月別アーカイブ: 2021年2月


セリーナのコーチが語る

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全豪オープン女子シングルス準決勝で大坂なおみ選手にストレートで敗退したセリーナ・ウィリアムズ。

そんな彼女だけど、あの敗戦で彼女の今後のモチベーションが続かなくなってしまうかも知れないって懸念してたけど、コーチのパトリック・ムラトグルー氏が、それを一蹴する発言をしていたの。

「セリーナはグランドスラムで優勝するまでは止めないと思っている。彼女はそのために復帰して来た。彼女は止めないし、この時期に引退などは考えていないと思う。」

「セリーナは子供の頃からテニスに人生を捧げて来た。引退する日、彼女は40年の人生に終わりを告げるように感じるだろう。それは他の人には計ることは難しい。だからとてもセンシティブでナイーブなんだ。自分は全くもって理解している。」

「彼女も自分もそれを信じなければならない。もし彼女がそうでなければ止めるだろう。今の彼女の年齢で、彼女のテニス人生でなし得て来た全てのことを踏まえて、初めて子供を授かってテニスへ復帰することは肉体的にも精神的にもかなりの努力が必要だし、体をフィットさせるのに多くの時間が必要だった。」

「彼女はグランドスラムで優勝できると思っていなければ、またスタートすることはなかったはず。それがセリーナが本当に特別だと言う証。彼女は自分自身の平均値をとても高い所に置いているし、何をするにしても、それに見合うやり方を探している。」

今回の全豪オープンは、出産後ではこれまでにないほど万全な状態で臨んでいたセリーナ。準々決勝のシモナ・ハレプとの一戦も接戦が予想されつつもセリーナはストレートでハレプを退けるプレーを披露していたの。

本人も今回は行けると感じていたはずだし、そうして臨んだ準決勝の大坂選手との試合では、ラリー戦で打ち負けることが多く、そのために先に攻撃しなければと思い先手を取ろうとして先にミスが出てしまう展開となり大坂選手へと流れが行ってしまい、セリーナは修復することなく敗戦しちゃったわ。

敗戦してもその仕方が、力負けでの敗戦のような形をセリーナ本人も認識しているからこそ、その後の会見を涙で切り上げて席を立ってしまったんじゃないかしら。

それでもコーチのムラトグルー氏が上手くコントロールできていれば、またモチベーションを上げてコートでのプレーを見せてくれるはずね。

これからも大坂選手との素晴らしい戦いに期待したいわ。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、ドイツの25,000ドルのサーキット大会では、予選を勝ち上がった宮崎百合子リリー選手が2回戦敗退でした。ダブルスでオランダ人と組んだ宮崎選手がベスト4でした。

チュニジアの15,000ドルでは、予選を勝ち上がった江藤直子選手が1回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、第6シードの瀬間詠里花選手、上田らむ選手、鮎川真奈選手、小関みちか選手が1回戦で、第3シードの今西美晴選手、井上雅選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、スイス人と組んだ鮎川選手がベスト4、決勝戦ではベラルーシ人と組んで第1シードの瀬間選手が、台湾人と組んで第2シードの井上選手を下して優勝しました。

男子では、イタリアの132,280ユーロのチャレンジャー大会では、ラッキールーザーの守屋宏紀選手が1回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドルのフューチャーズ大会では、田沼諒太選手が1回戦で、田島尚樹選手、中川直樹選手が2回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、第2シードの今井慎太郎選手、第5シードの野口梨央選手、山崎純平選手、望月慎太郎選手、予選を勝ち上がった川上倫平選手が1回戦で、島袋将選手、予選を勝ち上がった齋藤恵佑が2回戦敗退でした。第8シードの高橋悠介選手がベスト8でした。ダブルスでは、台湾人と組んだ高橋選手がベスト4、台湾人と組んで第2シードの山崎選手が優勝しました。

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全豪オープン2021が終わり

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全豪オープン2021は新型コロナ禍の中、無事に全スケジュールを修了しましたね。

