カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

フルタイムトップスピン

ストローク

特にフォアハンドだが

フラットを基本に

必要に応じてトップスピンをかけられると

とても便利

 

だが

そんな都合のいいことは現実的には無理

 

フラットとトップスピンを打ち分けることは

できるが

それはトップスピンの方をメインにしたとき

 

基本的に

フルタイムトップスピンなのだ

kei1608ff

そして

余裕のある時

姿勢も完ぺきに

しっかりボールを捕まえて

高い打点で打てるとき

その時に限り

回転を減らし

上から叩き込む

それがフラット  (これはちょっと過激な奴だが)

kei1607jf

プロのフラットとは、回転の少ないトップスピンショット

プロならだれにでもという技術ではない

それができるプロもいるし

それをしないで、安全第1

全て、ヘビートップスピンというプロもいる

rfsimp1604

プロの基本は

トップスピン

いや、ヘビートップスピンか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:24 | コメントは受け付けていません。

トップスピンのご利益

何のために

特にフォアハンドでトップスピンにするのかというと

当たり前だが

スピンでボールが落ちて、アウトしにくいから

もう一言付け加えると

試合で安心して打てるから

nadalff1606ff

フラットに打った方がスピードが出ることは間違いないし

エネルギー的にも効率的だ

だが

スピードが出るのは練習中のこと

 

試合になって

アウトが怖くなれば

常にフラットでフルスウィングというわけにはいかない

フラットしか打てなければ

こわごわと

ビビるケースも多くなり

結果スピードを出すわけにいかなくなる

 

ビビったフラットよりは

スピンでロスしても

トップスピンのフルスウィングの方が強烈

1610djokgup

だから男子のプロたちは

強烈なトップスピンを使うのだ。

 

それと

強いプレッシャーの下では

中くらいのスウィングよりも

フルスウィングの方が何倍も気楽だ

 

またかと言われても

何度でも言う

強烈なトップスピンが

プロのテニスの基本なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

面が上を向くのは

『れねしす』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  こんにちは。
松原コーチが常々おっしゃている今回の話。
娘に実践しようとしているのですが、どうもうまくいきません。
時計の文字盤でいうと7・8くらい(松原コーチの面の向きを描いた画像でいう2つ目の青い線)まではいい感じなのですが、
そこから、あまりラケットが下がらないで、肘を曲げながら、外旋しつつ、インパクトを迎えてしまいます。まさに、本文中の「インパクトで面は上を向く」の説明で張ってある画像な感じのインパクトです。更に細かく言えば、画像よりも、もう少し下でボールをとらえ、ラケットヘッド側がだらんと下がり、力が入りづらい状態です。打点を高くしても、肘や手首が高めになるだけで、ラケットヘッド側がだらんと下がってしまいます。ヘッドも走ってないんですよね。
本人も気になっていて、ずっと、変えようと努力しているようですが、なかなか。 なんか、コツないですか?
毎度毎度、長文で申し訳ありません。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

この写真ですよね

hurikofor1409

振り子で振り

打点が写真のように前でとらえれば

いやでもアッパースウィングになり

垂直に近い面になると思います

腕が伸縮すればべつですが

 

思うに

振り遅れて

打点が遅いのではありませんか

例えば、もう一つ左の青線辺りでとらえている

 

そうすると、ラケットヘッドが遅れる

そのままでは

逆クロスにサイドアウトになっちゃう

面を前に向けるために

ラケットヘッドを出す必要がある

そのために

腕が外旋し、回外し

ついでに面が上を向く

ラケットヘッドはさらに垂れ下がる

hb05i

たぶん

この写真よりも打点はもっと後ろではないでしょうか

 

実は結構うまい人でも

振り遅れると

スウィングが前半はダウンスウィングなので

面を作るためにスライスになるのです

 

さて

矯正法ですが

打点を前、早目にする方法です

そうそう

彼女はまじめな性格ですか?

