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男子世界ランクの新しいランキング・システムが発表になりましたね。それは、これまでのシステムだった1年間(12ヶ月)に出場した大会のポイントの上位18大会(トップ選手はグランドスラムなどポイント加算必須大会があったり、細かいルールがある)の合計で争われていたの。
それが新しいものは、2019年3月から2020年12月までの22ヶ月間で獲得したポイントの上位18大会の合計で争うと言うもの。
つまり、これから行われるであろうUSオープンは、出場しなくても去年の同大会でのポイントは失われないと言うこと。もちろん、去年より好成績を上げれば、今年のポイントが加算されるわけ。
去年優勝したラファエル・ナダルは、今年のUSオープンに出場しなくても去年の優勝ポイントは失われないの。この発表は、ナダルがUSオープンへ出場しないことに更に背中を押すものになりそうね。
USオープンの次の週に開催されるスペインはマドリッドのマスターズ1000大会への出場を表明したナダルは、やっぱりUSオープンには出場しないであろうとの見方が大半ね。
これはナダルに限らず特にヨーロッパの選手は、未だに新型コロナウィルスの拡大に陰りが見えないアメリカへわざわざ出向いて、感染のリスクを負いながら大会へ出場するなら、そのままヨーロッパに残りUSオープン直後から始まるクレーコートの大きな3つの大会(マドリッド、ローマ、全仏オープン)に出場する選択をするのは当然よね。
しかも、昨年USオープンで多くのポイントを獲得した選手はなおさら。
そう考えると、今年のUSオープンは予選が行われないことが既に発表されているけど、例年なら予選から出場していた選手もトップ選手の欠場が増えれば、本戦へ出場するチャンスが出てくるはず。
ある意味、これまでとは一風変わったUSオープンになりそうだし、出場する選手に取っては大きなポイントを獲得するチャンス、そしてグランドスラムのタイトルを獲得するチャンスかも知れないわ。
アメリカに拠点を置いている錦織圭選手は当然アメリカで再開される大会へ出場すると思うんだけど、感染の拡大が続いているフロリダで練習を続けているなら、早くニューヨークへ移動して、そこで練習を続けるのも1つの案かなって感じてしまうわ。
数日前には、アトランタでのエキシビションに出場予定だったフランシス・ティアフォーが新型コロナウィルスの陽性反応が出たことが報じられました。
ティアフォーはアトランタのエキシビションの欠場は表明したけど、感染したのはその前に練習を続けていたフロリダだったと考えられてるの。
外のテニスコートでテニスをしていて感染する可能性は極めて低いけど(特に晴れていれば、余計)、生活しているとテニスコートにばかりいるわけではないし、食事も取らなければならないし、休暇を取ることもあるだろうし。
錦織選手に取っては、USオープンで上位進出、更にはタイトル獲得のチャンスが広がる大会になるはずだから、練習をしっかり行って体をしっかり作ることはもちろんだけど、今は新型コロナウィルスに感染することだけは避けて欲しいわ!