それぞれの優勝者はこんな感じです。

男子シングルス:ノヴァーク・ジョコビッチ
女子シングルス:大坂なおみ
男子ダブルス:イヴァン・ドディグ&フィリップ・ポラセク
女子ダブルス:エリーゼ・メルテンス&アリーナ・サバレンカ
ミックスダブルス:バーボラ・クライチコワ&ラジーヴ・ラム
男子車椅子シングルス:ヨアキム・ジェラルド
男子車椅子ダブルス:アルフィー・ヒューイット&ゴードン・リード
女子車椅子シングルス:ディエデ・デ=グレート
女子車椅子ダブルス:ディエデ・デ=グレート&アニエク・ヴァン=コート
クワッド車椅子シングルス:ディラン・アルコット
クワッド車椅子ダブルス:ディラン・アルコット&ヒース・ダビッドソン

男子シングルスを制したジョコビッチは、3回戦のテイラー・フリッツ戦で右脇腹を痛めながらも、その後の勝ち上がりはその怪我を感じさせないプレーでの優勝でしたね。

優勝してから怪我について詳細を語っていたんだけど、それが右腹斜筋の筋断裂との診断だったとか。

本当かしらね?!腹筋を筋断裂していたら、あそこまでのプレーは正直不可能だと思うんだけど、どんな治療をしたかは、今年の終わりに公開されるドキュメンタリーを見れば分かるはずって語っているんだけど、どんな治療だったのか本当に気になるわね。

それから大坂選手に準決勝で敗れたセリーナ・ウィリアムズだけど、その後自身のSNSなどでの発言を不安視するメディアもいるの。

例年はSNSなどのコメントの最後に「また来年も会いましょう」とか、「また来年メルボルンへ帰って来ることを楽しみにしている」とか、来年へ向けての言葉が添えられているんだけど、今回はそれがないと言うの。

正直、あの試合の負け方は明らかな力負けで、セリーナ自身も試合中に打開策が全く見出だせないまま終わってしまったような気がするの。

そして試合後の会見は、涙ながらに自身で席を立ってしまっていたわ。

コーチなどが冷静に打開策や今後の道筋を納得の行くように示すことが出来なかったら、あの負け方やその後の彼女の言動などを見ると、モチベーションのようなものを失ってしまう可能性もあるんじゃないかなって心配してしまうの。

出産してからのグランドスラムでは過去最高の状態で臨み、試合前の勝敗予想もセリーナ優勢なほど、回りも彼女のフィットした体とそれまでのプレーぶりで、今回は行けるのではって思っていた中での大坂選手からの敗戦。

精神的なダメージが大きくなければ良いけど。

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大坂選手、グランドスラム4度目の制覇

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全豪オープン2021、女子シングルスは大坂なおみ選手の優勝で幕を閉じましたね。

正直、セリーナ・ウィリアズとの準決勝ほど調子は良くなかったけど、本人もそれを実感していたのか、それほどの強打はしていなかった印象。

そして助けられたのが、初のグランドスラムの決勝の舞台で緊張があったのか、ジェニファー・ブレイディの調子もあまり良くなかったこと。

大坂選手が丁寧にミスの少ないテニスを心がけている中、ブレイディにもミスが目立ったし、バックハンドにボールを集めていた大坂選手が時折フォアハンドにボールを送ると、ここぞとばかりに得意のフォアハンドをハードヒットしてミスを重ねてましたね。

あれは、大坂陣営の作戦だったのかしら?

大坂選手がチャンスボールでも丁寧に返球していて、そのラリーで相手にポイントを取られても、次のポイントで強打してミスを犯すような展開はなく、ポイントを取られても冷静に次のプレーをしてましたね。

これがグランドスラム4度目の優勝だけど、決めたマッチポイントはこれまでの3度(今回の全豪オープン含め)はファーストサービスが入ってそれがフリーポイントになってのゲームセット。

特に今大会はあまりサービスの確率も高くなかったものの、マッチポイントでしっかりファーストサービスを入れられるのは高い集中力の表れかなって感じました。

セリーナしかり、ブレイディしかり、調子が悪かったのは大坂選手がそうさせていたのかも知れないわね。

大坂選手がリターンが良くなったって何度か会見でも語っていたけど、それはリターンエースが多くなったと言うことではなくて、リターンミスが少なくなっていることでしょう。