 

そうだとすると

ボールをしっかり見ていますね

打点まで見ていると必ず

振り遅れますよ

 

さて

上体はしっかり前向きにする

手首は写真のような角度でしっかり固定

 

打点に最初から面を作って出しておき

短めに、浅く出したボールで当ててもらう

次にちょっとだけ引いて、スウィングして当てる

徐々にスウィングを大きくしていく

 

少しできたら

素振り

大きく引いて

ボールを (打球の線を) 想像して

手首を固定した状態のまま

ジャストミートの素振り

 

本人がジャストミートしたと言ったら

(本当に想像していれば、わりとすぐ言うと思いますが)

本当のボールで打ってみる

 

これで

うまくいくと思いますが。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:23 | 1件のコメント

もう一つの面ひっくりかえり

フォアハンドで面が上を向いてしまうケース

もう一つありましたね

1610djokftb-tekubi

ジョコビッチのようにラケットヘッドを遅らせて引いた時

(手首の角度を動かさなければ、赤い線のところにラケットが来るはず)

手を前に出して振り出す時に

ラケットヘッドが遅れて

その後加速して出てくる

その時

前腕が回外し

面が上を向く

 

上を向いたらダメなわけで

上を向かないように

面を感じながら、面ふせ状態のまま

ラケットヘッドを遅らせる

 

これを実現するためには

面を感じることと

支えるための握力が必要

なので

女子プロには少ない

azarenka1604fr

それともラケットヘッドが立たない

フルウェスタンのグリップでやるか

Kei Nishikori

どちらかですね。 テニス

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:44 | コメントは受け付けていません。

フォアの面を安定させる

『おさむ』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  はじめまして、おさむともうします。
いつも松原さんのブログ記事「フォアハンドの構え方」興味深く拝見しております。
一つ質問させてください。
私はフォアハンドでフォワードスウィングの途中で面が一度上を向くことに悩んでいます。
きっと松原さんのおっしゃる、面がとっちらかる状態かなと思います。
松原さんは記事で筋力不足を示唆されていますが、どの筋力を鍛えれば面の安定につながるのでしょうか?

おさむ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「フォアハンドでフォワードスウィングの途中で面が一度上を向く」 のは

もしも

しっかり下向きに引かなければ、自然なことです

ラケット面は前に振るにつれ

徐々に面が上を向いていきます

だから

huriko-3tb

テイクバックは面を下向きか後ろ向きに引く

どれくらい下向きかというと

徐々に上向きになっていき

ちょうど

「インパクトで垂直が作れる向き」 になるくらいです

 

(後ろで下向きになっているか確かめてください)

hurikofor1409

インパクトで垂直の時の肩関節の向きを保って

凹型に弧を描いて引く

そうすれば

真後ろまで引いたところで

huriko-3tb

ラケット面は下向きというか後ろ向きというか ・・・

jituyou1411

こんな形から (インパクトに垂直を作る形)

黄色い線のように

「肩関節の向きを保って」

内旋も外旋もしないで引くということ

柔らかく言うと

肩関節をひねらないで引くこと

そうすれば

凹型に弧を描いてスウィングすることで

スインパクトの垂直面は

何もしなければ自然にできちゃう

だから

フォアハンド得意なプロはこんな構えから始める

kamae1607

この角度から始めれば

細工なしでインパクトは垂直なのです

 

逆に

下向きではなく垂直面で引き終わって

腕をひねらず

素直に

凹型に弧を描いてスウィングすれば

インパクトで面は上を向く

hb05i

それだけのことだと思います

なぜ引いたところで垂直または上向きになるのかというと

jituyou1411

赤色の線のように、腕を外旋させて

凹型ではなく凸型に引いて

面が垂直化上向きになる

1411ngtb2

または

本人のやろうとしていること、持っているイメージが

最初から

引いた面が垂直面だったり (昔の打ち方)

しているのではないでしょうか

 

腕の力?

