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日本人の男子テニスも世界の舞台で戦える選手が台頭して来たけど、お隣の大国である中国も明るい兆しが見えて来たの。
中国と言えば、既に女子は世界の舞台で活躍した選手が多数出てるわよね。筆頭はリー・ナ。グランドスラムを2度優勝して世界ランクも2位まで上り詰めたのよね。
今もペン・シュアイやジャン・シュアイなどが活躍していて、トップ100に5選手がいるの。ダブルスに至っては8人もいるの。
これまで男子は、まだ現役でプレーしている26歳のウー・ディや27歳のジャン・ゼが中国人男子テニス界をリードしていたけど、ウー・ディは去年の4月に140位、ジャン・ゼは2013年5月に148位を記録したけど、トップ100には届いていないの。
そんな中、兆しと言えるのが今月頭に行われたUSオープン・ジュニア男子シングルスで優勝したウー・イービン。来月18歳になるウー・イービンは、ニューヨークで優勝した直後に上海へ戻ってチャレンジャー大会へ出場すると、時差や疲れを感じさせないプレーでチャレンジャー初優勝。
そしてその大会明けに自己最高位となる世界ランク320位を記録したの。
そもそもアジア人男子のプレースタイルは、体格的なこともありビッグ・サーブに頼らず、フットワークやストロークの鋭さや安定性などで勝負する感じだけど、ウー・イービンは183cmの身長とさほど長身と言うわけではないけど、サービスも武器。
183cmと言えばスタン・ワウリンカもそれくらいで、彼もかなり強力なサービスを打つから、似たようなプレーをするのかもね。
そのウー・イービンはUSオープン・ジュニアではシングルスに加えてダブルスでも優勝して、ジュニア・ランキングで1位になったの。もちろん彼はこれまでの中国人男子テニス界の記録を塗り替えているのは確かな事。
実は中国人男子選手は、2000年にはATPランキングにわずか4人しか選手がいなかったの。ミレニアムになっても最も人口の多い国だと言われていたにも関わらず。
そんな中国もこの15年間でたくさんのテニス・アカデミーが開校して、質の高いコーチなども国内へ招いて選手育成を行っていたんだって。その成果がこうして表れて来たってことね。
今では日本なんかより数多くの大会が男女通して開催されているわよね。今週も男子は成都と深センで大会が行われてるわ。
その深セン大会でも、二十歳のジャン・ジージェンが予選を勝ち上がってベスト8入り。現在世界ランク495位のジャン・ジージェンだけど、ここまでの勝ち上がりで370位くらいまでのジャンプアップが見込まれるわ。
日本もどんどん期待が寄せられる若い選手が出てきてるけど、中国もトップ100入りする選手が出てくるのも時間の問題ね。