以前は、相手のセカンドサービスを叩きに行き過ぎてリターンミスをして相手を助けてしまう場面が多々見られたけど、それはコーチのウィム・フィセッテ氏も1球でも多くコートに返すようにって指導しているんだって。

そう思って見ていると、相手のセカンドサービスでのリターンエースは確かに少なくなったけど、しっかり返球してラリーでポイントが取れるようになっていて、そこも相手にプレッシャーを感じさせていた点なのかも知れないわね。

これまで大坂選手が優勝したのは全てハードコートのグランドスラム。あとは、全仏オープンやウィンブルドンのようなクレーコートや芝のコートでどこまで戦えるかが今後の大きな課題になりそうね。

その後に行われたミックスダブルスの決勝戦では、バーボラ・クライチコワ&ラジーヴ・ラム組が優勝しました。

実はこのペアー、2回戦で柴原瑛菜&マクラクラン勉ペアーとの死闘を制して勝ち上がったペアーなの。

クライチコワ&ラム組は、実は柴原&マクラクラン組以外、この決勝戦含め全てストレート勝利。柴原&マクラクラン組との2回戦ではファイナルセットのスーパー・タイブレークも13ー11と接戦。

1度は柴原&マクラクラン組がマッチポイントさえ握っていたの。

そしてクライチコワはこれで全豪オープンのミックスダブルスでは3連覇を達成するミックスダブルス巧者。ラムとは2年前にも組んで優勝していたの。

そんなペアーを崖っぷちに追い込んだのが、今回初めてペアーを組んで臨んだ柴原&マクラクラン組だったの。

あの試合、ライブで見ていたけど、本当にどちらに転んでもおかしくないハラハラドキドキする好ゲームでした。

今後も柴原&マクラクラン組のミックスダブルスにも期待が高まるわね!

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強い、大坂選手!!!

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大坂なおみ選手、セリーナ・ウィリアムズをストレートで下して決勝進出を決めましたね。

セリーナとの準決勝の大坂選手はただただ「強い!」の一言。

精神的に崩れそうだった唯一の場面は、第2セットで先にブレークするも第8ゲームでセリーナにブレークバックを許して4ー4に並ばれた時。

ダブルフォルトでブレークバックを許したものの、次のリターンゲームではしっかり気持ちを立て直して臨み、すぐにまたセリーナからブレークを奪いました。

プレーのみならず、メンタル面の成長も感じさせた試合でしたね。

決勝戦ではジェニファー・ブレイディと対戦します。対戦成績は、大坂選手の2勝1敗。初対戦の2014年にブレイディが勝利して、2018年、2020年は大坂選手が勝利。

2020年の勝利はUSオープンの準決勝で、大坂選手がフルセットの接戦を制しての勝利でした。

ブレイディもそのUSオープンはノーシードからのベスト4とブレークの大会となったの。

この全豪オープンも好調さを維持していて、彼女の持ち味でもある強力なフォアハンドを武器に、大坂選手へ挑んでくるはず。

しっかりブレイディのプレーを受け止めて、冷静なプレーかつ攻撃的なプレーで2度目の全豪オープンのタイトルを獲得してもらいましょう。

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快進撃のカラツェフとは?

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オープン化以降、グランドスラムのデビュー大会で初めて準決勝進出を決めたロシアのアスラン・カラツェフ、27歳。

昨日行われたグリゴール・ディミトロフとの準々決勝では、ディミトロフが前日から腰にけいれんがあり、この日の試合前にも靴下さえ履けなかったらしいの。

それでもできるところまでやろうと臨んだ準々決勝だったけど、第2セットの終盤から徐々に痛みが増したようで、そこから自身のプレーをすることはできませんでした。

そしてカラツェフは歴史を塗り替える偉業を達成することになったの。

27歳のカラツェフはロシアのウラジカフカスで生まれたけど、彼がまだ小さい頃に家族でイスラエルへと移り住んだの。そこでテニスを始めたカラツェフだったけど、イスラエル・テニス協会はそこまで経済的に恵まれてなかったことから、彼のテニス・キャリアのために、母親と妹を残して12歳で再びロシアへ戻ったんだって。

