錦織選手、辛口だけどごめんね!

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日本時間の今日、早朝に行われたBNPパリバ・マスターズ準々決勝で錦織圭選手なラファエル・ナダルにやられてしまいましたね。

出だしの錦織選手は本当に素晴らしかった。ナダルのサービスゲームでも、ほとんどのポイントを支配していました。スタートから2ブレークアップ出来ていたら、もしかしてもうちょっと冷静な試合運びが出来たかも知れませんが、それはタラレバですね。

さすがだったのは、ナダルがどんなにストローク戦で錦織選手に圧倒されても、いくらポイントを取られても、終止冷静でいたこと。そしてスピードを若干落としながらでもファーストサーブを入れる作戦を貫き通したこと。

最初はその入れて行く感じのファーストサーブでポイントを錦織選手に取られていたけど、徐々に流れが自分へ傾いて来たら、そんなサーブでも段々良くなって有効に効き始めたのよね。

錦織選手は全く逆で、第1セットは60パーセントあったファーストサーブの確率も第2セットでは40パーセントにダウン。正直、最近の錦織選手の試合でのファーストサーブは、良くて50パーセント台。

格下の選手にはそれでも何とか勝てても、格上・・・ではなくても、トップ10とかトップ15の選手ではかなり厳しくなってしまいます。対戦相手は錦織選手のセカンドサーブを攻撃して来る作戦をみんな使っているのですから。

そしてナダルがそんな戦略を貫き通して、序盤でリードされても焦ることなくチャンスを待って相手のリズムを崩して勝利を物にする姿を目の当たりにした試合を見ると、錦織選手に対するそんな思いがより一層強くなってしまいました。

2014年の後半でのブレークには、もちろんサーブの向上があったのは大きな要因でした。でもここ最近は、そのサーブが入らない。あの時の好調なサーブのイメージがきっと本人もあるから、それを打ちたくなってしまうのは分かるけど、それがここまで入らないとトップ選手から勝利を飾るのはどんどん難しくなってしまいます。

ノヴァーク・ジョコビッチやアンディ・マレーでさえ、その日のサーブの調子がしっくりこない試合では、スピードを落として確率を高めて勝利を飾っていた試合を幾つか覚えています。

サーブの向上か、サーブへの意識の改革がないと、今シーズンはかなり厳しい試合を強いられてしまうんじゃないかって不安な気持ちで一杯です。

この大会、ずっと試合を観戦していたマイケル・チャンが、次のマイアミへ向けてどんな指導をするか、それにも期待しちゃいます。

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ちょっと不安なニュースが。オーストラリア期待の若手で19歳のサナス・コキナキスが肩の怪我からの回復が思うほど早く進んでいなくて、復帰への目処が立っていないんだって。

昨年の12月に右肩の手術を受けたコキナキスは、当初の予定では今月には復帰する予定だったの。

「ゆっくりゆっくり良くはなっています。まだサーブを打つ練習はしていません。フォアハンドは50パーセントくらい、バックハンドは90パーセントくらいで打っています。」って近況を報告してました。

コキナキスは、5月下旬から行われる全仏オープンも間に合うか微妙だとしているみたい。「クレーコート・シーズンは特に好きな時期なので、全仏オープンは出場したいと思っています。もしそれが出来なければそれまでです。きっとまだ10年くらいは出場出来るチャンスがあると願っています。」

でも1つ確実なのは、この夏に行われるリオ・オリンピックへの出場はほぼ不可能だと言う事。コキナキスの現在のランキングは119位。怪我でツアー離脱した選手に適用されるプロテクト・ランキングも81位と、ランキング上ではまだ足りないのよね。

「それ(オリンピックへの出場)が出来ないのは、一番残念な事です。オリンピックを楽しみにしていましたから。」って本人も落胆の色を覗かせてました。

まだ19歳のコキナキスだから、今はゆっくり治療に専念してまた元気な姿をコートで見せて欲しいわね。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 17:07 | コメントをどうぞ
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