月別アーカイブ: 2014年2月

脳機能とテニス

昨日のTBSテレビで4時間にわたる特別番組をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、最新の脳機能科学についてのとても興味のある内容でした。

そのなかでも認知症についての研究が進んでいて、いまや運動と脳機能について密接に関連のあることがわかってきたというのが非情に関心を覚えました。

というのも自身の母が軽度認知症からやや進んだアルツハイマーになりつつあるからです。

それで僕はもう5年ほど前からそんな母の症状を改善もしくは進行を遅らせるにはどうしたら良いかと調べていました。

すると昨日の番組で取り上げられていたように運動がとても効果があることを知り、週に一度だけでも80歳を過ぎた母に試行錯誤しながら身体を動かすトレーニングをしてもらってきました。

そのなかで運動前はほんとに五分前のことをまったく思い出せなくなっていた母が、ストレッチや軽いジャンプとランニングをして顔がうっすらと赤みが差すほどになると記憶力がわずかに良くなるということを実感していました。

昨晩の番組のなかでそうした運動効果を高めるには「デュアルタスク」、つまり運動に何かもう一つ作業を加えることで脳機能回復や向上がはかれるということでした。

そうなるとテニスというスポーツはデュアルどころか、走りながら相手のボールを判断してラケットの準備をそれに応じてこなしどこへどうやって打ち返すか瞬時に決断して打ち返すというトリプルタスク以上の作業といえます。

実際にテニスを続けている高齢にさしかかったプレーヤーにお会いすることがありますが、どの方もほんとにお元気で脳機能的にもひじょうに優れた状態を保持されています。

認知症予防と治療にテニスが果たすことが出来る可能性はとても大きいのではないかと考えられます。

だから僕は既に「認知症予防・治療のためのテニスレッスン」ということをことを未だ少しですが考えておこなっています。

それを実践していると、単にテニスで身体を動かすだけでは脳機能にそれほどの効果を与えられないということも判ってきました。

「単に身体を動かすだけ」、それはお気楽にストレスなくテニスを楽しめる半面あまり脳機能向上には寄与しないことでもあり、やはり本能の趣くままにプレーしているだけでは人間の高度な能力を磨くことは出来ないなと思います。

事実、そうしたお気楽なテニスしかしていない頃は僕自身が(あれっ、何か最近ものすごく忘れっぽくなったな?)と感じていましたから・・・

テニスを楽しみながらちょっと工夫してプレーすることで幾つになっても脳も身体も若々しく出来るなんて、こんな素晴らしいスポーツが他にあるでしょうか?!

やはりテニスは人類繁栄のための「至高の宝」と言っても過言ではないですね :03 にっこり:

 

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打法矯正

僕が歯列矯正を始めてから1年半以上が経過しましたが、かなり揃ってきて以前と比べたら別人のような歯並びとなっています。

しかし、歯科医の説明ではこの矯正装置を外したあとが肝心で舌の動きなどで歯を押す癖が直らないとまた元に戻ってしまうそうです。

歯並びが悪くなるのは顎が小さくてすべての歯が収まりきらないから前後左右にずれてしまうのと、舌の先で特定の歯を押してしまう習慣でどんどん動いていくというのが原因らしいです。

だからせっかく綺麗に揃って並んでも、そのどれかを舌で絶えず押したり触れたりしているとそこが元のずれた位置に戻り歯並びが乱れてしまう。

なかなか長年に身に付いた習慣は改まらないものですが、テニスでも同じようなことがあります。

それはせっかく身に付いたと思えるフォアハンドの新しい打ち方を、常に意識してしっかりとそれで打つようにしていないとダメだということです。

つまり、無意識で何気なくラリーなどをしている時に気がつくと以前の打ち方でプレーしていたりするわけです。

すぐに気がついて新しく身に付いた打法でやり直せばオッケーですが、しばらく休んだあとなどでは新しい打ち方の事をすっかり忘れてしまいずっと旧式?スタイルで打ち続けてしまう。

そんな時に若いコーチや画像で観たプロテニス選手のプレーを目撃したときに、(あぁ、そうだ今はこういうスタイルでフォアハンドを打つんだった、すっかり忘れていた :36 冷や汗: )なんて思い出して苦笑してしまうのでした。

歯の矯正では、装置を取り外してからしばらく主に寝るときに固定させるマウスピースみたいなものを付けるのですが、テニスの打法も固定安定化させてくれる何か装置があれば良いのですが・・・

「巨人の星」の大リーグボール養成ギプスみたいなもの?

