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錦織圭選手、また決勝戦で負けてしまいましたね。
オーストリアはウィーンでのＡＴＰ５００大会、ここまでの勝ち上がりはかなり好調で、今回こそ優勝って感じさせるプレーをしていましたね。
正直、ここまでの好調さは確実にあったけど、決勝戦ではそこからまた１つギアを上げる必要がタイトル獲得には必要で、ギアが上がり切らなかったかなって感じでしたね。
当然、ケヴィン・アンダーソンもトップ１０を維持しているだけあって、武器のサーブだけではなくてストロークでも錦織選手に引けを取らない戦いを見せてました。
錦織選手が得意とするバックハンドのクロクでのラリー戦でも、アンダーソンが勝つ場面がしばしば見られました。
それでもアンダーソンがファーストサーブの入りが悪くなったり、ミスが出始めたところでも優位に試合を進められなったのは、そこでギアを上げきれなかったのが敗因となったように感じました。
最終戦へ向けてのポイント的にもどうしても欲しかった優勝だけに、負けた直後はベンチでタオルを頭から被って悔しがっていた姿が印象的でした。
そして気になるのは錦織選手の最終戦への切符。現在錦織選手はそのレースで９位で、その錦織選手の僅差で争っているのが１０位にいるジョン・イズナー。
日本時間の今夜から始まるフランスはパリでのマスターズ１０００大会でイズナーが錦織選手を抜くにはベスト８入りが必須。もし、錦織選手が３回戦かベスト８へ進出すると、イズナーはベスト４入りしないとならないの。
そして錦織選手が８位のドミニク・ティエムを抜くにはベスト４が必須。７位のマリン・チリッチを抜くには優勝しかない厳しい状況。
いずれにせよ、ティエムとチリッチの結果にもよるから、両者が好成績を上げると錦織選手は更に厳しくなってしまうのは仕方のないこと。
とにかく錦織選手は全力で臨んで、ここ数ヶ月の好調を維持することが大事よね。悔いのない試合をして欲しいわね。
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その男子レギュラー・シーズン最後の大会となるフランスはパリでのマスターズ１０００大会。その会場にはかつてのレジェンドの姿が。
それは元世界ランク１位のアンドレ・アガシだったの。アガシがなぜ？？？
そのアガシなんだけど、実は昨シーズンにキャリア・ベストのシーズンを送りながらも今シーズンはそれと同等以上の結果が出せていないグリゴール・ディミトロフの練習コートにいるの。
アガシは今週、ディミトロフのチームに合流してコーチの一人としてサポートするんだって。
アガシは現地土曜日にパリ入りをして、翌日曜日にディミトロフのプラクティス・セッションに姿を現したんだって。
実はアガシがディミトロフの練習に姿を現したのは今年これが２度目なの。最初は７月にアメリカはアトランタのジョージア大学でディミトロフが練習していたことろにアガシが合流していたの。
ディミトロフは現在、ダニ・バルベルドゥがコーチに付いていて、彼は２０１６年半ばからディミトロフのコーチになり、昨年ディミトロフが自己最高位の世界ランク３位を記録する活躍へ導いたコーチだったの。
去年ディミトロフは、シンシナティで自身初となるマスターズ優勝を飾り、キャリア最大のタイトルとなるツアー最終戦で優勝を飾り、シーズン４度目の優勝でシーズンを終えたの。
そんなディミトロフだったけど、今年は決勝の舞台に立ったのはこれまで１回。その決勝戦もロジャー・フェデラーに敗れて準優勝とまだタイトル獲得に至っていないの。
今季獲得ポイントで争うレースも２２位と、今年の最終戦への切符争いからは既に脱落していることから、去年の最終戦での優勝ポイントの1,500ポイントは、１１月５日に消滅するから当然世界ランクもトップ１０からの陥落が決まってしまっているの。
実はアガシは、２０１７年５月からノヴァーク・ジョコビッチのコーチをしていたんだけど、その関係は今年の４月に終止符が打たれていたの。
アガシと共にバルベルドゥ氏の姿もディミトロフのチームにいるようだけど、今後ディミトロフは復活をかけてアガシ＆バルベルドゥの２コーチ体制となるのか、それともディミトロフはバルベルドゥからアガシへコーチを代えるのか。２０１９年へ向けてディミトロフも試行錯誤しているのかも知れないわね。
