カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

ウィンブルドンのフォアは

ウィンブルドンはすでに予選が始まっている

ここの特徴は

芝のコート

バウンドが低いが

コートに鋭角に入ると滑るように飛び

ウィナーも取りやすい

相手側にすれば

食い込まれることも多い

shara1606daten

そこからでも

攻めなければ、攻めかえされる

低い打点でもウィナーを狙う人が有利になる

先に打った方が勝ち

 

ラケットヘッドを下げられなければいけない

nadl1606f

サイドスピンも自在に打つ人が有利

もちろん遅れた打点でもウィナー狙い

そうすると

ナダル打ちが有効

syarapo

低い打点だから

こうする手もあるが

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

しゃがむ反動で

1発狙いしないと次が厳しい

ラドワンスカならそれもあり

この写真を見て

腰を落として安全にと考える人は

仲間に入れてもらえない

 

やはり一般的には

nadalff1606ff

ナダル打ちの思い切りの良さが

向いているような気がする。

 

でもシャラポワは ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:57 | コメントは受け付けていません。

フォアはインパクトで前向き

先日のトミーインドアでのテニス塾で

インパクトで前向きに対し

不安を持っている人が多いのに気が付いた。

1604nisikorifor

昔からの教え方の呪文が

あまりにも深く根付いているようだ。

「身体を開くと力が抜ける」

「開いたら不安定になるかも」

 

今の前向き理論が普通になってきても

インパクト前向きではなく

「フィニッシュで前向き」 と勘違いしている人も多い。

 

インパクトで前向きなのだ

federa1604fr

前向きにしただけで

テイクバックの時に横向きにならないでも

かなりバシット打てる。

 

なぜ、不安になるのかというと

昔風に、徐々に面を被せるやり方だと

上体が開いては

インパクトで面が上を向いてしまいやすいから。

jconnors1604f

(この人は開きすぎると ・・・ )

ジミー・コナーズまでの選手が

昔風を引きずっていたと考えていいと思います。

 

上体が開かないことで

腕のスウィングが上体に邪魔されて

面が被せ方向に動くからなのだ。

そして上体が開くとアウトする。

この悪夢からなかなか抜けられない。

 

しかし

面を開かないよう変化しないように

凹型で伏せて引いたのであれば

スウィングが上体に邪魔される必要はない。

安心して前向きになってほしいのだ。

agasi1604fr

今の選手はほとんどみんな

インパクトで前向き

rad1604finp

インパクト少し前にほとんど前向き

1604nisifshippari

フィニッシュは前向きではないのだ

rad1604ffnis

写真を見たら

グリップの厚い錦織も

薄めのフェデラーも

女性のラドワンスカも

みーんな

インパクト前向きでしょう。

 

安心して前を向きましょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

壁打ち過多は

昨日

下川井テニスクラブでレッスンは雨で中止だったが

少し待っていたらやんだので

相手のいない会員さんと、ラリー

その後、ダブルスをした。

ラリー中、あとから来た会員さんの練習を見ていて

ふと思ったこと。

 

かなりの上級者が練習ボードでアップしている

フォアハンドで打っているのを見ていると

最初の構えはいいのだが

1606kamae

本来こう引くはずが

1606oktb

脇が閉まり

こんな風に、腕を外旋させて、引いている。

1606ngtb

こうなると面は上を向くので

打球は上に飛ぶ。

ウォームアップにはなるが

フォームは崩れてしまう。

 

いつも言っている話だが

下から弧を描いて

1606ftb

黄色線のようにテイクバックするのは

時間がかかる。

だが

壁打ちで打った途端に返ってくると

どうしても時間が不足する。

だから

とっさに手早く引くことができる

赤色線のような

外旋引きにならざるを得ない野鴨。

 

壁打ちが便利なことは間違いないが

スウィングに時間がかかる、フォアハンドなどには

目的をよく考えたうえで

うまく使うこと、やりすぎないことが大切だろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 15:41 | コメントは受け付けていません。

回転量がすごい

とにかく

向こうのコートのライン内に

ボールを納め続けなくてはならない。

それは

初心者にとってもプロにとっても同じこと。

 