それを身体に取り付けると正しいトレンディーな打球スタイルでしか動作できないように制限してくれるような装置というわけですが、本気で作れば可能ではないかな?

以前にボレーの打ち方をそうやって矯正してくれる器具を確かブラッド・ギルバートが開発したとネットでどなたかに教えて頂いて観たことがあります。

探してみたら「最新フォアハンド打法養成ギプス」があるかも知れませんね?!

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雪かきのトラウマ克服

一昨日の大雪のすごさはコートに積もった雪かきをすることで文字通り、身にしみて感じてしまいました。

脊椎分離症という腰の障害を持つ僕は過去に雪かきで数週間も動けなくなるという苦い体験があるのでいつもほんとに申し訳ないと思いつつ、雪かきは極力やらずに失礼していました。

しかし、今回のは少しでも手伝わないと終わらないのでは?とさすがに気になって覚悟を決めてコートへ出かけました。

最近はコンスタントに筋トレをしているのと、以前より練習できなくなって腰への負担が減っているので少しくらい雪かきしても大丈夫かなというのもありました。

ただ、やり出すとバカみたいに夢中でしゃかりきになる子供チックな性格の持ち主というのも「雪かきNG」の理由の一つで、なので昨日は自分に(あまり無理しないで腰に負担がかからないようにやるぞ)と言いきかせて始めました。

ところが久しぶりに仲間のコーチたちと共に汗を流しながら懸命に作業をするうちに何か熱い連帯感に突き動かされ、いつの間にか一番まずい動きであるスコップでのすくい挙げ作業を腰を入れてやってしまいました!

午前中3時間のあいだほぼずっとやり続けていたら最後の方で一瞬「ピシッ」って感じで腰に痛みが走り、(アッまずい :34 怖~い: )と青ざめましたがどうにか大事に至らずに済みました。

でもそれで我に返って(なんか皆ともう少し作業したいけど、腰を痛めたら1ヶ月くらい仕事できなくなるからやめておこう)と考えて終わりにしました。

それでも今朝は起きたときに腰が伸ばせなくて固まってしまったような張りがあって、ストレッチ30分してマッサージ機で30分ほどケアしてようやくまともに立つことが出来ました。

そして恐る恐る、テニスのシャドースィングをしてみると・・・

幸いにもその動作で痛くなることはなくて大丈夫でした、雪かきは気をつけてやらないとほんとに後で大変なことになりますから無理は禁物ですね。

まだコートに残った雪を除く作業を続けている皆様、ほんとにお疲れ様ですがどうか身体を壊さないように注意してください!

 

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白銀の世界と黄色いボール

これだけの大雪だとさすがに屋根付きのコートも稼働できず、今日はレッスンが中止です。

っていうか数十年ぶりの東京が真っ白く覆い尽くされて交通機関をはじめとした諸々のものが麻痺状態のなかで、何事もなくテニスしていて良いのか?と考えてしまう程の積雪です。

とはいいながらきっと完全インドアコートで雪の影響がないところでは無事に本日もつつがなくテニスのレッスンもプレーも出来ているのではないかと思いますが、それはそれで良いのではないでしょうか。

どんな悪天候で世間が騒然としていようが、そしてコートまで行く道のりが困難であってもテニスは欠かさずにプレーしたいと思ってくださる方々がいらっしゃることは実に頼もしい限りです。

どうぞ外の白銀世界で少しばかり騒ぎになっていることは忘れて、たっぷりとテニスを楽しんでもらえたらと思います、ただ帰り道で疲労した身体をうっかり滑らせて怪我などなさらぬようにくれぐれもご注意ねがいます :03 にっこり:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:24 | コメントをどうぞ

1レッスンで何歩いくのか?

今朝は多摩川の河川敷から富士山とその前に連なる丹沢山脈がとても綺麗に観ることが出来ました。

もう富士の山頂から下の見えている範囲まですっかり白い雪に覆われていて、丹沢の山並みにも白く積もった所があり冬景色の荘厳な気配を感じました。

そしてコートに行ってみると、そんな景色に相応しいものすごい低気温とさらに追い打ちをかけるかのように吹きすさぶ木枯らし!

