストラリア政府に近しい情報筋が語ったところによると、入国管理局のアンドリュー・ジャイルズ局長がジョコビッチにビザを与えるらしいと。同時に今年ジョコビッチがオーストラリアに到着後に彼のビザが却下された時に下された、3年間のオーストラリア入国禁止の処分も覆されることになるみたい。

タイリー氏は、「その事は全てオーストラリア政府の判断によるもの。ノヴァークはオーストラリアへ来て大会で戦いたい、コートへ戻りたいと願っているのは分かっている。彼はオーストラリアが大好きだし、これまでも素晴らしい成績を残している。発表のタイミングは他の誰かにかかっているから、我々は臨機応変に対処するだけ。」ってコメントしているの。

先月ジョコビッチは来年の全豪オープンについて、明るい兆しが見えているって語っていたの。

いずれにせよ、公式な発表が近々あるはずね。

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ナカシマ、来年の活躍に期待

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先週、イタリアはミラノで開催されたネクスト・ジェネレーションATPファイナルズで優勝したのかブランドン・ナカシマ、21歳。

このネクスト・ジェネレーション・ファイナルズは、今回が5回目の開催で、これまでの優勝者4人は全てその翌年にはATPツアーでブレークを果たしているの。

第1回がチャン・ヒョン、第2回がステファノス・チチパス、第3回がヤニック・シナー、昨年の第4回がカルロス・アルカラス。

第1回の2017年に優勝したチャン・ヒョンは、翌年の4月に自己最高位の世界ランク19位を記録。でも、クレーコート・シーズンから芝のシーズンは足の怪我でツアー離脱。シーズン終盤も右足のマメが悪化して満足に戦えなかったの。翌年の2019年も腰の怪我などに悩まされ、2020年はツアー・レベルでの戦いはなくわずか5大会に出場するに留まり、9月の全仏オープンの予選2回戦敗退以降、公式戦の舞台から遠ざかっているのよね。

そんな怪我に泣かされてしまったチャン・ヒョンは、今年9月の韓国のソウルでの韓国オープンでは、現在韓国人ナンバー1のクォン・スーンウと組んでダブルスで復帰を果たしていたから、来シーズンはまたシングルスの舞台へ戻って来ることを予感させたわね。

彼以外のチチパスやシナーなどの活躍はお伝えするまでもなく、アルカラスに至っては、今では世界一にまでになっているのよね。

ナカシマは名前の通りお父さんが日系アメリカ人で、お母さんはベトナム出身で5歳でカリフォルニアへ移住したベトナム系アメリカ人。

2019年には若干17歳でバージニア大学でテニスをしていて、ACCフレッシュマン・オブ・ザ・イヤーを受賞してプロへ転向したの。

「アメリカ人であることと、こうしてここミラノでプレーできていることは、世界中で最高の気持ち。これからアメリカへこのタイトルを持ち帰り、ちょっとしたオフを取りたい。自分のチームが全て。チーム一丸となって今シーズンを素晴らしいものにしたし、一緒に上手くやれている。現在、自分がいるポジションには満足しているし、この優勝を味わいたい。決勝戦は明らかにプレッシャーを感じる瞬間がある。序盤は緊張した場面もあったけど、それをすぐに排除して、自分のプレーを導いて勝利で終わらせることができたことには、喜びを感じている。」

ここまでの成績を出せたのは、自分一人の力ではなくチームがあってのことだと述べていたナカシマ。きっと本当に良いチームが彼を支えているのね。

来シーズンの更なるブレークに期待しちゃうわ。

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今シーズンを1位で終えるのは?

