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未完の大器

ジュニア選手のお父さんが

時折、お子さんにアドバイスというか

叱り飛ばしたりしているのを見かける。

 

「ちゃんと振り切れなくてどうする、ミスを恐れず振り抜け」

1603nisikori finis

子供は負けたくないので

エラーを恐れ

振りきれなくなっている。

 

将来、プロになることまで考えれば

ジュニアの試合で

びゅんびゅんと小気味よく振りきれるようでなくては

将来がない。

1604nisikorifor

ほんとにそうだろうか?

 

テニスというのは

ラインの外に打ってしまったら

一瞬にしてアウト

アウトしない範囲で

どれだけ相手をやっつけられるかというのが肝。

1603djokyokoback

アウトを気にしないで打てるような

無神経な奴が

いつか、アウトが収まってきて、勝てるようになるスポーツではない。

 

チャンピオンになるやつは

初心者の時から勝っている。

勝ち方を知っている。

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その場、その時の自分のレベルや調子で

簡単にはアウトしないテニスを選択できることが

一番最初に持っていなくてはならない才能なのだ。

 

初級者のころ

情けないボールをつなぎながらも

何とか勝っているのが

「未完の大器」

 

プロ並みのフルスウィングをして

いつか入るようになればプロ

と、思ってばかりいると

一生

「未完の大器」 鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:36 | コメントは受け付けていません。