カテゴリー別アーカイブ: 年寄りのひとりごと

いくつまで強くなれるのか?

3丁目のフェデラー』 さんから年齢に関する質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつも質問に真摯に答えていただき感謝しております
申し訳ないですが、成長期について質問させてください
人により程度の差はあるにせよ、日々強くなりたいと思ってやっているわけですが、大体何歳ぐらい迄強くなれるのでしょうか?
自分が若い頃は35-40ぐらい迄が限界かと思っていましたが、今年で44になり、まだもうちょっといける気がしております
松原コーチはどのようにお考えでしょうか?

3丁目のフェデラーより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

成長期ですが

体力的な上限は30台前半まででしょうね。

ですから

技術的な上限に近づいているのなら

その上に体力的なレベルが上限に近いのなら

つまりあなたがプロレベルならということですが

体力的な限界が成長期の限界になると思います。

つまり、35歳くらいですね。

 

しかしアマチュアの場合

35歳で体力レベルが上限にいるとは限らない

むしろそんな人のほうがまれ

鍛えればまだまだ伸びる。

とまで、張り切らなくても

テニスを続けていれば

もうしばらくは

少なくても、保つことはできるはず。

 

技術的にもまだまだという人も多い。

こちらは伸ばす要素がいっぱいあります。

 

体力が保て、技術が伸びるなら

まだまだ、伸び盛りということ。

まして、このブログを読み

新しい技術を吸収すれば、まだまだ ・・・

 

まあ、その気になれば

55歳くらいまでは

若者を相手にしても

かなりいけるのではないでしょうか。

 

私自身はもう少し年が上

年齢リセット後、3年たっていますが

徐々に体力レベルは下がっていますが

まだまだ大丈夫ですし (と思い込んで)

技術的にはいまだにうまくなり続けています。

先週からはサーブがよくなったし

最近の半年間の

バックハンドの上達はすごいものがあります。

 

普通の人は、たぶん、50歳代になれば

強くなる成長期は終わっていると思いますが

年齢別の試合もあるし

クラブやサークル内で

どんどんうまくなって存在感を増していくのは

充分可能だと思います。

 

成長する要素はいっぱいありますので

工夫次第でまだまだ行けるし

自分自身がそう思い込んじゃえばいいと思います。  テニス

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:18 | 2件のコメント

サーブのグリップを変えた

サーブのグリップを変え

ますます上達してしまったので報告しよう

先週の土曜日のこと

サーブを打つときにグリップをたまたま

いつもより薄めに持っていた。

いいやと思いながら試しに打ってみた。

うまく振りきれ、スピンもよくかかって、いい感じ。

味をしめて、そのまま続けてみた。

肘にも負担がかからず、そのまま続けている。

 

実は私のサーブ・グリップ

コンチネンタルとは言いつつ、少し厚めに持っていた。

コンチネンタルからイースタン方向に

3分の1くらい行ったところ。

それを今回、普通のコンチネンタルか

もう少し薄いあたりか

そんなところで打っている。

 

グリップを変えると

慣れるのに時間がかかると思うかもしれないが

長い間にはいろいろなグリップを経験している

それと、ラケット面を感じながら打っていると

グリップを少しくらい変えても

インパクトの面を制御できるのだ。

 

今回の薄めのグリップに合わせるため

自然に回内を増やしている。

回内を増やすことにより

ラケットヘッドが今までよりも走って

ボールスピードがアップ

薄く当てやすいのでスピン量も増えている。

それと

最近打ち込みにくくなっていた

バックに持っていくサーブがよりライン際に狙えるようになった。

打球に関しては多分いいことばかり

しかも、肘にもいいみたい

手のひらを上向きにしたときに

肘の左端にある突起付近の痛み

回外を使ったリンゴの皮むきサーブで痛める部分

厚めのグリップでそんな動きになっていたのかもしれない。

それが肘を気にしないで打てる。

 

これでいいようなので当分続けるつもり

ますます上達してしまう。

どうしよう

伸び盛りの成長期になってきたのかもしれない。

 

グリップを変えたので、手のひらの当たる場所が変わり

薬指と中指の付け根にマメができて痛いのは秘密だ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 18:19 | 2件のコメント