そしてロシア人としてツアーを回っているカラツェフだけど、ここまでの選手になるとは思っていなかったイスラエル・テニス協会は、さぞ惜しい選手を手放してしまったと感じているんじゃないかしら。

怪我などもあってなかなか成功を収めることができなかったカラツェフだったけど、去年新型コロナウィルスのパンデミックからのツアー中断が明けてから、ツアー下部大会のチャレンジャーで2度の優勝を含む18勝2敗を記録。

その時点でATPツアー・レベルでも戦える実力を証明していたけど、まさか最高峰のグランドスラムでベスト4進出を果たすなんてね。

そんなカラツェフは未だにイスラエルのパスポートも持っていて、イスラエルで使われているヘブライ語を流暢に話すことができるんだって。

去年の9月にはイスラエル・テニス協会が彼にアプローチして、イスラエル人として戦ってくれるように説得したらしいんだけど、彼は既にロシアのデビスカップ代表にサインしていて、イスラエル人として戦うことは不可能だったんだって。

そんな彼が全豪オープンまでに獲得した生涯獲得賞金は618,354ドルだったにも関わらず、全豪オープンの準決勝進出で、この大会だけで662,000ドルを大会後に手にすることになるんだって。

決勝進出をかけて世界ランク1位のノヴァーク・ジョコビッチと準決勝で対戦するカラツェフ。シンデレラ・ドリームはどこまで続くかしらね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、フランスの25,000ドルのサーキット大会では、ダブルスでオランダ人と組んだ宮崎選手が準優勝でした。

トルコの15,000ドルのサーキット大会では、山口芽生選手がベスト4でした。チュニジアの15,000ドルでは、予選を勝ち上がった江藤直子選手が1回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、第2シードの岡村恭香選手、瀬間詠里花選手、小関みちか選手が1回戦で、第5シードの今西美晴選手、予選を勝ち上がった上田らむ選手が2回戦敗退でした。井上雅選手がベスト8でした。ダブルスでは、リトアニア人選手と組んで第4シードの今西選手が準優勝でした。

スペインの15,000ドルでは、第2シードの秋田史帆選手が2回戦敗退でした。

男子では、イタリアの44,820ユーロのチャレンジャー大会では、守屋宏紀選手が1回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドルのフューチャーズ大会では、予選を勝ち上がった田沼諒太選手、主催者推薦の田島尚樹選手が1回戦で、中川直樹選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、田沼&中川ペアーが準優勝でした。

エジプトの15,000ドルでは、第1シードの今井慎太郎選手、第7シードの野口梨央選手、高橋悠介選手、主催者推薦の川上倫平選手が1回戦で、望月慎太郎選手、予選を勝ち上がった齋藤恵佑、島袋将選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、今井&上杉ペアーが台湾人と組んで第4シードの山崎選手を下して優勝しました。

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日本人女子勢に期待!

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全豪オープン2021、日本人男子はシングルス、ダブルスとも全て初戦敗退と言う残念な結果になってしまいましたね。

そんな中、勝ち残っているのが女子シングルスの大坂なおみ選手と、女子ダブルスの青山修子&柴原瑛菜ペアー。

大坂選手は1回戦、2回戦と快勝。3回戦はオフコートでも親交のあるオンス・ジャブールに、ちょっとサービスの調子がそれまでより落ちた印象だったけど、しっかりストレートで勝利。

今日行われた4回戦は、グランドスラム2度優勝経験があり、去年の全豪オープン準優勝のガルビーニャ・ムグルサに苦戦を強いられました。

ムグルサの安定したストロークと粘り強さから、大坂選手はミスが多かったのが苦戦の原因だったけど、本人もそれを意識して終盤は丁寧なプレーに修正してましたね。

それでも第3セットでは2本のマッチポイントを握られて、万事休すかと思う瞬間もあったけど、そこからの巻き返しはさすがで、2年ぶりとなるベスト8進出でした。

その準々決勝では、ノーシードから勝ち進んだベテランのシェー・スーウェイ。なかなかのテクニシャンで、対戦相手が嫌がるプレーをするのが特徴で、今大会もシード選手二人を破っての快進撃。

