カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

トミーテニス塾

そういえば

先日のトミーテニス塾の報告を忘れていた。

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参加者は男性3名と女性が1名。

 

今回のメニューは

フォアハンドが2時間

残り1時間は、バックハンドとサービスという変な組み合わせ。

フォアハンドが大部分なのに写真は

タイミングの関係でサーブのみ。

 

フォアハンドでは

みなさん、それなりに打てているが

テイクバックにより、不安定さが見られたので

構え方、引き方を前半、集中的に矯正した。

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奈良くるみさんのように打つ形で構え。

手首が打つ形

ラケットヘッドが上がってないでしょう。

 

デモ、何度も指摘して矯正。

 

次に

こうゆう風に

黄色線のように引けばいいといつも言っているのだが

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どうしても赤い線で引き

面が上を向いてしまう。

凹型テイクバックを強調

ラリーをして

何度も直して、1時間が終了。

 

2時間目はこちらへ

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フィニッシュをワイパーにして

そのワイパーの高さで自由に飛距離を作る。

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かなり皆さん

短く打てるようになった。

 

バックハンドは全員両手だったので

開きすぎないよう右肩が上がらぬようにして

アウトしないショットを練習。

 

そしてサーブ

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スウィングのゆったり感

手首の固定感

そしてスピンのかけ方をしっかり覚えてもらった。

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みっちり打てたし

矯正もしっかりできたと思う。

やはり、実際に会ってレッスンするのはわかりやすいようだ。

 

さて

次回のテニス塾は2月10日(水)

もうすぐだ

要項を見て

たくさんの方に参加してほしい。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:34 | コメントは受け付けていません。

フォアで面を被せる?

『レインボー』 さんからの質問です

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも楽しく読ませていただいてます。

よく説明で、トップスピンは面を被せるのではないとおっしゃってますが、被せるとはどのような状態のことを言っておられるのでしょうか。
ワイパーで振っていくと、上のナダルの写真のように、ヘッドが頂点を通過する状態ではラケット面が伏せっているので被さってるようにみえます。
実際、ショートクロスのように短いボールを打つときは、ボールの中心からやや上側辺りにラケットが通過するようにして左側に鋭く振り抜いています。これが被さる打ち方なのでしょうか。ご教授いただければ幸いです。

レインボー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

一見わかりやすくお話ししているつもりでしたが

同じように

疑問に思っている人も多いかもしれません。

 

「トップスピンは面を被せるのではない ・・・  」

ではなく

「面を被せながら手首をこねるように打つのではない」

という意味で言っていることだと思います。

 

インパクトにおける時間は

1000分の5秒程度と言われています。

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その短時間に

面を被せることによりスピンをかける

なんてことは無理だと思うからです。

 

実際にやらなければいけないのは

ほぼ垂直か、やや下向きの面で

斜め下からボールをヒットすること。

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そして

その面をキープしてトップスピンをかける

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上体を前向きにして

ワイパースウィングで

内旋や回内を使い

左脇に引っ張り込み

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振り切ります。

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時々、聞く

フラットに当ててトップスピンに抜く

何ていう調子では

プロのような

強烈なトップスピンは打てないのです。

 

『レインボー』 さんの言っているイメージで

正しいのではないでしょうか。

ワイパースウィング

それをもって

松原さんは被せるとは言っていないつもりです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:56 | 1件のコメント

トップスピンの手首

トップスピン

もう一つのコツ

ラケットヘッドをしっかりたらすこと。

 

そんなの当たり前と思っていたが

ラケットヘッドを手首より上げて打ち

トップスピンの掛りが悪いと言っている人が結構いる。

 

むかしの教え方で

ラケットヘッドを手首より上にするということが

しっかりと頭に入って、こびりついているのかも。

 

この人以来

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ビヨン・ボルグだ

トップスピンが世間の常識になったが

トップスピンは

下から上に面をこすりあげてかけるわけで

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それを楽に、効率的に振るためには

ラケットヘッドが動きの逆方向にある必要があるのだ。

 

つまり

上に向かって振るためにはヘッドが下がるということ。

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ラケットヘッドを下げて下から打つのだから

当然構えもラケットヘッドを下げる。

 

ラケットヘッドを上げて構えたら

上から下に

アンダースピンはやりやすくなるが

トップスピンの難易度は

とてつもなく上がってしまうのだ。

 

トップスピンでは

ラケットヘッドは下げて構え

インパクトでも下がっている

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そして

斜め下から

猛烈にこすりあげてほしいのだ。

 

ラケットヘッドを下げただけでとっても簡単になる。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:12 | 1件のコメント

ぐりぐりに打つには

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

同じように思っている人も多いんでしょうね。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  さて、ぐりぐりトップスピンのお話ですが、
レベル中級以下の者が、ぐりぐりトップスピンをしようとすると、まず力む(硬くなる)、そして、ふかして(ガシャって)しまいアウト。

中々ナダルのようにはいかないのですが、どうすれば、確率よくグリグリかけていけるでしょうか。
年初めより単純な質問で恐縮ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

垂直面を下から斜め上にぶつければ

必ずトップスピンはかかります。

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力むとふかす

というのは

垂直面でとらえていないからです。

 

ガシャルのは

慣れていないことと

上体や頭がぶれるからです。

まず身体を使わないで腕をしっかり振ることです。

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トップスピンというのを

こんな風に誤解していないでしょうか?