薄いテニスグローブでは指先が悴んでしまい、何枚も重ね着してきた効果も襟元から忍び込んでくるような冷たい風には役に立ちません。

そんななかでも動き回るとちゃんと暖かくなってきて終わる頃にはうっすらと汗をかいているのですからテニスってやはり身体をかなり使っているスポーツなんだなとあらためて感じます。

まぁ今日は人数が少ないので一人当たりの運動量がいつもの1.5倍かそれ以上はありましたけど、万歩計をオンにしていた方が「今日のレッスンは8000歩くらいでした!」と教えてくれました。

あと2000歩で1万歩達成だったのかと少し惜しい気持ちがしましたが、その1レッスンで一日の目標をほぼクリアできちゃうなんて、かなりテニスは効率的な運動ですね。

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:33 | コメントをどうぞ

年取って衰えたらグラマーが良い

僕は皮膚疾患のために紫外線に晒される昼間の試合には出られず、一昨年の東京オープンを最後にトーナメントに出場していません。

そしてそんな日中にアウトドアでテニスできないことと、そんな制約下では相手もなかなかいないので最近はまったく自分の練習をしていません。

でもレッスンでテニスはしていますから、ある程度は今までと変わらずに打ったり走ったり出来るつもりです。

ただレッスンではあまり受けないような厳しいショットに対してはかなり劣化しはじめていて、例えば高速のサービスのリターンとかストロークでもバック側の深くて速いボールなんて飛んでくるとちょっと反応が遅れてしまいます。

それで出来るだけストリングを緩く張ってスイングをコンパクトで済むようにしてあるのですが、バックの深い高速ショットの打ち返しではラケットの重さが少し足りないかなと感じています。

左サイドのコーナーを突くようなスピードボールをショートバウンドのライジング、つまりハーフボレーに近いような形でバックハンドで打ち返すとストリングの緩さでわりと良い感じのボールを弾き返せるのですが、ちょっとそれが浅くなりやすいのです。

もう少しラケットの重さがあれば同じタッチでベースライン近くまで深く返球できるという感触があるので、こんど張り替えたときに錘を付けてみようと考えています。

そもそも重めのラケットを使っても疲労しないようにという目的で筋トレしているわけですから、今のグラファイト93が340g程度なのであと10か20グラム重くしてもそれほどの負担にはならないはずです。

こないだお客さんのチューニングしたラケットが350gくらいで、そのずっしりした打球感がとても気に入ったということもありますが先ほどのバックの深く打ち込まれた際の返球で抜群のレシーブが出来たのがすごく良かったのです。

だからホントはそのラケットそのものに変えてしまおうかと思ったのですが、それは契約外の他メーカー製品だったので出来ません。

それに同じようにチューニングしたら僕のグラファイ子の方がもっと良くなるのではないかと考え直しました。

本物の人間の彼女だったら今までよりも重くなったりしたら嫌ですが、ラケットの場合は少しばかりグラマーな方が良いです :24 ワハハ:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:18 | コメントをどうぞ

ダニエル太郎のダニエルは姓なのか名字なのか?

錦織のあとに続く世界レベルプレーヤーへの道にまた一人その頭角を表してきたのは、ダニエル太郎です。

ロイヤル・ガード・オープン・チリシングルス一回戦で元世界ランキング21位のトマス・ベルッチを破り、ATPツアー本戦での初勝利をあげたというのです。

名前から判るようにハーフの選手ですが、身長は190センチ近くありこの点では現在の世界のプロテニスプレーヤーとしてまったく遜色がない恵まれた体格を持ちます。

しかし、それだけの高身長でありながら体重が75キロほどしかないというのが未だフィジカル的には発達していく余地があり、その段階でも世界の強豪に打ち勝つパワーと身体能力を持っていることは大きな可能性を感じさせます。

これからの彼の活躍がとても楽しみで、錦織選手と共に日本男子テニスプレーヤーの世界への先導役としてきっと彼もまた良い夢を観させてくれることでしょう。

ところで、彼の名前についてですが「ダニエル太郎」と言うのは日本人の感覚としてはちょっと不思議に思うのですが・・・

つまり、ダニエルと言うのは姓ではなくて名字に使われるものではないのかなと思えるので、そうすると「ダニエル太郎」って日本的にいうと「次郎太郎」と名字が二つ続いた姓の無い名前みたいです。

でも女優のキャメロン・ディアスはキャメロンが名字なのに、映画監督のジェームス・キャメロンはキャメロンが姓になっているんです。

日本人的には姓に使われる文字と名字が同じと言うのはあまり馴染みがないので違和感があるけど、外国ではそうではないのかも知れませんね。

ただ問題は、もしもキャメロン・ディアスとジェームス・キャメロンが結婚してディアスが監督の姓を名乗るとしたら、「キャメロン・キャメロン」になってしまいますよね。

あれっ、何でそんな話しになったんだっけ?

そうか「ダニエル太郎」の活躍ついて書いていたのでした、ちょっと脱線しちゃいました、でもダニエル・ハンチュコバとダニエル太郎が結婚したらハンチュコバはダニエル・ダニエルになっちゃいますよね?