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イタリアはトリノで、今週の日曜日から開催される男子ツアー最終戦のニットーATPファイナルズのシングルスの予選ランウドロビンの組分けが決まりましたね。

グリーン・グループには、ラファエル・ナダル、キャスパー・ルード、フィリックス・オジェ=アリアシム、テイラー・フリッツが。

レッド・グループには、ノヴァーク・ジョコビッチ、ステファノス・チチパス、ダニイル・メドベーデフ、アンドレイ・ルブレフが。

もちろん、通常の大会同様に誰がタイトルを獲得するかに注目が集まるけど、同時に今シーズンを世界ランク1位で終えるのが誰になるのかも、この大会の結果にかかっているの。

その可能性があるのは、もちろん現在世界ランク1位のカルロス・アルカラス。アルカラスは、痛めた腹筋の怪我のために、初めて出場権を獲得した最終戦を欠場する結果になってしまったの。

最終戦出場者では、ナダルとチチパスに可能性が残されているわ。

チチパスはちょっと厳しくて、予選ラウンドロビン全てに勝利して、加えて優勝しなければならないの。

そうなると、予選の1勝で200ポイント獲得できるから、3勝で600ポイント。準決勝勝利で400ポイント獲得して合計1,000ポイント。決勝戦を勝利すると500ポイント更に追加されるから、全勝で優勝すると1,500ポイントを獲得することになるため、アルカラスの現在のポイントを抜くの。

ナダルは、どんな形であれ、優勝した時点でアルカラスを抜いて1位に。

現時点のアルカラスとナダルのポイント差は1,000ポイント。予選で1勝しかあげられずに優勝すると1,100ポイント、予選2勝して優勝すると1,300ポイントだから、とりあえず優勝するとその時点でアルカラスを抜くことになるわけ。

ちなみに、ナダルが予選全て勝って、決勝戦で負けた場合は、ナダルが1,000ポイント獲得してアルカラスと並ぶけど、現在のランキング・システムでは、グランドスラム、マスターズ1000大会の必須大会、ツアー最終戦の合計獲得ポイントの高い方が上にランキングされるために、その合計がナダルが勝ってアルカラスより上のランキングでシーズンを終えることに。

つまり、ナダルが予選全勝で決勝へ進んだ時点で、ランキングではアルカラスを抜くとこになるって言うこと。

もしチチパスが全勝優勝を果たして今シーズンを世界ランク1位で終えたとしたら、1982年のジョン・マッケンロー以来となる、そのシーズンでグランドスラムでの優勝がなく世界ランク1位でシーズンを終える選手となるの。

今季獲得ポイントの上位選手のみが出場する最終戦。試合の行方も、シーズン最終ランキングで1位の行方も気になるところね。

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クライノビッチが再びティプサレビッチとコラボ

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現在男子世界ランク54位のフィリップ・クライノビッチが、同胞の先輩で元男子世界ランク8位のヤンコ・ティプサレビッチをコーチとしてチームに加えて2023年シーズンを戦うことを公にしたわ。

両者は2020年にも選手とコーチとしてツアーを回っていたの。

ただ、その年は新型コロナウイルスのパンデミックのために3月から半年弱、ツアーがキャンセルされたシーズン。

クライノビッチはそのシーズン、2月のモンペリエとロッテルダムでベスト4。ツアーが再開した8月のシンシナティではベスト8とまずまずのシーズンを送っていたのよね。

「ヤンコと自分はもう長い間の知り合いで、前回コーチとしてのパートナーシップを終えた時でも、彼との関係は良いものを維持していて、将来再びコラボするための扉を閉じてはいなかった。正直、2020年は自分のテニス人生でも最高のプレーをしていたから、新しいシーズンで誰が自分のコーチとして適任から明確なのは疑いもない。」

「とてもたくさん考えた。良いコーチを見付けることがどれほど難しいことなのかはみんな知っている。ティプサレビッチはこれまで中国人のコーチをしていて、彼がその関係を終わらせると聞いた時、彼にもう一度自分とツアーを回ってくれないかとたずねる決断をしたんだ。この結果になったことを本当に喜んでいるし、来シーズンへ向けて最大限の準備をする心構えはできている。今の自分の人生において最も集中することはもちろんテニス。」

