日別アーカイブ:

ヘッドがグリップを追い越して加速?

『momotaro』 さんからの質問です

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ   松原コーチ、フォアハンドについての質問です。
以前、雑誌等では、フェデラーの写真を例にして、フォアハンドでは、グリップが球を指し、インパクトの際にヘッドがグリップを追い越して加速するというような打ち方を推奨していました。
この打ち方は、今では時代遅れなのでしょうか。
先日の全国高校選抜でシングルス優勝の菊池裕太選手もこのような打ち方だと思いますが、やはりトップレベルでないと推奨できない打法なのでしょうか。
菊池選手の写真

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

フォアハンドを打つとき

kei1607jf

振り出しの勢いで (ラケットヘッドの重さによる慣性力で)

ラケットヘッドの動きは遅れ

aerkei1506

ついで

手首の形を保つ意識と

腕の力により

ラケットヘッドが返ってきて

インパクトとなります

1604nisikorifor

トップスピンを多くかけるための上下のしなりも

同じようなものです

djok1604frsisei

この理屈は最新のプロの技術です

錦織もフェデラーもジョコビッチも

 

ここで気を付けないといけないのは

ラケット面を正確に保つこと

 

「インパクトの際にヘッドがグリップを追い越して加速する」

ということの誤解です

 

インパクトの際には

まだ

ヘッドはグリップを追い越しません

fede1604frimp

手首をぐにゃぐにゃにすれば

ムチのようなしなりで

追い越して打てるかもしれませんが

それでは

面がぐにゃぐにゃになります

 

ラケットヘッドが手を追い越していくのは

インパクトのかなり後です

 

手首のしなりは誰でも少しは使います

固める意識でも動いちゃいます

積極的に動かすつもりだと

動き過ぎちゃうことが多いようです

そしたら、エラーです

プロは手首をしならせても

面の上下向きを最低限保ちます

相当に力が入っているからできる技なのです

ジュニアや学生のトップも当然そうです

これには相当なセンスも要ります

 

私は

アマチュアは

手首を動かさないつもりがいいと思います

それで

必要なだけ自然にしなる

それ以上にできる自信のある人は

自己責任でやればいい

テニスは自分のモノ

スキズキですから

 

 

実戦的には

安定させて

安心して

思いきりぶんなぐるほうがいいと思っているのです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:16 | コメントは受け付けていません。