ジャパンオープン1回戦の1番コート
オーストラリア、ダックワースのフォアハンド
ハードコートのせいか
大変シンプルなショット
参考になりそうなので
1秒10コマの連写で撮ったみた
カメラから目を上げたら
ウィナーになっていた
つまりスピードは十分に出ている
時間経過をはっきりさせたいので
13枚を等間隔にすべて張り付けてみた
1.2秒間のドラマだ
インパクト、0.8秒前 フォアハンドで打つことに決定、高めに構える
たぶん、ボールはまだネットの向こう側
インパクト、0.7秒前 面を外に向けるようにテイクバック開始
インパクト、0.6秒前
インパクト、0.5秒前 面は外向き 右足のつま先位置が決まった
インパクト、0.4秒前 ボールはバウンドしたころか
インパクト、0.3秒前 右足かかとの位置も決まって踏ん張る
インパクト、0.2秒前 右足かなり前向き、上体横向きでひねりが
面はほぼ後ろ向き
インパクト、0.1秒前 体重を少し後ろにかけながら
インパクト、直後 ここまで、0.1秒で振り出してヒット
上体は前向き、右足のかかかとが踏ん張って上がっている
腕に力が入り、ラケットヘッドは手を追い越していない
インパクト、0.1秒後 ラケットは上体の左横へ
インパクト、0.2秒後 上体は前向きよりも開き
伸びあがった身体は下がりつつある
インパクト、0.3秒後 ほぼ真横向き、180度回ってフィニッシュ
インパクト、0.4秒後 右かかとが上がって、次の動きへ
生で見ていた時は窮屈そうに見えていたが
写真で見るとちゃんと前向きになって回っている
上体、最後は左側にまで向いている
しかも、ウィナーの打球なのだ
たぶんクロスに、充分ぶんなぐれている
足は前向き上体をひねるだけのシンプルな打ち方
面は正確
姿勢は垂直で完璧
これ以上何が必要だろうか。