だからプロ

特に男子プロのフォアハンドは

トップスピンの回転量がすごい。

djok1604frsisei

もちろん

スウィングスピードも

とてつもなく速いので

回転量を減らしたら

アマチュア以上に遠くまで飛ぶことは間違いない。

それがベースラインより向こうでは

どうにもならない。

 

だから

 

ほぼ全員のプロが

ヘビートップスピンが中心

その中に時々

ウルトラヘビートップスピンが混ざっている

rfsimp1604

という風に考えるべきだと思う。

 

プロのトップスピン量は半端じゃない

真似をしたければ

アマチュアもジュニアも

スピン量をもっと増やすべきだ。

1603nisikori finis

そしてすごい勢いのフィニッシュ

 

相手を吹っ飛ばす猛烈スウィングで

スピンでロスしたスピードを補う。

 

足りない分はもっと練習やトレーニングで補う。

 

足りないエネルギーや筋肉は

いっぱい飯を食って補給しなければならないのだ。

 

フラットにすればスピードが出るのに

なんて言っている余裕はないのだ。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:29 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの打点へ

『横浜市在住』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   いつも拝見させて頂き参考にしております。
振り子テイクバックに100%賛同し実践しておりますが、質問がありコメント差し上げました。
テイクバックでは面を下向きにして、ここからスイングする訳ですが、私個人的には、かなり早いタイミングで面を起こしていく形で振った方が玉も上がるし、気持ち良く打てます。
感覚的には、ラケットフレーム上端(地面に対して)で打つというよりは、下端で打つイメージです。
これは間違っているのでしょうか?地面でコロコロ・・・はラケットフレーム上端で打つイメージですが・・・。

横浜市在住 より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

ご自分の感覚でいいのではないでしょうか

「かなり早いタイミングで面を起こしていく形で振った方が ・・・ 」

ということですが

プロでも、こんな写真もありますし

aerkei1506

原則ができていれば細かいところは

現場合わせ、その人本位でいいと思います。

そうやって自分に合わせるのです。

 

本人の感覚と撮影した現実と違うこともよくあります。

インパクトで

面はかなり下向きと感じている一流選手もいます。

 

ラケットの当たる位置ですが

プロでもこんなもの

(当たる直前位置ですが)

1409djokmae

選手のストリングの切れる位置から言っても

この写真は

たまたま特別な、はずれ位置なのではなく

ほぼ普通の位置だと思います。

 

ただ

「下端で打つイメージで」

うまくいっているなら

それでいいのではないでしょうか

現象と本人の感覚は違う場合もあります

『横浜市在住』 さんの感覚はその通りとして

現実の当たり場所は

その通りじゃないかもしれません。

プレーヤーの感覚としては

他の人とは違っていても

それでいいのです。

 

ただし他人に教える場合は

問題があるかもしれません。

 

上級者が

自分のやっていることを誤解していることが

よくあるからです。

 

みんなが自分のやっていることを

正確に話せるのなら

私の役割は必要ないかもしれません。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:02 | コメントは受け付けていません。

引きが定着してきた

このあいだの土曜日

うちのクラブ、松原テニスクラブ印西

会員さんたちといっぱいダブルスをした。

 

試合後には

ちょっとしたアドバイスをしたりするのだが

それが役に立っているのを見るのが

また、次の楽しみになっている。

 

最初の話は

若手女性会員、Kさんのフォアハンドのテイクバック

面が上を向いてしまうので

凹型の振り子テイクバックした方がいいよと

アドバイスしたことがあった。

 

この方と久しぶりに対戦

こちらから

かなり強く

打てども打てども

しっかりと打ち返してくる

というより

あちらの方が明らかに攻めている。

lina011

(この人は違う人)

男女差はあるが

若さの差で帳消し

それと女性のボールは回転が少なく

ベースライン際まで深く来る。

 

いやはや

とっても嬉しい、ハードヒット合戦、打ち負けの一戦だった。

もちろん、しっかり褒めて

女性の回転の少なさにやられた言い訳もしっかりしておいた。

 

