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昨日の全豪オープン2021大会2日目に登場した日本人選手は、女子シングルスの日比野奈緒選手のみでしたね。
そんな日比野選手、前哨戦を肩の違和感から欠場する決断をしていたために、昨日の試合は実に約5ヶ月ぶりの実戦だったの。
そんな日比野選手が対戦したのは、地元ワイルドカードのアストラ・シャーマ。もちろん地元の選手だから、海外勢と違って隔離措置などなく普通に練習できていた時点でも差があるはず。
第1セットでは日比野選手は実戦の感覚があまりなかったのか、シャーマのサービスに全く合わず、セカンドセーブではほとんどリターン出来ずにいて、イライラを募らせる場面も。
それでも経験で勝る日比野選手は徐々にリターンも合い始め、第2セットを逆転で奪うと流れは日比野選手へ。
迎えた第3セット、そのまま日比野選手の流れになるかと思ったら、そこは地元選手。人数制限があるなかでも観客がいる今年の全豪オープン。地元の観客がシャーマがポイントを取ると大きな声援を送るようになり、そんな声に後押しされてまたシャーマのプレーのレベルもまた上がり接戦へ。
試合の終盤ではやっぱり経験の差が出たのか、最後の最後でブレークに成功した日比野選手が、もつれたサービング・フォー・マッチのマッチポイントは、見事なサービスでシャーマはリターン出来ずゲームセット。
2回戦では第20シードのマリア・サカーリをフルセットで下したクリスティーナ・ムラデノビッチと対戦します。
今日はナイトセッションに大坂なおみ選手が2回戦に登場しますね。カロリーヌ・ガルシアと対戦します。
そしてこの日、歴史を塗り替えた選手が。それがマヤール・シェリフ、24歳。
予選を勝ち上がって本戦入りしていたシェリフはこの日、同じく予選を勝ち上がったクロエ・パケをストレートで下して、エジプト人女子選手としてグランドスラムで初めて勝利を飾った選手となったの。
去年の全仏オープンでシェリフは、予選を勝ち上がって本戦入り。その時、エジプト人女子選手として初めてグランドスラムの本戦の舞台に立ったんだけど、1回戦でカロリーナ・プリスコバに6-7(9), 6-2, 6-4の接戦で敗退していたの。
「とても大きな意味があること。なぜなら、これは越えなければならない壁だった。精神的な壁。ここのコンディションは順応するにはとても厳しかった。特に自分のプレーだと時間がかかった。」
「コートはとても早く、暑さなど全てのことがあっと言う間に起こって、ボールをコントロールするのがとても難しかった。自分が成し遂げたことにとても嬉しく思っているし、もっと上へ行きたい。」
と喜びを語っていたシャーマだけど、実は彼女はクレーコートを得意としていたために、早い全豪オープンのハードコートを苦手としていたんだって。
「ここのコートはこれまでプレーした中で最も早いコートだったから、自分のテニスをそれに順応されるのは難しかった。そんな早いコートで、それでも何とか戦って勝利を手にできたことは自分に取って大きな意味がある。自分の最高のレベルでプレーできたことはとても意味が大きい。」
「明らかにまだまだたくさんのこんな経験が必要。このような舞台に立つ必要があるし、こんな選手達と対戦する必要がある。もっと上のラウンドへ行くために、必要なことだから。」
エジプトでは女性がプロのテニス選手になるのはかなりマレなことみたい。そんなエジプトでもカイロの街で人々が彼女を認識するようになったんだって。
「カイロの街で何度も止められて、写真を求められたり、次も頑張ってと声をかけられたりする。子供が自分を認識して来てくれるのは最高の気分。特にテニス選手として認識してくれていることが。そんな子供達は次世代を築いてくれる存在だし、そんな彼等は自分自身を信じて欲しいし、私を見て彼女のようになりたいと言って欲しい。」
「誰かが、いつかあなたのようになりたいと言ってきたら、私はこう言う。いや違う、もっと良い選手になるべきだし、もっと何かを成し遂げられるし、もっと上へ行くべきって。」
現在世界ランク131位のシェリフ。この勝ち上がりで自己最高位を更新して115位を切る可能性があるけど、2回戦も同じく予選を勝ち上がったカヤ・ユヴァンと対戦するわ。
ドロー運は悪くないし、更に上へ勝ち上がるかもね。
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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。
トルコの15,000ドルのサーキット大会では、山口芽生選手、予選を勝ち上がった小林ほの香選手、ラッキールーザーの輿石亜佑美選手が1回戦敗退でした。
スペインの15,000ドルでは、第2シードの秋田史帆選手がベスト8でした。ダブルスでは、インド人と組んだ秋田選手がベスト4でした。
チュニジアの15,000ドルでは、江藤直子選手が1回戦敗退でした。
エジプトの15,000ドルでは、小関みちか選手、上田らむ選手、井上雅選手が1回戦で、第4シードの今西美晴選手、第7シードの瀬間詠里花選手が2回戦敗退でした。第1シードの岡村恭香選手がベスト8でした。ダブルスでは、第2シードの井上&瀬間ペアーがベスト4、台湾人選手と組んで第1シードの岡村選手が優勝しました。
男子では、チャレンジャー大会に出場の日本人選手はいませんでした。
チュニジアの15,000ドルのフューチャーズ大会では、中川直樹選手が2回戦敗退でした。
エジプトの15,000ドルでは、島袋将選手、望月慎太郎選手が1回戦で、第1シードの今井慎太郎選手、第7シードの野口梨央選手、予選を勝ち上がった住澤大輔選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、台湾人と組んで第1シードの今井選手がベスト4でした。