と語るクライノビッチ。今季はUSオープンの1回戦でアレックス・デ=ミノーに敗れてから公式戦の舞台に立っておらず、その試合が今季最後の試合になる見込み。

ティプサレビッチと再びコラボして、2023年はまた世界のトップレベルで活躍することができるかしらね。

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ガルシア、自身最大のタイトル獲得

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先週、アメリカはテキサス州フォートワースで行われた女子ツアー最終戦で見事な優勝を飾ったのがカロリーヌ・ガルシア、29歳。

自身最大のタイトル獲得となったガルシアは、今回の優勝で2018年9月に記録した自己最高位に並ぶ世界ランク4位で今シーズンを終了することになったの。

そんなガルシアは、今シーズンは世界ランク74位でスタートすると、6月にドイツはバート・ホムブルクで行われたWTA250大会で今季初優勝を飾るまで、70位台から60位台をうろうろしていたの。

その優勝で世界ランクを50位台にすると、7月のポーランドはワルシャワでのWTA250大会で今季2度目の優勝を飾り世界ランクも30位台へ。

そして何と言っても今シーズンのハイライトの1つと言える8月のシンシナティでのWTA1000大会の優勝でランキングも一気にトップ20へ復帰。続くUSオープンでも自身初となるグランドスラムでのベスト4入りを果たし、世界ランク10位とトップ10への返り咲きを果たしたの。

そして2017年以来となるツアー最終戦には第6シードで臨み、予選のラウンドロビンでは、1勝1敗同士だったダリア・カサキナとの接戦を制して準決勝進出を決めたわ。

準決勝ではマリア・サカーリを、決勝戦ではアリーナ・サバレンカをいずれもストレートで下して自身最大のタイトル獲得となったの。

「これまでの過去の人生からこのトロフィー獲得に至るまでに関わっていた全ての人へ。ここまでの道のりでは多くの人々と出会ってきた。そのうちの何人かはここにいるし、何人かは12歳の少女の頃に出会った人もいる。そんな全ての経験から思い出や前向きな気持ちをもらった。全ての経験が自分自身をより良い人間に、より良い選手にしてくれた。」

5年前にトップ10選手としてツアーを戦っていたガルシアだったけど、怪我や不振に悩みランキングを下げていたけど、またこうして復活のノロシを上げる結果に至って、これまで関わってくれた人達へ感謝の気持ちを語っていたのよね。

ガルシアは、2005年のアメリー・モーレスモ以来となるフランス人女子チャンピオンとなり、今回の優勝で手にした157万ドルで、生涯獲得賞金でこれまでモーレスモが持っていたフランス人女子最高獲得賞金額を超えて、フランス人女子としての獲得賞金額が最高の選手となったの。

そして2022年シーズンで、最もサービスエースを記録した選手にもなったわ。ガルシアはツアー最終戦の決勝戦を終えて、サービスエースは実に394本を記録したの。

ガルシアは来年の6月まで、大きく失うポイントがないため、来シーズンの序盤で更にランキングを上げる可能性がかなり高い計算になるわ。来年のガルシアにも注目したいわね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、アメリカの125K大会では、第8シードの内島萌夏選手が1回戦敗退でした。日比野奈緒選手がベスト8でした。ダブルスでは、中国人と組んだ内島選手がベスト4でした。

イギリスの100,000ドルのサーキット大会では、第7シードの土居美咲選手が2回戦敗退でした。

オーストラリアの60,000ドル大会では、荒川晴菜選手、村松千裕選手、華谷和生選手、予選を勝ち上がった波形純理選手が1回戦で、予選を勝ち上がった小関みちか選手が2回戦敗退でした。第8シードの坂詰姫野選手がベスト8、第7シードの本玉真唯選手が優勝しました。

イスラエルの25,000ドル大会では、第4シードの松田美咲選手、予選を勝ち上がった虫賀愛央選手が1回戦敗退でした。

トルコの15,000ドル大会では、予選を勝ち上がった新見小晴選手が2回戦敗退でした。

ギリシャの15,000ドル大会では、予選を勝ち上がった川村茉那選手が2回戦敗退でした。

男子では、アメリカで行われた53,120ドルのチャレンジャー大会では、ダブルスでスウェーデン人と組んで第2シードのマクラクラン選手がベスト4でした。

オーストラリアの53,120ドル大会では、予選を勝ち上がった高橋悠介選手が1回戦で、第7シードの野口莉央選手、清水悠太選手、予選を勝ち上がった乾祐一郎選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、ニュージーラン人と組んだ清水選手が準優勝でした。

