日別アーカイブ:

スクエアスタンスからの腰

『hiyopapa』 さんからフォアハンドの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原先生、こんばんは。
連投失礼致します。

フットワークからの流れで一つ質問させて下さい。
ずばり『スクエアスタンスからのフォアハンドでは、脚はどう使えば良いのでしょうか?』
先日の質問にあった『イスに座るように重心を落として、スイングにあわせて左足に乗って立ち上がる・・・』のくだりなど、イマイチしっくり来ないもので、ジュニアに指導するときも含めて教えて頂けますと助かります。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

腰が前を向き

自然に上体が前向きになって

腕が振り出され

インパクト。

 

この一連の流れがうまくできるなら

何スタンスでも構わない。

だけど

初心者がそれを自然にできるためには

スクエアースタンスが一番いい。

 

というのはこんな恰好から

打球方向に踏み込んでいくと

CIMG5649

左足がつっかえ棒になって

ついでに

少し腰を開いておくと

(左足を前向きに踏み込むのがこつだが)

腰や上体が自然に前向きに回る。

taijuuidou

(これは昔、私が解説した、テニスジャーナルの記事)

それを何度も繰り返して

上体の向きを身に着けることがまずは大切。

 

そしてその後で

オープンスタンスに入っていく。

aza1407

オープンスタンスは

この上体の回転を

わざと意識して作らなければならない。

だからスクエアーでコツをつかみ

打てるようになってから始めたいのだ。

 

とまあ、話が進んだところで

もう一度言うと

左足はつっかえ棒

身体を回すための方便

しっかり乗っかるための脚ではないということを

強調しておこう。

乗っかりかけて蹴っ飛ばすのだ。

 

ついでにこれは野球のホームランを打つコツでもある。

これが下半身パワーを上体に伝える一番の方法でもあるのだ。  テニス

 

次に

「椅子に座ったような姿勢から持ち上がる」 のは

昔、ビック・ブレーデンが提唱していたこと

下から上にこすりあげるトップスピンを

マスターするための方法として言っていたのだと思う。

日本では、アメリカン・テニススクール

というところで盛んに取り入れていたので

そんな教え方のコーチもいるのかもしれない。

 

だが、そのやり方で

強力なトップスピンを見せてくれるコーチもいないし

実際にトッププロはそんなことしない。

とりあえず

気にしない方が身のためだと思うが ・・・      テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 22:16 | 1件のコメント