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錦織圭選手、やりましたね！！！このところ絶好調だったアンディ・マレーをフルセットの死闘の末に下して、２年ぶりとなる準決勝進出を決めました。
正直、ここ最近のマレーの好調さやリオ・オリンピックでの対戦を考えたら、マレーがかなり優勢かと思われていたはず。Pinkyも実はそう感じていました。
出だしはそう思わせるような展開でこのままあっさりやられてしまうのかと思ったほど。でも、雨での中断後は少し流れが変わって来ましたね。そして第４セット序盤の、プレー中の「ゴーン」と言う爆音がしてプレーがやり直しになった事で、マレーがイライラと言うか怒りのような感情を示し始めたの。
その半面、錦織選手は常に冷静さを維持していて、２年前のこの大会で見せたような「ゾーン」に入ったと思わせるストロークを展開してました。
課題だったサーブも、この試合ではファーストサーブは６０パーセントで入れて、これはここまでの試合で一番高いものでした。
セカンドサーブでのポイント獲得率は４３パーセントとそれほど高くはなかったけど、逆にマレーのセカンドサーブでは３９パーセントしかポイントを取らせなかったのが、９回ものブレークを奪えた要因ではないでしょうか。
決勝進出をかけて第３シードのスタン・ワウリンカと対戦します。ワウリンカは、２００９年チャンピオンのファン・マルティン・デル=ポトロをセットカウント３ー１で下して、ウィンブルドンでの敗戦のリベンジを果たしましたね。
大会明けのランキングで錦織選手は、次の準決勝で負けるとミロス・ラオニチ、ロジャー・フェデラーを抜いて５位へ、勝利するとラファエル・ナダルとワウリンカを抜いて自己最高位を更新する３位へと浮上します。
これまで２勝３敗のワウリンカとの対戦だけど、マレー戦のようなプレーが出来れば勝機はあるはず。２年ぶりの決勝進出、そして念願のグランドスラム初優勝へ向けて、また「ゾーン」に入ったプレーを見せてもらいましょう！