もう一人は男性若手会員のYさん

もともと、うちで一番の実力者

だが

なぜかフォアハンドは苦手

(もちろんテイクバックのせいで)

といっても、そのフォア、かなりなものなのだが。

本人もフォアは

あまりコントロール感がないといっていた。

この人にも、先ほどの、Kさんへと同じアドバイスをして

納得してもらったのが、昨年秋。

 

あまりにも元気ですごいので

ふだんは対戦がない。

たまたま相手できる人材が不足していたので

私が穴埋めに入ってダブルス。

 

途中

アドコートのリターンで

フォアハンドを引っ張り

ネットマンの私のサイドを抜きに来た。

ちょっと振り遅れ (向こうが)

ボールは

私の右わき腹をこするように右ひじの内側を抜けていった

私も、とっさに反応して

フォアボレーに行ったのだが

既にボールは行方不明になっていた。

もしもフォアボレーに行かなければ

病院行きだったかもしれない。

 

打球はスピンもしっかりかかり

ベースライン内にしっかり入っていたそうだ

私は脇の下の風しか見ていない。

 

テイクバックが安定すると

こんな風にフルスウィングができる。

aerkei1506

クラブの若者レベルが着実に上がっている。

自分の反応が追いつかないのは

少し寂しいのだが

それはそれ

テニスの先輩として

コーチとして

クラブの親玉として

フォアハンドにうるさい松原さんとして

とっても嬉しい収穫の一日だった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:38 | 1件のコメント

回り込みの決断

『makotasu』 さんからフォアハンドの相談

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ   松原コーチ

いつも当ブログを楽しみに拝見しております。
さて、今日も1つ、コーチのご助言をお聞かせください。

回り込みのフォアハンドなのですが、回り込める時は回り込もうと心掛けているのですが、微妙に迷った時にそのまま無理して回り込むべきなのか、それとも安全にバックで打つのが正解なのか悩んでいます。

どんな場面でも迷った時はこうすると決めておく項目の一つとして、事前に決めておきたいのです。実際にコーチはどちらに決めておられるのかと、これから脚力が落ちていく一方の週末おじさんプレーヤーへの助言としてどちらが正解かをお聞かせ頂ければ幸いです。

今回も、どうぞよろしくお願いいたします。

Makotasu

 

 

 

水瓶座   私の答えです

フォアに回り込むというのは

バックが返せない

という理由で回り込む初心者を除けば

攻撃的な理由により、回り込むのだと思います。

1604frimp

つまり回り込んだけれど

つなぎ球にしておくというのは考えられない。

回り込んだからには

強烈な逆クロス

または、ダウンザラインのウィナー

または、ハードヒットと見せかけてのドロップショット

それと、強烈に弾むトップスピンロブ。

 

明確な意思を持ったボールです。

 

回り込んでしまうと

フォア側に空きができて

次の相手ショットで

そこをつかれるとまずい。

だから、攻撃以外にないのです。

 

結論

「迷うくらいなら、回り込まない」 のです

そんな半端な攻撃はどうせ失敗します。

「よしっ」 と思ったときのみ、回り込みます。

aerkei1506

したがって

年齢や脚力は関係ないと思います

「よしっ」 と思ったとき、回り込みます。

もちろん

さらに年齢が行って

フォアで強く打てなくなれば

回り込む理由がなくなりますが。

 

自分の脚力もフォアの能力も含めて

「よしっ」 と思ったときが回り込み時です。

どのくらいの範囲

どれくらいのタイミングで

そう思うかは人それぞれですし

年齢とともに変わってもゆきます。

 

私の場合

フォアの方が間違いなく攻撃力が上ですので

勝ちたいときは

できる限り回り込みます。

回り込んだら迷いません。

迷ったら回り込みません。      テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:57 | 2件のコメント