準優勝だった

残念、錦織圭

惜しくも準優勝だった。

腰に来たようだが

そうとう疲労がたまっているのだろう。

試合を見ることができなかったが

話に聞く限り、サーブゲームをしっかりキープできるようになったし

リターンゲームでネットを取ったり

積極的にやっつけることができたようだ。

超エリートクラス

世界10位以内のテニスになってきたのだろう。

体力面が厳しいが

以前のレベルなら準決勝に到達したくらいで

限界だったのだろうが

今回フェレールにも勝ったし

ナダルにも先行することができた。

フレンチまで後2週間

上手く調整して、回復し

1週目を疲れないで通過してほしい

5セットマッチの連戦

毎日5つずつやっていたら

2週目に入ったらガタガタになっちゃう。

それでは、そろそろ調子が出てきたなと思っている

トップの3人とは勝負にならない。

勝ち方の技術とノウハウはつかんできたので

身体を整えて、ビッグ4に入れるようになってほしい。  テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:32 | コメントは受け付けていません。

優勝には

すごいやつがいる

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すごいサーブが来る

甘いリターンを返すと

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鬼のように打ち込まれる。

 

甘いサーブを打ち込んでも同じこと

鬼のようなリターンをぶち込まれる。

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勝ちたかったらそうさせないようにふるまうしかない。

 

男子プロなら

どんな試合もそうだが

1セット取るためには

5回のサーブをすべてキープして

5回のリターンゲームのうち、1回以上ブレークするしかない。

 

セカンドサーブでのポイント獲得率が30%ではどうしようもない

60%以上にしたければ

ダブルフォールトを少しくらい覚悟の上で

打ち続けること。

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出来なければ、1セット落とすだけのこと。

そして

相手リターンを即座にライジング攻撃。

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リターンゲームでは

サーブのコースにヤマをハリ

とにかくリターンをたたく

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ときどきはリターンでドロップショット。

リスクを負え。

 

叩いた後も

ネットへ出るか、ドライブボレー。

 

ゲーム、セット、アンドマッチ ニシコリ

6-3 0-6 6-4

できたら、カリスマになる。     テニス

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:47 | コメントは受け付けていません。

トップスピンの割合

フォアハンドだが

トップスピンの必要量はどれくらいなのだろうか?

 

体勢のいいときはフラット気味に打ち

苦しい時やアングルに打つときはスピンを必要なだけかける。

プロはこんな風にやっていると思っている人が多いかもしれない。

 

だが

実際は、大抵のボールをトップスピンで打ち

よっぽどの時だけ、スピンを減らす。

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こんな体勢だと、むしろ一番スピンの少ない時かも

スピン量が多いのは

フラットに叩くエアーケイが看板の錦織ですらそう。

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ナダルのようにどんな時もほとんどスピンを減らさない人もいる。

それほど

プロにとってさえ

フラットに打つのはリスキーで勇気の要ることなのだ。

 

松原さんの場合

スピン量の多い人と思われているようだが

最近は年をとったのでずいぶんとおとなしくなった。

あくまでも自分の感覚だが

普通の男性相手のラリー練習では

エネルギーの30~40%がスピン

60~70%が前に飛ぶ力と思って打っている。

 

ところが試合だと

60~70%がスピン

45度以上の角度で振り上げ、こすり上げ

感覚的にはほとんどスピンにエネルギーを使い

ちょっと余った分で前に飛ばすつもりなのだ。

それでも、若いころに比べればはるかにスピン量が減っている。

おとなしくなった年寄りにしてからがそうなのだ。

若いころは80%以上と思って打っていたこともあるのだ。

 

じゃあ近頃の若いもんはどうだろう?

私が気にしている、「若いもん」

西岡良仁

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ダニエル太郎

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打球直後のボールとラケット面の高さの差

そこからスピン量の多さが伝わってくる。

近頃の若いもんもなかなかやる。

 

「スピン量を増やしたらスピードが減る」 って?

スウィングスピードを上げて

半分以下のエネルギーでも充分なほど

めちゃくちゃ早くすればいい。

えっ、「それじゃ疲れちゃう」 って?

タクサン練習して

タクサン飯を食いなさい。

nadal1404

 

きっとナダルはそうしている。    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:40 | コメントは受け付けていません。

守備力を向上させる方法

『くまときりん』 さんから感想と再度の質問が

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答えいただきありがとうございました。

押せ押せの攻撃力でダブルス、手堅い守備力でシングルスということですね。

シングルスの草トーでこれといって武器になるショットがあるわけではない人に負けてしまうのはこういうことですね。
守備力が最大の武器なんですね。

効率的に守備力を向上させる練習法ってありますか?

くまときりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロの場合、「押せ押せの攻撃力でダブルス」

アマの場合、「手堅い守備力でシングルス」

でしょうね。

 

アマの場合、中級者以下なら

ダブルスでもロブのシコリ勝ちがあると思います。

プロだと

デルポトロや、ちょっと前の人、サフィンなど

イケイケ攻撃のシングルスの強い人もいましたよね

だけどちょっとつまずくとポロッといく。

安定して勝ち続けるには

やはり、少しは粘りが必要なのでしょうね。

1404nadal

攻撃して、いいボールが入ると

チャンスボールが来る (来ちゃう)

ダブルスだと

パートナーがボレーでポトリ。

シングルスだと自分で決めなければならない。

それだけ、シングルスだと

攻撃に腕前が必要ということです。

だからアマの中級レベル以下だと

チャンスボールを決めきれないので

シングルスはシコルしかない。

プロの場合は

甘いボールを打ったら決められちゃう。

だから相手のプロもそれなりの攻撃力が必要なのですが

守備力があって、なかなか甘いボールを打たないプロに対し

無理に仕掛けて自滅してしまうことがプロでもある

ということだと思います。

 

さて、 「効率的に守備力を向上させる練習法」 ですか?

練習法としては、振り回しですね。

それとも、スパニッシュドリル

前後左右、4か所に球出ししてもらい

ひたすら動いて打つ。

 

しかし一番大切なのは、「勝ちたい心」

どんなに苦しくても

ひたすら、相手コートに返し

シコリ抜く。

「おまえ、そうまでして勝ちたいか?」

と言われたら。

「どんなにかっこ悪いことをしてでも勝ちたい」

と平気でこたえられる心です。

djok1403bs

いま、うまくなっている人

プロになっている人

みんな、初心者の時は

相手をシコリ倒して勝っていたはず。

そう、初心者のころから勝っていたはずです。

そうまでして勝ちたい人じゃなければ

プロにはなれない。

nadal1404guts

守備力を向上させたら、勝てるのではなく

まず、勝つのです。

走って拾って、ボールに食らいつく。

そのうちに、守備力の向上に気が付く。

 

このことに関してだけは

効率的に向上はありません。

「どんだけ、勝ちたいのか?」 です。

 

気合です。   テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:14 | 2件のコメント

ダブルスプレーヤー

まもなく、デビスカップ、対チェコ戦。

2日目のダブルスは重要

日本最強の、勝てるダブルスペアーは?

 

ダブルスプレーヤーとしての持つべき資質

シングルスと比較して、何が必要なのだろうか?

今日はダブルスに対する私流の理解を知ってもらいたいので

デビスカップチームの監督になったつもりで

選手を選んでみる。

はたして皆さんの予想と当たるでしょうか。

 

さて、ダブルスに必要と思われる要素ですが

ボレー

スマッシュ

コンビネーション

協調性

トリッキーな技

気合ダーっ

この辺が予想されるところでしょうか。

 

ここで、ちょっと見方を変えてみます。

試合として、勝つために、どうなればいいのか?

 

自分のサーブをキープする

パートナーのサーブをキープさせる

自分のリターンからポイントを取る

パートナーのリターンからポイントを取る。

 

そう、その通りでしょう、コレで4-0です。

だから、これに必要な能力が高ければ勝つ。

 

実は、ジュニアや学生のそれなりレベル以上、プロの試合もですが

特に男子なら、3本以内に決まることが圧倒的に多い。

3本とは

サービス、リターン、ボカン、の3本。

ボカンはスマッシュだったり

ポーチだったり

ファーストボレーのぶん殴りだったり。

 

1本目か3本目で決まるということは

サーブ側がポイントを挙げたということ。

 

リターン側がポイントを取るとすると

2本目のリターンでやっつけるか

4本目でポーチするか

そしてそれ以上に展開したら

後はドサクサ。

 

ポーチが決まると

コンビネーションがいいような気がするが

それは勘違い。

相手を圧倒するショット、プラス

ポーチをする人の個人技なのだ。

だから、ポーチが上手い人はダレとでも組める。

 

結論を言っちゃおう。

ダブルスに勝てる人は

サーブが強力でキープできる人

リターンが上手くて、サーバーをやっつけられる人

プロならポーチは当たり前だし

スマッシュも当然。

つまり、サーブとリターンだ。

 

日本チームでコレを全てできるのは、すごいのは?