「手首を柔らかくうまくボールに面を被せる」

まさかフラットにあてて

トップスピンに抜くなんて思っていないでしょうね。

 

すごーく、かるーく、打つなら

こんな感じでも打てるかもしれませんが

少しでも強く打つ

スピンを多めにかけるなら

無理です。

 

手首はしっかり固く

面を固めて

斜め下からボールにぶち当てるのです。

むしろ、力んでいるくらいでいいのです。

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そしてワイパーを使う

しっかり前向きでとらえれば

ワイパーで被せないで打てます。

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プロはどの写真も

インパクト前後で

姿勢も頭も面も、安定しているでしょう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:00 | 1件のコメント

中くらいのグリップは難しい。

フォアハンドのグリップだが

コンチネンタルならボールをふかさないよう

面が上向きになってしまわないことに気を付ける。

 

そして

このグリップの人は

手が力の入りにくい方向に振るため

自然に力を入れて腕を面を保とうとする。

だから力を抜いてしまう心配はあまりない。

 

ウェスタンやフルウェスタンなら

ボールを下から

しっかりトップスピンで持ち上げればいい。

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イースタンやセミウェスタンの人は

面がどちらの方向にも自由に動きやすいため

スウィング途中でぶれてしまう可能性がある。

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しっかりと握り

しっかりと腕を固めて打つようにする方がいい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:16 | 1件のコメント

やるべきことをイメージして

松原さんのフォアハンド

28歳まではイースタングリップで

フラット

どフラットといってもいい。

バックはスライスのみ。

 

その歳でテニスコーチになり

最新型を教えられるようになるため

テニス、ほぼすべてを

当時の世界標準に変えた。

 

トップスピンのテニスだ。

 

フォアハンドをセミウェスタングリップで

ヘビートップスピンに

バックもトップスピンに。

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(これはずうっと後、スピン量もずいぶん減ったころ)

 

2年たって

トップスピンもなじんできたころ

友人にダブルスの試合に誘われ

帰省を兼ねて出た北海道の試合。

ダブルスは早々に負け

ついでに出たシングルス

2回戦で当たったのは

関東から成績稼ぎに来ていたインカレ選手。

順調に打ち勝ち

ファーストセット、最初に来たセットポイント。

 

ところが

若いころから

セットポイントやマッチポイント

1回で取れたことがない。

何度も何度も

そこからが大変という苦労のテニススタイル。

 

そこで、試してみた

ここでミスっても、いつもと同じこと

最初のポイントが取れないだけ

別に困らない。

 

心の中のもう一人の自分がささやく

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

いきなりリターンエースを決め、6-4

 

そして、そして

ついに来たマッチポイント

心に何を思うかをもう一度試してみることに

 

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

クロスコートにウィナーを打ち込み、6-3

30秒後には

しっかりと、自分をほめていた。

 

勝因は

フォアハンドをぐりぐりのヘビートップスピンにしていたことと

心に何を思うか

身体は何をすべきかを明確に意識して

単純に実行したこと。

 

心と身体が何をすべきか

明確につかむことができた記念すべき試合だった。

 

 

試合で、大事なポイントで固くなるような人は

とはいっても

むしろそんな人が普通の人

だから

フォアハンドのトップスピンは

鬼のようにぐりぐりかけること。

 

マイナス思考の、ミスラナイではなく

肯定的な

具体的に何をするかを明確に意識すること。

 

それが無意識にできればゾーンにも入れるのだろうが。

そしてプロにも ・・・

 

とにかく、グリグリだ。

 

余裕のある状態になったら

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フラット気味にぶったたくもアリだが

この写真のようなショットが打てるようになるまでは

何年もかかっている。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

どれくらいスピンをかける

フォアハンドで

どれくらいのスピンをかけるべきだろう?

