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先週の土曜日、ファン1000人以上を集めて来シーズンへ向けての練習を再開したのがファン・マルティン・デル=ポトロ。
このことはかなり話題になって、世界中でメディアが取り上げてニュースになってましたね。
今シーズンを世界ランク11位とトップ10目前で終えたデル=ポトロ。度重なる左手首の手術の影響で復帰してもバックハンドの両手打ちは以前のものとはかけ離れていて、スライスを多用するプレースタイルが続いていたの。
そんなデル=ポトロは、今シーズンのプレーを見ているとその手首の状態がどんどん良くなっているのが分かったはず。スライスはそれほど多用することがなくなり、また両手でバックハンドの強打を打ち始めていたのよね。
徐々に本来のプレーを取り戻し始めたのは、それくらい手首を含め体調が良好だって言う証!
その証拠にUSオープン以降はかなり好調だったの。そのUSオープンでは、準々決勝で優勝候補だったロジャー・フェデラーを下してベスト4進出。その後は、上海でのマスターズ大会でもベスト4、ストックホルムで優勝するとバーゼルで準優勝、最後の大会となったパリのマスターズ大会ではベスト8と常に上位進出を果たしていたの。
加えて、パリのマスターズ大会の結果次第ではツアー最終戦への出場権獲得も見えていたのよね。もちろん、あと一歩で届かなかったんだけどね。
そんなデル=ポトロは、USオープン直前から現在のコーチであるセバスチャン・プリエト氏を付けているんだけど、そのプリエト氏はアルゼンチンのメディアのインタビューで2018年はデル=ポトロへの高い期待と同時に新たな目標も語っていたの。
「彼のことはとても大人しく日々の事に対しては落ち着いて物事をこなす人間だと感じている。しかしテニスの事となるととても集中してストイックに練習に取り組んでいる。そんな練習やトレーニングへの取り組み方や精神状態はまさにトップ選手だと言える。」
「彼の現時点の目標は、肉体的に健康で一年を通してそれを維持しながら戦える事。オフシーズンの練習とトレーニングは、それには欠かせない大事なもの。彼は今シーズンの終盤で見せたようなプレーを来年はシーズンを通してしなければならない。」って気持ちを語っていたの。
デル=ポトロは今のところ、全豪オープンの1週間前に前哨戦として行われるニュージーランドはオークランド大会からシーズンをスタートさせる予定でいるの。
今シーズンは2月のアメリカはデルレイビーチ大会から参戦したから、1月のオークランドと全豪オープンの成績次第ではすぐにトップ10への返り咲きも見えて来るわね。
そしてUSオープンまでは、そこそこの成績しか出せていなかったから、終盤の好調さを発揮できたらシーズン序盤からさらにランキングを上昇させる可能性が高いわ。
ノヴァーク・ジョコビッチ、アンディ・マレー、スタン・ワウリンカ、そして錦織圭選手らが揃って復帰して来る2018年。今シーズンとは打って変わって男子ツアーは大混戦になるかもね!