最近よくギターの練習をしているのですが、これが一向に上達しなくてちょっと悩むこともあります。
でもやり続けていれば必ず向上するという信念が何とか支えてくれて、そしてほんとにごくわずかな進歩しか感じられませんがそれを喜びながら糧としてまた練習をしています。
何がその信念を生んでいるかといえばやはりテニスです。
かつてテニスを始めた頃のまったく打てなかった頃のこと、特にバックハンドなんて何度も(これは特別な才能とか身体の構造を持っていないと打てないんじゃないのか?)と本気で思ってもうバックハンドを打つことは諦めようかとさえ考えたものでした。
それが何千球、何万球と打ち続けているうちに何とか当たるようになり何かとても嬉しくて楽しい気分になって、それがまたさらに練習を続けられるようにしてくれたのでした。
ギターの練習は正にその(こんな指の動きは特別な才能がなければ・・・)と悩んでいるまっただ中なんです。
だからもしテニスでの経験がなかったらここでくじけてしまったかも知れませんが、少しでもやり続ければ絶対に向上させられるという自信を無くさないで済んでいます。
まぁそのテニスにしてもギターよりは少し上手にこなせるけど、まだまだこれから精進しないといけないと思ってはいるので、昼間はラケットを夜はギターを抱えて頑張っていこうと考えています。
努力して進歩を目指す過程そのものが「マスタリーロード」、つまりは「達人」なのだと最近に読んだ本で知りました。
何かの道を極めた人のことを「達人」と呼ぶと思いがちですが、どんな道でも人生の途上で極められるようなものでは真の道とは異質であり、したがって「極めた人」などは存在せず己が人生をかけて「極めようとする人」をこそ「達人」と言うのだそうです。
ということは命が尽きるその瞬間まで何かの道を追い求めた人のみが「達人」と呼ぶに相応しいということなのでしょう、テニスだったらコートでひたすらサービス練習している最中にバッタリその場で倒れて往生する!そんな人を「テニスの達人」と称するということなんでしょうか!?
だったら僕のようなものでもいつか「テニスの達人」と成れる日が来る希望はあるわけですが、その時には自分はもう何もわからないわけですね