明後日の準々決勝でも大坂選手は接戦を強いられる可能性も高いけど、シェー・スーウェイの巧みなプレーに奔走されることなくしっかりラケットを振り切って自分のプレーをして欲しいわね。

青山&柴原ペアーは、2回戦では地元オーストラリアからのワイルドカードのペアーに苦戦を強いられましたね。

第2セットではマッチポイントを握られる崖っぷちから、そこをしのいで何とか第2セットを取り返すと、第3セットは意気消沈してしまったオーストラリア・ペアーを圧倒。

今日の3回戦はシード・ペアーとの対戦だったけど、終始流れを渡さず安定した勝利でしたね。

準々決勝では、第2シードのエリーゼ・メルテンス&アリーナ・サバレンカ組と対戦します。

女子シングルス&ダブルスと日本勢が制覇するのも夢ではない、、、かも!

男子シングルスで、思わぬ(?)快進撃を続けているのが、予選を勝ち上がったアスラン・カラチェフ。

グランドスラム初出場でもあり、ロシアの若手なのかと思ったら、1993年9月生まれの27歳。2020年11月に自己最高位の111位を記録して現在のランキングは114位。

全豪オープンの予選では、1回戦でアメリカ期待の若手のブランドン・ナカシマをフルセットで下すと、2回戦と3回戦は快勝で勝ち抜き本戦の切符を手にしたの。

カラチェフはこの全豪オープンの勝ち上がりでもちろん世界ランクもかなり上昇。自己最高位を大きく更新して63位前後へ躍進。

準々決勝では今日ドミニク・ティエムを圧倒したグリゴール・ディミトロフと対戦。この試合も楽しみね。

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日比野選手、接戦制す&歴史を塗り替えた選手

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昨日の全豪オープン2021大会2日目に登場した日本人選手は、女子シングルスの日比野奈緒選手のみでしたね。

そんな日比野選手、前哨戦を肩の違和感から欠場する決断をしていたために、昨日の試合は実に約5ヶ月ぶりの実戦だったの。

そんな日比野選手が対戦したのは、地元ワイルドカードのアストラ・シャーマ。もちろん地元の選手だから、海外勢と違って隔離措置などなく普通に練習できていた時点でも差があるはず。

第1セットでは日比野選手は実戦の感覚があまりなかったのか、シャーマのサービスに全く合わず、セカンドセーブではほとんどリターン出来ずにいて、イライラを募らせる場面も。

それでも経験で勝る日比野選手は徐々にリターンも合い始め、第2セットを逆転で奪うと流れは日比野選手へ。

迎えた第3セット、そのまま日比野選手の流れになるかと思ったら、そこは地元選手。人数制限があるなかでも観客がいる今年の全豪オープン。地元の観客がシャーマがポイントを取ると大きな声援を送るようになり、そんな声に後押しされてまたシャーマのプレーのレベルもまた上がり接戦へ。

試合の終盤ではやっぱり経験の差が出たのか、最後の最後でブレークに成功した日比野選手が、もつれたサービング・フォー・マッチのマッチポイントは、見事なサービスでシャーマはリターン出来ずゲームセット。

2回戦では第20シードのマリア・サカーリをフルセットで下したクリスティーナ・ムラデノビッチと対戦します。

今日はナイトセッションに大坂なおみ選手が2回戦に登場しますね。カロリーヌ・ガルシアと対戦します。

そしてこの日、歴史を塗り替えた選手が。それがマヤール・シェリフ、24歳。

予選を勝ち上がって本戦入りしていたシェリフはこの日、同じく予選を勝ち上がったクロエ・パケをストレートで下して、エジプト人女子選手としてグランドスラムで初めて勝利を飾った選手となったの。

去年の全仏オープンでシェリフは、予選を勝ち上がって本戦入り。その時、エジプト人女子選手として初めてグランドスラムの本戦の舞台に立ったんだけど、1回戦でカロリーナ・プリスコバに6-7(9), 6-2, 6-4の接戦で敗退していたの。

「とても大きな意味があること。なぜなら、これは越えなければならない壁だった。精神的な壁。ここのコンディションは順応するにはとても厳しかった。特に自分のプレーだと時間がかかった。」

