あっと言う間に一日が終わりそして一週間が同じように過ぎ去っていく。
すると当然ながら一ヶ月も瞬く間に経過して、気がつくと今週で11月も終わりです。
何だか動く歩道に乗りながら辺りを見渡しているのに速く移動させられて、ゆっくりと景色も何も確かめられずに進んでしまっている、とでも言う気分です。
これで来週はもう師走に突入して、きっと「一年の過ぎ去るのがあっと言う間です」とか書いているかも知れません。
昨日みたいな今日、先週みたいな今週、そして昨年みたいな今年なんてことにならないように何か少しでも良いから変化をつけたいと思います。
もちろんそれは良い方向へ進歩するという意味ですから、テニスで言えばやはり出来なかったこと経験したことのないプレーやショットを身につけるということです。
たとえば僕の場合は最近のそういった目標というか進化のために何をしているかというと、サービスでターゲットを狙う際に2回つづけて当てるということにチャレンジしています。
これがなかなか難しいもので、短時間しか練習できない時には2回どころか下手したら1回も当てられないなんて情けないこともあり得ます
もうこの歳でしかもプロテニスコーチとして、あまりにもまるでダメみたいな状態は他人に見せられないし自分でもやりたくないと思いがちです。
だけどそんな不甲斐ないことを経てみると、実は意外に沸々とモチベーションがアップしてやる気が起きてくるもので、それこそがもはや上達曲線がフラットのままというスランプを打破するきっかけとなるのです。
競技力のみを考えたらテニスにも若いときにピークがあり、もうこれ以上は伸びない勝てないという限界を感じて取り組む情熱は一気に萎んでしまうことでしょう。
しかし、あくまでも自分自身で「テニスの技を磨く」ということを念頭において修練を積むという姿勢を持てば自らがやめてしまわぬ限りは終わりも限界もありません。
競技として他者との戦いに勝てなくとも、「昨日や先週、そして昨年の自分のテニスを超えようとする意欲の衰え」それに勝つことが出来るならば、決してやめることはないのではないかと僕は考えます。