あぁ、またまた脱線しちゃいました :24 ワハハ:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 17:36 | コメントをどうぞ

雪が降っても半袖

雪が降るほど寒い所為か今日はやや体調が思わしくなくて、珍しく風邪でもひいたかなと思うような怠さと頭痛、そして何よりも眠気がひどくてたまりませんでした。

それでもレッスンでは寒いので自分が具合が悪くても皆さんに寒い思いをさせてはいけないと思って、メニューはかなりの暖まるバージョンを盛りだくさんでした。

するとそんな皆さんが元気に走り回って汗もかくほどの姿を見ていたらこちらまで何か体調が回復する思いがしてきました。

それで今日は絶対に休もうと思っていた筋トレに軽めで良いからやっておこうと考えてジムに行きました。

やり出すといつも通りに問題なく出来たので結局は普通にこなすことが出来て、朝の体調不良はいったい何だったんだろう?って感じでした。

筋肉バカには、やはり具合が悪くなったらベンチプレスが一番ですね。

そして筋トレをすると身体がとても温かくなるので、帰りはいつも冬でも半袖にジャケット一枚だけなのですがその恰好で表に出たらものすごい雪の舞い落ちる様に驚きました。

だけどそんな雪のなかでもまだ身体はポカポカと暖かくて、筋肉トレーニングって体調改善にも効くし寒さもはね飛ばしてくれて実にありがたいものだなと思いました。

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地殻変動的勝利の日本男子テニス

以前にも書いたことがありましたが、これがサッカーのワールドカップでの出来事だったらマスコミやファンの熱狂ぶりはどれほどスゴイことになっていただろうか?

もちろん我らが男子テニスの世界選手権デビスカップでの日本チームがワールドグループベスト8という快挙を成し遂げたことについての感想です。

少し前まではワールドグループに入ることすら叶わぬ夢という時もあったのに、それがベスト8進出です!!

ほんとに何か日本のテニスが大きく躍進し始めたな!と言う実感が湧いてきます。

世界の強豪と互角の戦いをすることだけでも感激してしまうのに、その大勝利をも獲得してしまうという爆発的な喜びを感じてしまいます。

なんか長年にわたってデビスカップで世界レベルの試合展開を日本が出来る日が来ることを願い続けてきた者にとってはほんとに冷静さを失う昂奮を覚えています。

もうこの先なにを書いたら良いかちょっとわかんなくなっちゃいましたので、最後に大和魂を込めた雄叫びを一発。

ニッポン万歳、錦織万歳、デ杯ジャパンチーム万歳、ほんとにありがとう!次も良い夢を観させてくれー!!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 14:56 | コメントをどうぞ

トラブルは解決したが新たな問題が・・・

こないだチューニングが上手く出来たと思ったお客様のラケットですが、打ったらまた異音がするということで今度は預かって実際にコートで試しに打ってみることにしました。

するとストロークをセンター部分でボールを捉えて打つ分には問題ないのですが、トップに近いところで打つと確かにひどい音と振動を感じました。

そしてサービスを同じくややトップで捉えて打ってみると、思わず近くにいた別のコーチが「うわっ、なんかすごい音がしていますね?!」と驚きの声を上げるほどでした。

でもその異音がどうして発しているかは打ってみてほぼ推測が出来ました。

チューニングするために何度かグロメットを外したり嵌めたりしたので、最後はきちんと収まらずにずれたままストリングを張り上げてしまいそのずれた箇所からのものではないかと察しが付きました。

それでしばらく打っているとズレが解消されて音がしなくなるかも知れないという期待が持てたので、何球かサービスを打っていると案の定しだいに音が収まってきました。

先ほどのコーチにも打ってもらうと「あれっ、もう全然さっきと違うみたいで普通になりましたね!」と彼も納得してくれたので僕も安心しました。

それでまた今度はストロークも打ってみましたが、もはやおかしいどころか(これメチャクチャ良い感じで何だか自分でも欲しくなってしまうくらいだなぁ!)って思いました。

おそらく元々すごく良いラケットなのでしょうが、チューニングすることでさらに打球感も素晴らしいし実際のボールの伸びがずっと向上しているのが目で確認できるほどです。

ありゃー、久しぶりにラケット浮気性が復活しそうでそれはちょっと困ったことです。

自分の契約メーカーのモデルに目移りしたのならば何とかなるのですが、他メーカーのモデルさんには決して手を出したりは出来ませんからね :36 冷や汗:

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