フォアハンドを教えていて
何度もぶつかる問題
ついつい
凹型ではなく、凸型に引いちゃう
そうすると
面が上を向く引き方になっちゃう
当然
振り出す時に被せなければならず
不安定さから抜けられない
これを何度でも直すわけで
お金をもらっているプロのコーチとしては
何度も収入の道があるわけで
助かるのだが
何度も同じアドバイスで
お金をいただくのは申し訳ない気持ちにもなる
何度も言われる人の方も
分かっている
なのに習慣にできない
脇を閉めようとして
なる場合もあるが
どうも
引き始めのタイミングがかなり影響しているようだ
結論を言うと
最初の引き始めが遅いから
ていねいに
黄色線のように引いていくのは
時間がかかる
忙しいときは
赤線にバイパスさせた方が間に合う
じゃあ
いつごろから引き始めるのかというと
通常のラリーなら
相手ボールをフォアで取ると決めたとき
ボール自体は相手のコート上
サービスラインを越えたかどうかという辺り
その時には
肩の線が横向きになりかけ
手の位置も
フォアハンドに向かって
動き始めている
そして
さんざん時間がたって (0.6秒後くらい)
ここへ来るのだ
しかし
相手と長い距離のラリーばかりとは限らない
リターンなら
相手がサーブを打って
1秒以内にリターンのインパクトだし
相手ボレーを打ち返す場合もある
短時間にテイクバック
それを
正確に決めてしまう鍛錬も必要だ
方法は素振り
相手ボールを想像し
小さくてもいいから
凹型テイクバックを決めること
この時に、「のめりこむ」
イメージが完全にできていることが大切
引き終わった途端に
捕まえたと感じ
振り終わった途端に
ガッツポーズするようなら、完璧と言える鴨。