子供の頃はいつも酔って帰って夜中にもかかわらず騒ぐ父の姿に閉口していました。
だから自分は将来そんなことを絶対にしないようにしようと固く誓ってきました。
そしてその決意はしっかりと今も守られています、半分だけ・・・
と言うのは「自分は酔って騒ぐようなことをしないぞ!」という「騒ぐ」ということに関しては決してしません、ですが「酔って」の部分については守られていないということです。
それについては、まぁ「酒を呑まないぞ」と誓ったわけではないので良いかなと考えていますがもう一つ困ったことで父に似てきました。
それは散々に呑んで帰ってきたくせに家でまた「飲み直す」ことです
これがそもそも父が家に帰ってから何だかんだとうるさく騒いでしまう原因だったので、その様子を見た子供だった僕は(なんでまた家でもこんなに呑むんだろ?)と疑問に思ったものでした。
でもそれと同じことを今は自分の娘に思わせているようで、試験前で必死に勉強する娘がダイニングに飲み物を取りに来たときに「まだ呑むの?」とあきれた顔をして言われてしまいました。
(あぁ、これはとてもマズイなぁ・・・)と思いつつ無言で微笑み返すしかありませんでした。
たぶんこうやって思春期の娘に父親は嫌われていくんだろうなと感じて、ちょっと困りましたが幸いにも僕には「娘にテニスを教えてあげる」と言う有利な外交手段がまだありました。
そう思うと(あぁ、またテニスのおかげで救われてしまった)と考えながら芋焼酎のお湯割を美味しく呑むオヤジであった・・・つづく、って何にだ?