ワイパースウィングの高さ

『ホッシー』 さんからフォアハンドの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  初めまして。ホッシーと申します。いつもありがたく拝見しています。
早速ですがフォアハンドについての質問です。
ワイパースイングで高いボールを打つ場合、テイクバック、スイングとも低いボールを打つ場合と同じ軌道にして、打点と体の向きだけ変える(手首を時計の 中心とすると低いボールはラケットヘッドが3時の位置、高いボールは12時の位置で打つ、高いボールは低いボールよりスイングの後の方で打つので体の向き も低いボールより前向き(左向き)になる)のでしょうか?
それともテイクバック、スイングともボールの高さに合わせて軌道全体を高くするのでしょうか?
後者にすると振り子スイングになりにくいので、スピンをかける場合は前者、フラット気味に叩きたい場合は後者なのかな?という気もします。
お手数ですがアドバイス頂ければと思います。

ホッシー より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

どんな球質で打つにしろ

高い打点なら高く構えますし

低い打点なら低く引くということになります。

 

これを見て

1604for

高い打点で振るような感じはないと思いますし

逆にこれなら

nadal1504fimp

低い打点はないような気がしませんか?

 

高い打点の時は

より上体は開き気味になり

インパクト後のアウトサイドイン

特に下に向かって

力強く引っ張りおろします。

 

 

それに比べ

低い打点ならもちろん上体は前向きですが

ちゃんと前を向いていればいいという程度

アウトサイドインの度合いも

低くなります。

 

球質によってどうか?

という部分ですが

打点の高さによらず

フラットなら

打点より極端に下から打つことはあり得ませんし

(うんと低いのにフラットは考えにくいですが)

トップスピンなら必ず下から捕えますね。

もちろん

高い打点の方がよりサイドスピン気味になるわけですから

下から度合いは低くなります。

 

まとめると

低い打点は

下からうんと振り上げて捕え

(3時より下に来ることはしょっちゅうありますよ)

1603djokfimp

肘を支点に

インパクト後

しっかり下にフィニッシュする。

 

高い打点だと

高いところから

少し振り上げながら

横に振って行って

1409serena

(なかなか高い写真が見つからない)

一番上で1時くらいでしょうか?

アウトサイドインでとらえ

下に向かってフィニッシュです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:31 | 1件のコメント

ワイパーにするには

フォアハンドでは

深さを自在にコントロールするために

トップスピンで

ワイパーショットを使うこと

特に

低くてもワイパーということをお話しした。

 

ワイパーショットというのは

こんなフィニッシュになる

1603nisikori finis

打球方向に右肩が向くくらいなのだ。

 

だって

インパクトでこれくらい

1603nisikorifor

打球方向に上体が真っ直ぐ向く

じゃなければ

上体の前でワイパーできない

インパクトが前向きならば

フィニッシュは当然

rad1604ffnis

どうも

無意識に

フィニッシュで前向き

と思っている人が多いようなので

見かけるたび

心がムズムズする。

 

今日は、当たり前のことと思いつつ

当たり前の話を語ってみた。

1601djokfimp

インパクトで前向きですよ。

念のためにもう一度チェックしてみてほしい。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:21 | 2件のコメント

一流になりきると

一流になりきると

素晴らしいフォーム

素晴らしい勢いで

相手コートに叩き込める。

 

一流の条件だが

aerkei1506

この時、すでにジャストミート

打ち終わりのガッツポーズまで

決まっているということ。

1604nisikorifor

ここからボールをよく見て、再調整することはない。

既に決定済みなのだ。

 

決定済みということは

相手ボールの軌道が完全に把握され

インパクトのタイミングまでが

自分の頭の中で

完全にプログラミングされているということ。

 

そして自分のスウィングだが

打つ場所 (浅いのか深いのか?)

打点の高さ

打つコースにより

毎回、スウィングの方向もフィニッシュの場所も違う。

rfsimp1604

いつも同じフォームを保つのではない。

 

だから

その変化に対応できるよう

フォアハンドでは

ワイパースウィングが使われるのだ。

 

一流になりきるとは

相手ボールの軌道が完璧にイメージされていて

自分の完璧なフォームも

イメージできているということ。

1604nisifshippari

イメージできるなら

できるのだ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:56 | コメントは受け付けていません。