国内は横浜で行われた53,120ドル大会では、第6シードの守屋宏紀選手、杉田祐一選手、田沼諒太選手、中川直樹選手、望月慎太郎選手、予選を勝ち上がった望月勇希選手、市川泰誠選手、主催者推薦の羽澤慎治選手、藤原智也選手、今村昌倫選手が1回戦で、伊藤竜馬選手、予選を勝ち上がったジェームズ・トロッター選手、ラッキールーザーの川上倫平選手が2回戦敗退でした。第3シードの内田海智選手がベスト8、島袋将選手がベスト4、第7シードの綿貫陽介選手が準優勝でした。ダブルスでは、市川&望月ペアーがベスト4、主催者推薦の藤原&今村ペアーが準優勝でした。

インドネシアの25,000ドルのフューチャーズ大会では、岡村一成選手、磯村志選手、正林知大選手予選を勝ち上がった中村錬選手が1回戦で、西脇一樹選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、第2シードの正林&渡邉ペアーが優勝しました。

インドの15,000ドル大会では、川橋勇太選手が1回戦で、松田龍樹選手が2回戦敗退でした。

アメリカの15,000ドル大会では、菊地裕太選手が2回戦敗退でした。第4シードの三井俊介選手が優勝しました。ダブルスでは、アメリカ人と組んで第2シードの三井選手が優勝しました。

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ランキング急上昇のルーネ

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先週フランスはパリで行われていたATPマスターズ1000大会、決勝戦でノヴァーク・ジョコビッチをフルセットで下してマスターズ初優勝を飾ったのがデンマーク出身のホルガー・ルーネ、19歳。

ルーネはその結果、今週発表の最新の世界ランクで10位とトップ10デビューを飾ったの。

実はルーネ、先々週スイスはバーゼルで行われたけATP500大会で準優勝を飾ったことを受けて、先週発表のランキングで25位から18位とトップ20入りを果たしたばかりだったの。

シーズン終盤のヨーロッパのインドア・シーズンで好調さを維持していたルーネは、トップ20デビュー後、わずか1週間でトップ10デビューを飾る活躍を見せたの。

これは2008年に、当時23歳だったスタン・ワウリンカが5月に行われたローマでのマスターズ大会で準優勝を飾り、翌週発表のランキングで24位から10位へと、一気にトップ20とトップ10を同時にデビューして以来となる最速でのトップ20デビューからトップ10デビューを飾った選手となったの。

実はルーネは先週のパリでは、1回戦でそのワウリンカと対戦。ワウリンカに3本のマッチポイントを握られる崖っぷちから勝利を飾ると、その後も5人のトップ10選手を下してマスターズ初タイトル獲得に至ったの。

それは、10位のフーベルト・フルカッチ、9位のアンドレイ・ルブレフ、1位のカルロス・アルカラス、8位のフィリックス・オジェ=アリアシム、7位のノヴァーク・ジョコビッチ。

これはATPランキングがスタートした1973年以降、男子ツアー最終戦を除いて同一のATPツアー大会で5人のトップ10選手を下した初めての選手となったの。

トップ20デビューしてからトップ10デビューの最速はワウリンカの同日で、続いてルーネの7日間、その次は2008年にファン・マルティン・デル=ポトロの56日、次が今年アルカラスが記録した63日なんだとか。

デンマーク人男子選手として初めてATPランキングのトップ10入りを果たしたルーネは、「もっと変わってくれたらと願っている。自分がトップ30入りしてから少し変わったけど、デンマークでもっとテニスが注目を集めるスポーツになって欲しい。」って祖国でのテニス事情の変化を望んでいるみたい。