 

ジュニアや若い人たちになら

私ならこう答える。

 

かけられるだけ

めちゃくちゃ、大量にトップスピンをかける。

 

スピンをかけたついでで、前に飛ばす。

 

それでもボールが前にすごい勢いで飛ぶようにする。

つまりスウィングスピードは

究極のモノがほしい。

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トッププロは

ナダルでなくても

とんでもないスピン量で打っている。

 

そりゃあ

同じスウィングスピードなら

スピンをかけるより

フラットの方が速い。

 

だけど

試合中に、どっちが速いかが一番重要。

 

こわごわ打つフラットより

全力で振り抜いたトップスピンの方が

実戦では、はるかに早い。

 

鋭角に打てることまで考えると

スピン量の多い方がコートの幅を大きく取れ

さらに実質の速度を増す。

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そんなテニスは非効率で疲れるという人もいるが

普段からやっていれば

体力は自然につくし

そのテニスの相手をする方がもっと疲れる。

 

効率の悪い分は飯をいっぱい食べて補う。

 

そして

コントロールに自信がつくか

年を取るかしたら

必要に応じて

スピン量を減らしていけばいい。

 

フォアハンドは

めちゃくちゃ、スピンをかけるのだ。

 

打ち損じたのに入ってしまうようになればいい。

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重要なポイントになり

こわかったら

鬼のようにトップスピンをかけて振り抜く。

それが一番、「心に楽な打ち方」

 

プレッシャーがかかって

腕がこわばりそうなとき

一番楽なのは

当てるだけにするか

全力で振り切るか

その、どちらかなのだ。

 

これが

自分から見たら、臆病者のテニス。

 

相手からは

なんて勇気のあるチャンピオンだと思われるテニス。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:43 | コメントは受け付けていません。

浅く打てること

今年、2つ目のテニス大前提話

ボールの深さのお話しだ。

 

一般に信じられている迷信に

深いボールがえらいというのがある。

確かにシングルスのラリーで

深いボールで相手を追い詰めれば

甘いボールが返ってきて

こちらのチャンスになる。

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だから

コート外のコーチは

深く打て、フカク打て、フカクウテ!!!

というのだが

 

コート内の当事者にしてみれば

怖いのは、アウト

浅くなってしまうことではない。

 

テニスという競技にとって

本質的に大事なのは

ラインの内側に打ち込むこと。

その範囲で

深くや、コーナーや、鋭角に打ち込めればいい。

 

だからナダルは

堂々と

サービスライン内にハードヒットしている。

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たぶん、世界1の臆病者なのだ。

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日本のテニススクールなら

上級に上がれないかもしれないが

彼は世界のトップにいるのだ。

 

浅く打てる人がえらいのだ

几帳面さでも世界のトップだ

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ナダルはえらいのだ

きっと、怖くて、コワクテ、こわくて

アウトなんてできないのだろう。

 

勝ちたかったら

「必要なだけ以上」 に浅く打てること

そうじゃなければ

思いっきりなんて打てない。

 

相手の浅い返球は

それ以上に浅く打たなければ

アウトになってしまう。

 

浅く打てること

しかも、思いっきり打てることが重要なのだ。

 

安心して打ち込めるようになろう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:18 | コメントは受け付けていません。

左右のバランス

最近、バックハンドの調子がいい。

積極的にバックで攻撃を仕掛ける。

 

しかし

こうゆうふうになると

フォアハンドがさび付いてくる。

 

フォアハンドというのは

手間がかかるし

デリケートなもの。

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フォアハンドだけを考え

フォアハンドのために動いているときに

最高のパフォーマンスになる。

 

つまり

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こうゆう構えができるようなときは

少なくとも、私の場合

フォアハンドがうまくいかなくなる。

 

もちろんガスケやワウリンカのように

本当に必殺の、すさまじいバックハンドが打てれば

それはそれでいいのだが

なかなかそうはいかない。

 

これまで言ってきたバックハンドとは

片手バックハンド

大振りのフルスウィングのことなのだが

はまった時の片手バックハンドは本当にすごい。

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プロの場合

片手バックの選手は

バックハンド命というくらいの

両手バックでは考えられないようなハードヒッター

それとも

ややバックハンド側が

プロにしては弱いタイプ。

 

フェデラーのような

すごく強いフォアハンドと

強い片手バックハンドを持つプレーヤーは少ないのでは。

 

一方

両手バックのプロは

両手バックの特性で

ほとんどのプロが

そこそこに強力なバックハンドを持っている。

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そして

超強力なフォアハンドと組み合わせる。

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両手バックは

構えが少し遅くても

大きなアクションがなくても打てる。

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フォアハンド命の場合には

両手バックとの組み合わせの方が

片手バックとのそれより

まさっているような気がする。

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生まれ変わって

もう一度

若手のフォアハンド命プレーヤになったら

両手バックにしようかなっと思っている今日この頃だ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。

そして力を抜かない

フォアハンドに自信がないと

しかし、それでも強く打とうとすると

身体全部で運びたくなり

姿勢が壊れて

大きなアウトボールになってしまう。

 

もう一つ追加すると

そんな人は

インパクトから先

力が抜けている。

 

逆にフォアハンドに自信のあるプレーヤーは

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どう見ても

腕から力が抜けているようには見えない。

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自信があるから

力を抜かないで打てるのか?

力を抜かないのでショットが安定して

自信につながるのか?

 

どっちでもいい

力が抜けなければ不安定要因が減る。

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インパクト前後からフィニッシュまで

しっかりと

腕に力を入れて打ってみよう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:22 | 1件のコメント