サーブのインパクト
全身で抱きかかえるイメージ
当然、スマッシュもそうだろう
ちょっと、いやそうとう昔の写真
19才の松原さん
確かに抱きかかえるイメージがあった
ジャンピングスマッシュなんてエラーするわけがないと思っていたころ
スマッシュの技術は大昔から変わっていないので
松原さんの写真を真似しても大丈夫です。
ここのところ
東戸塚松原テニススクールで大当たりのアドバイス
サーブのインパクトで
ボールを内側に抱きかかえるイメージ
打点が体軸よりも後方という指導法は以前からしていたが
イメージとして
全身で包み込むような感じを持ってもらうことにより
9才の女の子のフラットサーブも
男性の力自慢スピンサーバーも
一気に安定度がアップした
もちろん構えから
フィニッシュまで包み込んでいる
もしかしたら
名人級のフォアはんだーも
そうかもしれない
昨日のレッスン巡回中
数人の方にフォアハンドをアドバイスした
インパクト直前から
ラケットヘッドを先行させようとする人が多い
当たりが不安定になり
面も狂いやすくなって
当然不安定になる
松原さんのアドバイスは
手首の角度を保ったままのインパクト
インパクト後まで、腕を引き続け、加速すること
引き続けることにより
ラケットが安定した状態をたもち続けるのだ
結果
一見手首をいっぱい使ってそうなこの人でさえそうなのだ
フォアハンドだが
名人はボールを打球方向に押すと言う
松原コーチは腕を引っ張れと言う
どっちが正しいのだろう
実はどちらも正しい
目の付け所が少し違うだけ
これはフォアハンドを上から見た図
肩を中心に腕もラケットも円運動をする
打点を図のように前の方、ネット方向に取れば
ラケット面は赤矢印の方向に動く
面は打球方向を向いており
ラケット面がボールを打球方向に押すことを名人はイメージしているだろう
一方
手の動きは、オレンジ矢印方向
その時の力を入れる方向としては
遠心力に逆らって引っ張る求心力方向との合成となり
物理学者は
力の入れる方向を紺色矢印方向
もしかしたら
緑色矢印方向かもしれないと主張するかもしれない
これは
引っ張りしかありえない
ハンマー投げの力の方向を見てみるとわかりやすいかもしれない
そんなわけで
イメージとしてのボールを押せもありだし
力学としての腕を引けもあり
だが
打球方向にボール7個分押し出せという教え方が
普通の人にどう受け捕らえられるかは
よく考えてみる必要がある鴨
コーチの言葉遣いというのはマコトに難しいのだ
ラケットでボールを打つ
その時のインパクト
接触時間は1000分の5秒か6秒か
まあ
普通の人の感覚でいえば一瞬
その間、面を操作したりする時間はない
だから
インパクト以前に正確なラケット面ができているかどうかで勝負は決まる
例えば現代的なトップスピン系フォアハンドならば
構えから
正確な面の作るための向きにし
肩関節を捻らないで引いていき
後ろ向きの面から振り出す
面は徐々に垂直になっていき
当然のように垂直面でボールを捕らえる
面がかぶさるのはインパクト後
そして左横に引き抜く
元をたどれば
構えで作った形をインパクト後まで変えない
途中で変更しなくていいように
始発駅を間違えない
ミスるわけがないのだ。
東戸塚松原テニススクールでレッスンに入ることが多い
また最近はイベントで
90分間球出しボールのみの時間を土曜日に行っている
松原さんが後ろにいて片っ端から上手くさせてしまう
興味ある方は
テニスベア―で募集しているので見てほしい
そこで
特にフォアハンド
「腕力だけでいいですよ」
というアドバイスをよく口にする
プロは全身のパワーをうまく使って打つし
その方が効率もいいし
いいボールだし、障害も少ない
その全身の使い方だが
ちょうどいいという使い方があると思う
身体が動いて、その動きにブレーキがかかり
その反動で腕が加速される
それが運動連鎖
フォアハンドでいえば
横向きから前向きに上体が動き
前向きの上体から腕が振り出されるのが理想的な形
大きく引きすぎて
前向きになるのが遅れると
腕だけで打ったよりも
逆運動連鎖でスピードが出なくなってしまう
それと運動連鎖というもの
腕を振るつもりでいると
身体は自然に動くし
最適な使い方、最適な量を自然にやるものなのだ
その最適値を導き出すアドバイスが
「腕力だけでいいですよ」
打った後で評価してあげる
「素晴らしい身体の使い方ですね」
コーチの皆さんにも考えてほしいのだが
身体をいっぱい使うのが目的になっていませんか?
私はボールを打つのが目的なのかと思っていました
両手バックなんか
振り子テンポの関係で
フォア以上に身体の動きを小さくしなければない鴨
片手トップスピンバックの打点は
かなり前、ネット方向
それは
スウィングが振り子を積極活用するから
肩を中心に縦振りすれば
打点を前にすることにより
自然にアッパースウィングでボールを捕らえる
自然にトップスピンの完成だ
振り子の勢いをうまく利用するため
テイクバックは
高めにする方が振りやすくなる
昨日の東戸塚松原テニススクール
リトルクラス
小柄な小学生女子のNちゃん
なぜか片手トップスピンバックハンドが好み
だが、どうしても振り遅れることが多い
間に合わない飛ばない
だから急いで振る
手首の角度も動かして
ラケットヘッドを前に出そうとする
私も片手バックトップスピンなので
やって見せ打点を前の方に取ることを確認
手首の固定も
ゆうっくり振ることをイメージしてもらい
ボールを想像した素振りでジャストミート
自分で落としたボールをヒットした後
球出ししたボールをきれいに返球してきた
Nちゃん満面の笑み
私もにっこり
最近は周りの人に両手打ちが多い
両手のベストマッチング振り子テンポは
速い
片手の人ではついていけない
ついついもっと早くとなってしまいがち
ホントは
ユウックリ、スウィングにも上達にも時間をかけるのが片手バックのコツなのだ
運動連鎖というのは
身体の動きが腕に伝わり
腕の動きが腕だけよりも強く振れるというようなこと
正確にいうと
身体の運動量 重さ ✖ スピード が
腕の運動量 重さ ✖ スピード に伝わっていくということ
体重 50kg ✖ 時速5km → 腕 5kg ✖ 時速50km
ということで
この例だとスピードが10倍になる
ここまで効率いいかはともかく
理屈はこう
ただし条件がある
前の動きが止まる反動が次の動きに伝わるということ
上体の回転が止まっっているのがわかるかな
もっとはっきりした写真
前の足右足で体重移動を止める
その反動でバットを振る
ボールは150m先へ
運動連鎖とは
動きにブレーキをかけて伝えることなのだ
本日のイベントレッスン
テニスベアというサイトから申し込みできるので覗いてください
外部から参加の方も
構え方、引き方のわずかなアドバイスで
あっという間に打てるようになった
特にフォアハンド
ラケットヘッドを下げ
面が下向きになるように引いていくだけで
アウトしなくなる
肩の関節は捻らない
腕を振り子のテンポでユウックリ振り出す
フォアハンドを苦労していた皆さんが
あっという間に安定したショットを繰り出せるようになった90分間
最後に素晴らしいフォアハンドになった男性が
「おかげさまで安心してバックが打てるようになりました」
と言って去っていった
そういえばバックハンドもやったんだった。
そういえば
投稿の仕方、前と同じで簡単になった
よかった
何があったのかな