「デンマークではウォズニアキがいたけど、自分は最初の男子選手になったようなもの。デンマークでもっとテニスへの注目が集まることは最高のこと。若い子供達がもっとテニスを始めて、もっと大会を見に来てくれたりすることを耳にするのは良いこと。彼等にはこう言いたい。自分自身を信じ続けること。もし彼等が望むなら、いつでも自分にアドバイスを聞いて欲しい。」

今シーズンは世界ランク103位でシーズンを始めたルーネ。4月にドイツはミュンヘンのATP250大会でツアー初優勝を飾ると、世界ランク70位から45位とトップ50入り。

5月下旬から6月の頭にかけて行われた全仏オープンでベスト8入りを果たして世界ランクも40位から28位とトップ30入りに成功。

9月下旬から10月2日のブルガリアはソフィアでのATP250大会で準優勝、10月17日からのスウェーデンのストックホルムのATP250大会で今季2度目の優勝を飾ると、翌週のスイスはバーゼルのATP500大会で準優勝、翌週のフランスはパリでのマスターズ1000大会で優勝を飾り、今シーズンは103位から10位へと大きく躍進するシーズンを送ったわ。

2023年もかなり注目を集める選手になるのは必至ね!

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ムーテに下された厳しい決断

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現在フランスはパリで行われている今季最後のATPマスターズ1000大会で、地元フランス勢として唯一3回戦まで勝ち進んだのが予選勝者のコレンティン・ムーテ。

2回戦では、第12シードのキャメロン・ノーリーをフルセットで下す活躍を見せたけど、その裏でフランス・テニス協会が彼に対して厳しい決断を下していたの。

23歳のムーテは、現在自己最高位の69位にいて、今回の勝ち上がりで来週発表の世界ランクではそれを更新することが確定しているわ。

そんな彼だけど、これまでコートで感情を露にする振る舞いをしてしまうことが度々あったようで、9月に出場した地元フランスのオルレアンでのチャレンジャー大会では、2回戦で敗退したんだけど、その試合終了直後に対戦相手のアドリアン・アンドレエフと揉み合いになり、主審が両者を引き離す事態に。

このことで二人は10,000ユーロの罰金がそれぞれに科されて、ムーテには事の発端となった行為をしたことで追加で5,000ユーロの罰金が科される処分が下されたの。

そんなコート上での態度の悪さから、フランス・テニス協会は今後ムーテへの経済的サポートはしないとする決断に至ったことを公にしたの。

フランス・テニス協会が出した声明はこんなもの。

「コレンティンのコートでの振る舞いは、フランス・テニス協会が掲げている思いに相応しいものではない。我々はこのような振る舞いを支持することはできない。ATPランキングでフランス人の5番目にいるコレンティン・ムーテは、これ以上協会からの経済的サポートを頼ることはできない。」

ムーテは、ノーリーに勝利したあとに、フランス・テニス協会がその勝利を伝えたツイッターのツイートへ返信して、「サポートありがとうございます」と、協会に対して皮肉めいた投稿をしていたの。

協会の判断は仕方がないのかも知れないけど、プロとしてコートで感情的にならことはあっても、口論や喧嘩に発展するような振る舞いは良くないわね。

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男子ツアー最終戦の出場者決まる

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男子ツアー最終戦であるニットーATPファイナルズは、イタリアはトリノで11月13日から20日にかけて行われるわ。

今季獲得ポイントの上位8選手のみしか出場権が与えられない名誉ある大会へ、今年出場する8選手が決定したわね。

先週、オーストリアはウィーンで行われたATP500大会で優勝して、その出場権を獲得したのがダニイル・メドベーデフで、彼が6人目となっていたの。

残る2枠は、現在フランスはパリで行われている今季最後のATPマスターズ1000大会での結果次第になっていたのよね。

昨日行われた2回戦で、その枠を争っていたテイラー・フリッツとフーベルト・フルカッチが敗退したことでフィリックス・オジェ=アリアシムとアンドレイ・ルブレフが最後の2枚を獲得することになったの。

