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全豪オープン2023大会2日目、元男子世界ランク1位のアンディ・マレーが第13シードのマッテオ・ベレッティーニを、相手のマッチポイントをしのいでフルセットのマッチタイブレークの末に下す金星を飾ったの。
2019年のこの大会の1回戦で、ロベルト・バウティスタ=アグートにフルセットで負けた後の会見では、目に涙を浮かべながらその試合が自身のキャリア最後の試合になるかもと示唆する発言をするほど、右股関節の怪我に苦しんでいたの。
そんなマレーが、幾度もの手術や治療を乗り越えてまたトップ100、そしてトップ50へと返り咲き、昨日の素晴らしい勝利を手にすることに。
「この勝利を今夜と明日噛み締めるだろうけど、今はただ信じられないくらいハッピーで、自分自身を誇りに思う。こんなスタジアムで、マッテオのような選手とプレーするチャンスを掴むために、この数ヶ月チームと共に多大な努力をしてきた。そしてそれが今夜報われた。」
そう語るマレーは、これでグランドスラムでトップ20選手からの連敗を5で止め、同時にベレッティーニからの連敗も3で止めたの。
「10ポイント・タイブレークを戦ったのは初めてだった。ちょっと違う感じだった。例え6ー1のか7ー1とリードしてもまだ終わりまで長いと感じる。実際、彼は終盤で力強く挽回してきた。最後は、ネットインでちょっとラッキーだっただけ。」
「彼は信じられないサーブを打っていたし、素晴らしい選手でもある。ツアーでも最高の選手の一人だし、最後の最後まで常に全力を尽くして戦う選手。そんな選手相手に勝ち抜くために、良いプレーができた。」
そんなマレーの2回戦の対戦相手はまだ決まっていないの。
昨日は、気温が高くなり過ぎてヒート・ポリシーが適応されて外のコートの試合は中断を余儀なくされ、その後は雨のためにまた中断されるなど、予定していたスケジュールが消化できなかったの。
マレーの次の相手は、サナス・コキナキスとファビオ・フォニーニの勝者なんだけど、この試合はコキナキスが6ー1、6ー2、4ー2とリードし、第3セットの第7ゲームのフォニーニのサーブで15ー40のところで中断し、今日へと順延になってるわ。
そして昨日お伝えした中国人男子選手だけど、残る一人のザン・ジゼンがアメリカの全米大学選手権チャンピオンのベン・シェルトンと対戦したけど、惜しくもフルセットのマッチタイブレークの末に敗退。シャン・ジュンチャンに続く初戦突破とならなかったわ。
今日2回戦で第16シードのフランシス・ティアフォーと対戦するシャン・ジュンチャンは、現在ダンテ・ボッティーニ氏がコーチについているの。そう、かつて錦織圭選手のコーチだったボッティーニ氏。
そんなボッティーニ氏はシャンについて、「彼は完成された選手。彼は試合中の読みがとても良い選手で、彼のコーチになり始めた時にそれが一番驚かされたこと。彼はこの年齢でテニスのことをかなり知っている。」ってシャンに驚かされたんだって。
去年のオフシーズンからコーチについたボッティーニ氏だけど、シャンは去年一時的に元男子世界ランク1位のマルセロ・リオス氏がコーチについていたこともあるの。
リオス・コーチのもと、チャレンジャー大会で初優勝を飾ったものの、二人のコラボレーションは続かなかったようね。
そんなシャン、ティアフォー相手にどこまでやれるか楽しみだわ。
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今日は男子シングルス2回戦に日本人男子3選手が登場しますね。
第31シードの西岡良仁選手は予選を勝ち上がったダリボール・スヴルチナと、ダニエル太郎選手は第20シードのデニス・シャポバロフと、予選を勝ち上がった綿貫陽介選手は第29シードのセバスチャン・コルダと対戦します。
そして女子ダブルス1回戦には、アルディラ・スチャーディと組んで第16シードの加藤未唯選手が登場します。