「コートはとても早く、暑さなど全てのことがあっと言う間に起こって、ボールをコントロールするのがとても難しかった。自分が成し遂げたことにとても嬉しく思っているし、もっと上へ行きたい。」

と喜びを語っていたシャーマだけど、実は彼女はクレーコートを得意としていたために、早い全豪オープンのハードコートを苦手としていたんだって。

「ここのコートはこれまでプレーした中で最も早いコートだったから、自分のテニスをそれに順応されるのは難しかった。そんな早いコートで、それでも何とか戦って勝利を手にできたことは自分に取って大きな意味がある。自分の最高のレベルでプレーできたことはとても意味が大きい。」

「明らかにまだまだたくさんのこんな経験が必要。このような舞台に立つ必要があるし、こんな選手達と対戦する必要がある。もっと上のラウンドへ行くために、必要なことだから。」

エジプトでは女性がプロのテニス選手になるのはかなりマレなことみたい。そんなエジプトでもカイロの街で人々が彼女を認識するようになったんだって。

「カイロの街で何度も止められて、写真を求められたり、次も頑張ってと声をかけられたりする。子供が自分を認識して来てくれるのは最高の気分。特にテニス選手として認識してくれていることが。そんな子供達は次世代を築いてくれる存在だし、そんな彼等は自分自身を信じて欲しいし、私を見て彼女のようになりたいと言って欲しい。」

「誰かが、いつかあなたのようになりたいと言ってきたら、私はこう言う。いや違う、もっと良い選手になるべきだし、もっと何かを成し遂げられるし、もっと上へ行くべきって。」

現在世界ランク131位のシェリフ。この勝ち上がりで自己最高位を更新して115位を切る可能性があるけど、2回戦も同じく予選を勝ち上がったカヤ・ユヴァンと対戦するわ。

ドロー運は悪くないし、更に上へ勝ち上がるかもね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

トルコの15,000ドルのサーキット大会では、山口芽生選手、予選を勝ち上がった小林ほの香選手、ラッキールーザーの輿石亜佑美選手が1回戦敗退でした。

スペインの15,000ドルでは、第2シードの秋田史帆選手がベスト8でした。ダブルスでは、インド人と組んだ秋田選手がベスト4でした。

チュニジアの15,000ドルでは、江藤直子選手が1回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、小関みちか選手、上田らむ選手、井上雅選手が1回戦で、第4シードの今西美晴選手、第7シードの瀬間詠里花選手が2回戦敗退でした。第1シードの岡村恭香選手がベスト8でした。ダブルスでは、第2シードの井上&瀬間ペアーがベスト4、台湾人選手と組んで第1シードの岡村選手が優勝しました。

男子では、チャレンジャー大会に出場の日本人選手はいませんでした。

チュニジアの15,000ドルのフューチャーズ大会では、中川直樹選手が2回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、島袋将選手、望月慎太郎選手が1回戦で、第1シードの今井慎太郎選手、第7シードの野口梨央選手、予選を勝ち上がった住澤大輔選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、台湾人と組んで第1シードの今井選手がベスト4でした。

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全豪オープン大会初日

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昨日行われた全豪オープン2021の大会初日には多くの日本人選手が登場しましたね。

まずは大坂なおみ選手が圧巻のプレーを見せてくれて、アナスタシア・パブリュチェンコワを一蹴して初戦突破しましたね。

去年のUSオープンのプレーを見ても感じたけど、強打一辺倒な印象のプレーだった大坂選手が、プレースメントでボールをコントロールする場面がより見受けられるようになった印象でした。

オープンスペースを作って、あとは空いたスペースに打てばウィナーになるケースでも、かつてはかなりの強打をしてミスになってしまうことでイライラを募らせることがあったわ。

USオープン初優勝の時はそんな強打がどんどん入っていたけど、その後の試合でもそれが入らなくなると精神的に崩れて行ってしまうことが見られたわよね。

強打で相手の体勢を崩したり、オープンスペースができると、次はそこまでの強打よりはプレースメントでポイントを取ったりしていると、当然ミスは減って確実にポイントを取れるようになったから、更に安定して勝利を手にすることができるようになったわね。