3月に行われたインディアンウェルズ大会で、自身初となるマスターズ優勝を飾り、先月東京で行われた楽天ジャパン・オープンの優勝で、10月10日発表の世界ランクで自己最高位の8位を記録していたフリッツ。

昨日の2回戦では、この大会を最後に引退を表明している37歳のジル・シモンにフルセットで敗退。

シモンは試合後、今の気持ちを語っていたの。

「もう、明日はないと言う思いでどの試合も戦っている。これまでにないくらい、あちこちが痛い。文字通り死ぬ準備はできている。チャンスを掴むためにはしなければならないこと。回復に3ヶ月くらいはかかるかのよう。」

「フィリックスと明日対戦できるのは光栄なこと。彼は自分が最も好きな選手の一人だから。彼は世界でも最も素晴らしい選手でもある。彼との試合が最後になってもそれは全く問題はない。彼も今日タフな試合をしていたけど、自分は彼の年齢の倍だから、彼の方が早く回復するだろう。」

一方のフルカッチは、今週発表の世界ランクで18位とトップ20デビューを飾った19歳のオルガー・ルーネの前にストレートで敗退だったの。

ルーネは前日に行われた1回戦で、スタン・ワウリンカに3本のマッチポイントを握られるも、それをしのいで接戦を制して2回戦進出を果たしていたのよね。

フルカッチは去年、初めてツアー最終戦に出場していたけど、2年連続での出場とは行かなかったわ。

これで最終戦へ出場するのは、カルロス・アルカラス、ラファエル・ナダル、ステファノス・チチパス、キャスパー・ルード、ダニイル・メドベーデフ、フィリックス・オジェ=アリアシム、アンドレイ・ルブレフ、ノヴァーク・ジョコビッチの8選手。

今年も熱戦が期待されるわね!

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ハレプの身の潔白は?!

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元女子世界ランク1位のシモナ・ハレプから、禁止薬物が検出されて暫定的に出場停止処分になっているニュースは、世界中のテニス関係者やファンを驚かせてるわ!

そんな中、ハレプの元メディカル・コンサルタントのダナ・サフタ医師もハレプを擁護する発言をしいて、彼女なりの見解も語っていたの。

サフタ医師によると、ハレプはトロントで行われたWTA1000大会へ出場するために、トロントで8月3日と26日に受けた検査では陰性となっていて、その後USオーブン大会初日となる8月29日に受けた検査で陽性となったけど、禁止薬物のわずかな痕跡が残っていたとされたの。

サフタ医師は、ハレプから採取したサンプルに、何らかの手が加えられたか、ハレプの食事に薬物がこっそり陥入されられたのではとの見解を見せているの。

もちろん、そんな彼女の仮説は今後証明して行かなきゃならないんだけど、ハレプは日頃から口にする物には細心の注意をしていた選手だと言うのは、多くの関係者が発言しているのよね。

今後、ハレプの身の潔白が証明されることになるのか、この行方を追いたいわね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、メキシコの125K大会では、日比野奈緒選手が1回戦で、内島萌夏選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、中国人と組んだ内島選手がベスト4でした。

スペインの100,000ドルのサーキット大会では、土居美咲選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、インドネシア人と組んで第1シードの土居選手が準優勝でした。

オーストラリアの60,000ドル大会では、波形純理選手、岡村恭香選手、荒川晴菜選手が1回戦で、村松千裕選手、華谷和生選手、予選を勝ち上がった荒川夏帆選手が2回戦敗退でした。第8シードの本玉真唯選手がベスト8でした。ダブルスでは、第4シードの荒川姉妹がベスト4でした。

トルコの25,000ドル大会では、予選を勝ち上がった相川真侑花選手が1回戦で、松田美咲選手が2回戦敗退でした。

ギリシャの15,000ドル大会では、予選を勝ち上がった川村茉那選手が1回戦敗退でした。

男子では、アメリカで行われた53,120ドルのチャレンジャー大会では、ダブルスでスウェーデン人と組んで第1シードのマクラクラン選手がベスト4でした。

オーストラリアの53,120ドル大会では、予選を勝ち上がった高橋悠介選手が1回戦敗退でした。第6シードの野口莉央選手が準優勝でした。ダブルスでは、野口&高橋ペアーが準優勝でした。