伊藤竜馬、錦織圭、添田豪の3人。

特に伊藤竜馬のリターン力は素晴らしい。

itoubs1403

サーブも200km/hを超える

錦織圭、添田豪がシングルスなら

伊藤竜馬をダブルスからはずす理由はないと思うが

どうだろう。

 

初日のシングルスが終わって

錦織圭のスタミナが余っていたら

伊藤竜馬、錦織圭、のペアー。

錦織圭が疲れていたら

伊藤竜馬、添田豪、のペアー。

1403tatumafr

添田豪をイイカゲンに考えているように見えるかもしれないが

ちょっと違う

彼はいつでも、3日間でもいける人なのだ。

だから困ったときは、添田豪なのだ。

 

まあ、私としては責任も何もなし

選手の将来性やチームの都合も考えていない私の考え。

選手のコンディションなども把握している

上田監督と同じじゃないかもしれない。

 

私の、ちょっと偏っているかもしれない

松原コーチのダブルス論なのだ。

あなたの予想と同じだったろうか?   テニス

 

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:42 | コメントは受け付けていません。

風が吹いたら

桶屋が儲かる

という話ではなく

風が吹いたら。テニスが難しくなるという話し。

 

昨日、大学の後輩の合宿に参加

2時間走って、九十九里の白子町まで行ってきた。

 

午前中は女子が東京の大学との練習試合だったので

その観戦と試合後のアドバイス。

しかし、すごい風。

ライン沿いに打ったボールが2m以上もそれたり

スマッシュしようとしたボールが前に落ちたり。

 

その中でさすがにうちのナンバー1

風など気にしていないかのように

平然と   (のように見える)

打ちまくり

単複ともあっさりと勝利していた。

 

さて、風が吹いたほうが打ちやすいという人はいない。

風が吹いたら打ちにくい

こんな風だととても勝てない、という人が多い。

こうゆう人は風をとっても気にする。

 

でも、ホントは一番風を気にしている人

一番風のことを考えたのは

さっきのナンバー1

昨年夏、北海道学生の単複チャンピオンだ。

「風でボールが止まるかも」

「風で左に曲がるかも、だからフォアでなるべく取ろう」

「相手も打ちにくそうだから、ポーチに出よう」

「突風もあるから脚を止めないように」

実は、本人に聞いたわけではなく

まったくの私の推測。

でも、あれだけ平然と、対応できていたのは

当然、このくらいは考えていたはず。

 

もちろん、「いやだ、イヤダ、嫌だあ」 と

彼女以上に考えた人はいたかも。

風が吹いたほうが打ちやすい人はいないはずで

自分だけが打ちにくいのではない

すべての人が

自分の最高のプレーよりも落ちるレベルでのプレーになる。

だから、ここでの課題は

プレーレベルの落ち分を以下に小さくできるかだ。

少ししか落ちなければ

がたがたになった人には簡単に勝てる。

 

具体策としては

風の影響をしっかり認識して、予測しておくこと。

風上だったらボールが止まるかも

風下ならロブはアウトしない

サイドへの曲がりはこれくらいだから ・・・

などなど

対策をしっかり頭に入れておき

心の中でイメージトレーニングしておく。

そして、エンドを変わるごとにイメージを更新しておく。

 

ちゃんと考えていない人ほど

「風で伸びてきたり、止まったりして、打てなかった」

なんて言う。

でも、同じエンドで、伸びてきたり、止まったりはしないはず。

必ず、ちゃんとした傾向がある。

 

そして試合前にこうつぶやこう。

「風が強いから、私の勝ちだな」

そして試合後にこう言ってあげよう。

「風が強くて実力が出せませんでしたね」  台風

 

 

さてさて、合宿、その後

午後は動きながらストロークをこなすフットワーク

サーブのテンポとコースの狙い分けをじっくり

2つだけに絞って指導してきた。

 

テニスが終わり、最後のトレーニング。

そういえば写真を撮っていなかった

夕焼けを背景に、コート2面分を横に、30mほどのダッシュ

 CIMG2789

もちろん松原さんはパス。

ヘロへロ状態でストレッチ

 CIMG2794

夜のミーティングで

先輩からのありがたい話を30分ほどして

横浜への家路に着いた。

タイヤも替えたから高速も怖くない。

そういえば

こんどのマランゴーニ

かなり静かなタイヤだ。   車 (セダン)