このことについては、関係ありません

面が自然に垂直になるのであって

力の大小ではありません

手首の角度を保つのに最小限以上の力がほしいとか

センターを外してもぶれないとか

力が大きいに越したことはありませんが

本質的な問題ではありません

小さな子でも女性でも

私の言っている引き方なら

力のない人でもうまくいっていますし

ちがう引き方だと

お相撲さんやプロレスラーでも難しいと思います。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:35 | 2件のコメント

腕は十分に振る

どんなふうに身体を使おうと

スウィングに長さがないとスピードが乗らない

CIMG3262-0.2

真後ろまで十分に引けている

ラケットは充分走って

CIMG3264+0

例の、つま先は前向き

肩の線は横向きから前向きに動いた見事なショットなのだが

必要なだけ、最小限だがしっかり身体をつかえている

でも

現場で、肉眼で見たときは

腕だけで打っているような感じ

 

下半身が最初から前向きなせいか

横向きを作ったことを感じさせないのだ

 

だがラケットは充分な距離を走っている

長さが効いている

だから素晴らしい打球が打てている

 

ラケットの動く距離を充分にとることが大切

 

そして、それは腕のスウィングで

djok1611f

 

ボールのタイミングと合わせて

腕のスウィングに

しっかり時間をかけることが必要

kk1505fk

そしてその時

kimrsf1505

身体を使う分は必要最小限にするのが

ミスする理由を少なくするのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:37 | コメントは受け付けていません。

まずは腕を振る

先日のコーチ研修会

まず強調したかったのは腕を振ること

いや、極端に言うと

腕だけで打つつもりで

 

フォアハンドでインパクトは前向きで

djok1611frsisei

だから

スウィングのスペースができて腕が振れる

スマッシュも

soeda-sm

インパクトが前向きなのは

腕が振りやすいから

 

うんとヒマがあれば

横向きから前向きの動きを使ってもいいが

ヒマがなければスウィングの間、ほぼ前向きのままでもいい

 

どちらも横向きになりすぎて

前向きになれず

大幅に、威力ダウンという人が多いのだ

 

ヒマがいっぱいありそうなサーブでも

nadal0604sr

プロはけっこうシンプルだ

 

世の中のテニスコーチは

サービス精神が旺盛

お金をもらったからには

あれもこれもといっぱいオプションをつけてくれる

「しっかり横向きから」

「ロブを左手のさらに左に見て」

「膝を曲げて、全身パワーで」

「思い切って振り切りましょう」

「アウトを恐れずに」

「それだけ打てれば、いつかすばらしいテニスになりますよ」

 

いつかは200年後くらい鴨

 

そろそろテニスを簡単にしませんか。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:30 | コメントは受け付けていません。

フォアの引きを小さく

フォアハンドの振りが実戦で間に合わない

だから

テイクバックを小さめにする、という人が結構いる

 

これは悪いことではないのだが

小さくする方法を勘違いしている方が多いようだ

 

小さくする、イコール、腕を縮めると考えると違ってしまう

基本的には大きなテイクバック

大きなスウィングと同じ形に引かなければ

スウィングの形がおかしくなり

エラーになってしまう

 

小さくするとはこうゆうこと

フォア引き方

緑色線からから黄色線へ

大きくスウィングするのを

赤い線でショートカットする

 

だから

勢いは減っても、形はキープ

ボールは正確に打てるのだ

 

これ、本当は大きなスウィングの動画を切り取ってみたもの

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リターンなどではホントにこうなる

 

世界一小さなテイクバックのプロは 伊達さん

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この後ろに大きなテクバックがあっても

つながる形

 

具体的なポイントだが

脇が開いているのがホント

脇が閉まった縮こまったテイクバックではないのだ

 

腕が縮こまり、脇が閉まるとインパクトまでに加速できない

それだと

何とか急いで加速するために

腕の外旋で肘から先だけを振るようにして

どんどん不安定になってしまう鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

トミーでのフォアハンド

11月9日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

今回は3人の皆さんに参加いただいた

CIMG3503

写真にするとちょっと寂しい

その分一人分はうんと濃いのだが

 

さて先日のフォアハンドの踏み込み

つま先や膝の前向きはこのテニス塾を意識してのこと

1610djousiro

やはり効果はてきめん

インパクトで前を向くのがずいぶん簡単になった

もちろんスピードはアップするし

安定度も上がる

 

ところで前向きはもちろんだが

今回、最初にやったのは

大きく引くことと

スウィングのテンポをゆっくりすること

 

