ワウリンカの立ち位置

ジョコビッチとワウリンカが準決勝を戦っている。

現在1セットオール

あと3時間はやるだろう。

 

目立つのは

錦織との試合でも炸裂した片手バックハンド

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特にダウンザラインはきっちり

サイドラインから30cm位のところに決まる。

 

ちょっと下がりながらでも

クロスパスを決めるところもすごい。

 

じつは、つい先ほど

東戸塚校馬込コーチと話していたのだが

彼が言うには

「最近前に入る選手が多いけど、ワウリンカ、少し後ろじゃ ・・ 」

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そういえば

下がったところからのバックハンドが目立つ。

下がりながらというのも多い。

 

さて、片手バックだが

両手打ちに比べ

大きく振りやすいし

身体の動きをゆったり使って

腕に伝えやすい。

だからか

これを決め球に試合を組み立てる人が多い。

しぶといラリーから

突然のダウンザライン。

 

ガスケ、アルマグロ、ワウリンカ

20140421swbk

フェデラーのように

片手バックなのに

バック中心じゃない選手の方が

少ないような印象があるくらい。

 

考えてみれば

大きくフルスウィングに時間がかかるというのは

ベースライン近くよりも

少し後ろ気味の位置の方が

時間的な余裕ができて対応しやすいのだろう。

私の教えたことがあるジュニアでも

塀際からリターンを打つ選手がいたのを思い出す。

(そこからクロスにリターンエースなのだ)

 

当然、早いテンポなら

動きが最小限で済む両手打ちが有利

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フォアハンドに時間をかけ

バックの比重は最小限というのが今の主流のようだが。

 

それに対し

一見不合理な下がり気味ポジション

片手バックのフルスウィング

それはそれで十分魅力的

俺だけが自分の道を行くという

主流じゃないというところも面白い。

 

だけど結果を見れば

両手と片手

どっちが有利なのか?

 

それなりに拮抗している。

こんなところもテニスの面白さ、不思議さ。

 

実はワウリンカのラケットだが

ヨネックスの、ベクターコア ツアーG

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松原さんと同じラケットなのだ。

 

そんなこんな、言っているうちに

どうやら、3セット目はやられたらしい。

 

頑張れ、ワウリンカ。  テニス

 

 

 


カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:58 | コメントは受け付けていません。