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

小手先と良いフォームの順番

テニスコーチというのは

自分の生徒さんに、美しい、一流のフォームで

ボールを打ってほしいと願っている。

だから、どうしてもフォームチェックにこだわりがちだ。

だが,ここに落とし穴が潜む。

 

良いフォームなのに

コントロールできない

タイミングが難しい

結局試合にならない

小手先なテニス、自己流な人に負けてしまう

ちゃんと教わったのに、そんな人が多いのだ。

 

これはコーチ自身が

自分が育った過程を忘れてしまっているため。

 

コーチになるような人は

初心者のころから普通レベルではない

自分はかなり出来ると思っていたし

最初から、どうしたらボールに当たるかなんて考えていない

当然当たるのだ。

そしてとりあえず

「小手先でもいいから

ボールをコントロールして

ラリーを始める。」

kimk140303

次に威力のあるボールで

コントロールして打つために

良いフォームを身につけるべく練習する。

 

だからコーチにとって

テニスの練習とは

「良いフォームでいいボールを打つこと」 なのだ。

 

だから

良心的なコーチは

「良いフォームでいいボールを打つこと」

をしっかり教える。

なのに、生徒さんは上手くならない。

上手くなったようなのに勝てない。

 

コーチは自分が初心者だった時に

最初にやったことを思い出してほしい。

とりあえず

「小手先でもいいから

ボールをコントロールして

ラリーを始めた」  のだ。

 HeninBS1403

だから良いフォームになりつつも

まだ良いフォームになっていなくても

ボールをラケット面で捕らえながら

面感覚を持ってコントロールしていた。

そして、それなりに勝ってもいたのだ。

 

だから良いフォームになってきたころには

ボールとの位置関係もよくなったであろうし

ラケット面でのボールの捕まえ感も感じながら

打てるようになったのだ。

 

だから

「小手先でもいいから、ボールをコントロールして、ラリーを始める」  

ことのほうが先だし、大切、大前提。

 kimkurai1403

センスのあったコーチは、その過程を勝手にやったのだが

勝手にはできない人のほうが、普通人には多い。

 

だからコーチは意図的にそれを教え

自然にそうせざるを得ないドリルを工夫して

実用的なテニス

勝てるテニスを教えなければならないのだ。

 

「小手先でもいいから、ボールをコントロールして、ラリーを始める」 

その能力はコーディネーション。

協調能力というのだろうか

ボールとラケット、自分の小手先を合わす

良い場所に動く

そんなコーディネーションの能力を身につけた人が

しだいに、良いフォームを獲得していき

上手なテニス、実用的なテニス、勝てるテニスな人になるのだ。  テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:11 | 2件のコメント

両手打ちに向いている子は

両手打ちのフォアハンド

向いている子は

両手打ちが好きな子

のびのびと、スムーズに、バシット打てる子

考えてみれば、こんな単純なことなのではないだろうか。

ayumim1402cc

両手で振るのに

ラケットの重さや長さを感じ取れ

最適な力加減やタイミングを感じ取れること。

どうやったらそれがわかるのかというと

すごく滑らかにスムーズに振り切れていること

それで片手で打ったら考えられないほどのボールが打てるなら

両手打ちが向いているということ。

 

考えられないほどのボールとは

スピードもそうだし

コントロールも

絶対的なスピードが速くなくても

コントロールにメリットが出せるなら

思い切って打てる分だけ実戦のボールは速くなるかもしれない。

スピードにしてもあくまで相対的なもの

その人にしたら速いのであれば

両手打ち、採用の理由には充分かもしれない。

ayumimorita140228

身体に負担がかかるという人もいるけれど

それは大抵、片手打ちしかしたことのない人の言葉。

その人がやればもちろん身体を痛めるかもしれない。

でも、両手打ちの重さ、長さに対応できていれば

そして、そのスウィングになれて

予定通り、ストレス無く振れるなら問題はないはずだ。

世の中の女子プレーヤー

ほとんどの人はバックで両手を使って打っている。

だからといって、特に最近の子にケガが多いわけではない。

 

左手がフリーじゃないので

バランスが取りにくいのでは、という人もいる。

それも大抵、片手打ちしかできない人の言葉。

両手バックの女の子たちは

全身の身のこなしでバランスをとり

特に困っているという話は伝わってこない。

 

結論を出そう

両手打ちが心地いいなら

メリットのあるボールが打てるなら

両手打ちを続ければいい。

上手くいっていることを

わざわざ壊す必要は無いと思う。   テニス  

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:53 | コメントは受け付けていません。