皆さん

テイクバックに入るのが遅いのでスウィングの時間が取れない

そこで振り遅れる

急ぐために、外旋して引く

実戦的を意識しすぎてテイクバックを小さめに

小さいのに遅れるという悪い連鎖に陥っている

そこで

先に、大きく引いて待ってもらい

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早目にスウィングを開始し

ゆっくりと振ることから始めた

ちなみに上の写真は

動画撮影の時は3~4mほど向こうでバウンドしたころのモノ

 

安定してしかも強力に打てることを認識してもらい

次へ

hikihajime1308

これは上と同じ打球の一コマ

ボールがネットを越えてきたころのモノ

実際には

ここから 1秒くらい後が上の写真

 

レッスンでは

私が球出しして直後に構えはじめてもらい

大きく、大きく、テイクバック

(もちろん、つま先を前に向け)

大げさを意識してスウィングしてもらった

レッスン開始5分後には

素晴らしいボールの連発

 

フォーム直しなら

外旋して引いてしまうのを直すところからになるが

こうやって時間を作ってあげると

自然に外旋しないでも引けるようになっている

 

高いボールの処理他手首の使い方、使わない方法

コース取りなど

この後2時間みっちりフォアハンド

 

3時間目はスマッシュとサービス

CIMG3504

肘を90度に手の位置を顔から離して構え、打つ

 

スマッシュから初めたのだが

一番衝撃的だったのが

前向きで打つこと

ひまがなければ横を向かなくてもいいこと

それだけで全員の当たりがドカンと変化

 

特にジャンピングスマッシュが劇的にやさしくなった

飛び上がる時、踏切時にだが

上体がちょっと前向きになるように

手の位置を鼻の高さにするように

これができればジャンピングスマッシュなんて易しいモノ

 

どうやら

世の中には後退する時に

「左手のさらに左にロブのボールを見るように」

と教えるコーチが

まだまだたくさん生息しているらしい

16歳の少年なら何とかなるかもしれないが

 

ユウックリ・スウィングでスピードと距離感を作った後

スピンのかけ方など実用面を充実させて

本日のテニス塾は終了した。

 

さて

次回のテニス塾は、12月14日水曜日の開催

要項はこちら

トミーインドアまでお電話ください。  テニス

 

そうそう11月29日火曜日は

藤沢でのテニス事業協会主催

2016冬季神奈川県テニスコーチ研修会

こちらもまだまだ、募集中

ぜひ

たくさんの皆様に生の松原コーチを見にきてほしい。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, サービス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:13 | 1件のコメント

フォアハンドの一発大正解

このところ

ジュニアクラスでも一般クラスでも連発したアドバイスが

フォアハンドで

踏み込み足を前向きにすること

オープンなら

CIMG3262-0.2

右足のつま先がかなり前向きになっている

そして肩の線はしっかり横向き

クローズドでも

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つま先は写っていないが

膝を見ればわかるはず

だから上体のひねりが構えでできて

そこから強烈なひねり戻しで

インパクトはしっかり上体前向きで打てる

 

実はだいぶ前のブログでこんな写真を紹介した

a02

右足を前に踏み込んでいる

これスクール内イベントでの試合中の写真

この時は

東戸塚校のジュニア中級クラスだった彼女

現在はジュニアチームクラスに上がり

早いボールを打ちまくっている

 

この踏み込み方

オープンスタンスの導入にも使えるし

短いボールの処理にも

年配者の楽なボール処理にも

大活躍の

「フォアハンドの一発大正解」 なのだ。

 

そうそうこんな写真もその時のモノ

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この時も今も

まだ小学生だが

やはり現在は、東戸塚校のチームクラスで活躍中

見事なラケット面と、膝の向き、上体のひねりに注目

私も時々、ビッグフォアハンドのウィナーをもらっている仲だ。   テニス

 

この、足の向きの話

一昨日、トミーインドアでの 「松原コーチのテニス塾」 でも使った

フォアハンドの指導で霊験あらたかだったことは間違いない。  水瓶座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:19 | コメントは受け付けていません。