怪我などの体の不調さえなければ、あの冷静なプレーをしていたら、そうそう負けないんじゃないかしら。

一方、復活を目指す錦織圭選手はストレートで初戦敗退でしたね。

去年もツアーへ戻ってクレーコートでのプレーを見ていて、全盛期の時ほどのフットワークは感じられないなって思っていたけど、昨日の試合もまだ本調子ではない印象を受けました。

加えて、ATPカップのディエゴ・シュワルツマンとの試合も、何とか第2セットを取って、かつての錦織選手だと得意のファイナルセットで逆転勝利をする流れだけど、まだ体力的にかなり戻っていないのか、昨日の試合も第3セットはエネルギーが感じられないプレーだった気がしちゃいました。

もちろんこれは、今後のトレーニングで回復できること。今回もメルボルン入りしてからも厳しい隔離措置を強いられるなど、調整を万全にできなかったのは事実だから、第1セットと第2セットのようにトップ20の選手と相手に互角のプレーができたことなど、前向きにとらえるべきね。

やっぱりノーシードだと初戦から厳しい相手との対戦になってしまうから、今後の大会で徐々にランキングを上げて、次のグランドスラムではシード入りを目指して欲しいわ。

西岡良仁選手、試合では上手く行かないことがあるのはしょうがないけど、コート上での態度は全く見ていて気持ちの良いものではないですね。

WOWOWで解説していた松岡修造さんも、他の日本人の試合が見たいって本音がポロっと出てましたね。

第4セットでは途中でコートから帰る支度をしてたり、諦めモードも歴然でした。上手く行かない時にどう切り抜けるか、最後まで必死で戦い抜く姿が見たいわね。

内山靖崇選手はシード選手との対戦と厳しいドローだったけど、1セットを奪う健闘を見せて、各セットも接戦を演じていて、トップ選手との戦いに手応えを感じてくれたのではと思います。

ダニエル太郎選手の試合は見ることができなかったけど、予選最後に負けちゃったけど、ラッキールーザーで本戦への切符を手にする幸運をシーズン初めから掴めてこの舞台に立てたことは前向きに考えて、1日も早くまたトップ100への返り咲きをしてもらいましょう。

杉田祐一選手は第1セットは良いプレーで先取することができたけど、やっぱり難しい状況下での調整不足からか、途中で左脇腹を痛めてしまいリタイアしちゃいましたね。

でも良いテニスもできていたし、これからはまず怪我を治して体作りをしっかり再開して復帰して欲しいわね。

土居美咲選手、日比万葉選手の試合も見ることができなかったので、詳しい内容は分からないけど、初戦突破とは行きませんでしたね。

日比選手は、久しぶりにグランドスラムの予選を突破しての本戦入り。前哨戦でも初戦突破していたし、自身初のトップ100入り目指して今後のツアーも頑張って欲しいわ。

今日は日比野奈緒選手がワイルドカードのアストラ・シャーマとの1回戦に登場しますね。大坂選手に続いて初戦突破してもらいましょう!

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大坂、セリーナ、ヴィカ、大会棄権!

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全豪オープン2021へ向けて現在メルボルンで行われているオーストラリアのサマー・シリーズに出場中の大坂なおみ選手が、準決勝の前に大会を棄権することを発表したの。

大坂選手は、ギプスランド・トロフィーと言う大会に出ていたんだけど、それと同時に行われているヤラ・ヴァレー・クラシックに出場していて大坂選手同様準決勝進出を決めていたセリーナ・ウィリアムズも準決勝前に棄権を申し入れてたわね。

そして、厳しい隔離措置を強いられた選手のみへ向けて開催されているグランピアンズ・トロフィーでも、ヴィクトリア・アザレンカが準々決勝を前に棄権を申し入れているわ。

大坂選手は「テニス・オーストラリア、それからファンの皆さん、今日の試合を棄権してごめんなさい。ちょっとした怪我があり、全豪オープンも目前と言うこともあり、注意深くなる必要がある。来週戦えることを楽しみにしている。」ってコメントを出しているの。