チュニジアの25,000ドルのフューチャーズ大会では、予選を勝ち上がった平松晋之祐選手、脇田俊輔選手が1回戦敗退でした。

インドネシアの25,000ドル大会では、正林知大選手、予選を勝ち上がった中村錬選手が1回戦で、渡邉聖太選手が2回戦敗退でした。徳田廉大選手がベスト4でした。ダブルスでは、中国人と組んで第2シードの渡邉選手が準優勝でした。

アメリカはオクラホマ州の15,000ドル大会では、第7シードの菊地裕太選手が優勝しました。ダブルスでは、インド人と組んで第3シードの菊地選手がベスト4でした。

アメリカはフロリダ州の15,000ドル大会では、小倉孝介選手、予選を勝ち上がったヴィトゥンティエン・レオ選手が1回戦敗退でした。

トルコの15,000ドル大会では、坂本怜選手が1回戦敗退でした。

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ティエム&モンフィス、シーズン終了

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男子プロテニスの2022年シーズンのレギュラー・シーズンも、来週フランスはパリで行われるロレックス・パリ・マスターズが最後の大会となるわ。

でも、その大会を迎えることなく今シーズンに終止符を打つことを決めた選手が。

それは、長く続いた手首の怪我から復帰したドミニク・ティエムと、8月に行われたカナダのモントリオール・マスターズで負傷した足の怪我から復帰を目指していたガエル・モンフィス。

ティエムは来週のパリのマスターズ大会には、予選へワイルドカードをもらっていて、本人が希望したら予選への出場は可能だったの。

そんなティエムは、今年の3月にツアー下部大会のチャレンジャーから復帰したものの、その大会は初戦敗退。それからATPツアーに挑戦するも6大会連続で勝利を手にすることはできなかったの。

全仏オープン初戦敗退後には再びチャレンジャー大会に挑戦し、やっと1勝を飾ると、徐々に結果を出せるように。

そして、今月に入ってスペインのヒホン大会、ベルギーのアントワープ大会と続けてベスト4入りを果たして、本来のプレーを取り戻しつつあるティエム。

今週、祖国オーストリアのウィーンで行われているATP500大会では、2回戦で第1シードのダニイル・メドベーデフにストレートで敗れ、今後は来シーズンへ向けた準備に集中することを決断したんだって。

ティエムは「我々は、今後は来シーズンへ向けた準備へ、完全に標準を合わせることに決めた。」って大会会場でのインタビューで語っていたの。

そしてモンフィスも、祖国フランスで行われるマスターズ大会は欠場して、ティエム同様来シーズンへの準備に当てたいみたい。

モンフィスは今季、開幕戦のアデレードで優勝。全豪オープンでもベスト8と好調な滑り出しを見せたものの、5月のマドリッドのマスターズ大会後には、かかとの手術を受けて全仏オープンから芝のシーズン全てをスキップすることになってしまったの。

約3ヶ月のツアー離脱のあと、モントリオールのマスターズ大会で復したけど、3回戦途中で足を負傷して途中リタイア。その後は復帰へ向けて治療を続けていたの。

モンフィスは自身のSNSで「みなさん、こんにちは。今週のストリームで見ているとは思いますが、まだ自分はコートでの動きには制限があります。なので、パリでのマスターズ大会で去年のポイントを守ることは出来なくなりました。今シーズンを終了することで、来シーズンへ向けての準備に当てることにしようと思います。」と綴っていたの。

モンフィスは怪我の治療を続けてはいたけど、その中で嬉しいニュースも。

10月半ばには、奥さんで女子テニス選手であるエリーナ・スヴィトリナとの間に第1子となる赤ちゃんが誕生していたの。

来シーズンはパパとしてツアーに戻って来ることになるわね。開幕戦の連覇も目標になるだろうし、早く万全な状態でプレーできるように来シーズンに備えて欲しいわね。

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