セリーナは右肩の怪我を理由に、アザレンカは腰の怪我を理由に棄権を申し入れているの。みんな全豪オープンを見据えて取った決断だと思うわ。全豪オープンへ、なるべく万全な状態で臨みたいってことよね。

その全豪オープンも男女シングルスのドローができました。

第3シードの大坂選手は1回戦でアナスタシア・パフリュチェンコワと対戦します。日比野奈緒選手はワイルドカードのアストラ・シャーマと、土居美咲選手はアリャ・トムリャノビッチと、予選を勝ち上がった日比万葉選手はラッキールーザーのアンナ=カロリーナ・シュミドローバと対戦します。

男子では、錦織圭選手が第15シードのパブロ・カレーニョ=ブスタと、西岡良仁選手はペドロ・マルチネスと、ラッキールーザーのダニエル太郎選手は予選を勝ち上がったマキシム・クレッシーと、内山靖崇選手は第29シードのウゴ・ウンベールと、杉田祐一選手は予選を勝ち上がったバーナード・トミックと、それぞれ1回戦で対戦しますね。

それから、アンディ・マレーがイタリアのチャレンジャー大会で復帰することを1月27日のブログで紹介したけど、当初はエントリーに間に合わなかったから予選からの出場の予定だったんだけど、直前になって本戦へのワイルドカードがもらえて第1シードでの出場となったみたい。

マレーは特に問題もなく行けば、その翌週に行われるイタリアのチャレンジャーにも続けて出場する意向のようね。怪我なく戦い抜いて欲しいわね。

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アンドレエスク、復帰は全豪まで見送り

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1月27日のブログで紹介した、女子ツアーの全豪オープン前哨戦として厳しい隔離措置を強いられた選手のみへ向けて開催されるグランピアンズ・トロフィーに出場予定だったビアンカ・アンドレエスクが欠場することになったの。

世界ランク8位のアンドレエスクは、2019年シーズンに大ブレーク!

3月にインディアンウェルズで行われたBNPパリバ・オープンでツアー初優勝を飾ると、9月にUSオープンでグランドスラム初優勝を飾るまで、棄権などを除くと26連勝する快進撃。(それを止めたのは大坂なおみ選手だったわ)

そんな彼女も怪我のために2020年シーズンはスタートが遅れていたんだけど、その後は新型コロナウィルスのパンデミックでツアーが中止となり、ツアー再開してからも復帰を果たせてはいなかったから、今日から行われるグランピアンズ・トロフィーが丸1年以上ぶり(15ヶ月以上ぶり)の公式戦になると注目が集まっていたの。

「2週間の隔離措置のあと、やっとコートに戻れたのはとても気持ちが良いと感じられている。チームと話し合った結果、今週は全豪オープンへ向けてのトレーニングに集中してグランピアンズを欠場する決断に至った。」

「テニス・オーストラリアやWTAにはこのような全ての選択肢を与えてくれるように努力を続けてくれたことに多大な感謝をしたい。皆さん、全豪オープンで会いましょう。」と、アンドレエスクはコメントを出していました。

アンドレエスクはメルボルン入りしたチャーター機から新型コロナウィルスの陽性反応が出た人が出てしまったんだけど、何とそれは自身のコーチのシルヴァイン・ブルノー氏だったの。

今は来週から始まる今季最初のグランドスラムである全豪オープンへ向けて、しっかり調整して欲しいわね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

トルコの15,000ドルのサーキット大会では、予選を勝ち上がった山口芽生選手、加藤未唯選手が1回戦敗退でした。

スペインの15,000ドルでは、第6シードの秋田史帆選手がベスト4でした。

男子では、チャレンジャー大会に出場の日本人選手はいませんでした。

エジプトの15,000ドルのフューチャーズ大会では、予選を勝ち上がった齋藤恵佑選手、大西賢選手が1回戦で、第8シードの山崎純平選手、予選を勝ち上がった田島尚樹選手が2回戦敗退でした。予選を勝ち上がった川上倫平選手がベスト8でした。ダブルスでは、市川&渡邉ペアーがベスト4、大西&山崎ペアーが準優勝でした。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 08:16 | コメントをどうぞ
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