月別アーカイブ: 2014年8月

休みの日は大池へ

コマ切れの夏休みも今日でおしまい

明日からはまた普通の生活に戻る。

暑かったけれど

うちの裏庭、大池公園にオクサンと行ってきた。

まずは、風の通る丘の上で昼食

横に生えていた大木に

「いつもこんないいところでいいね」

と言ったら

CIMG3539

「なんだよ」 て、言ってた。

 

下に降りていくと、きれいな蝶が

akabosigomadara

ネットで調べると

「アカボシゴマダラ」 というらしい。

最近は暑くなったせいか、新たに持ち込むからか

昔は見なかった昆虫が増えているようだ。

 

次はいつもカワセミに会う小さい方の池へ

そこにカワセミが枝の上から獲物を狙う小島があるのだ。

何と

CIMG3559

開拓され、広々 「アーアッ」

鳥が隠れにくくなってしまっている。

結局、今日はカワセミには会えなかった。

 

いつものハス池と田んぼの横を通って帰る

白いハスがいくつか咲いていた。

CIMG3565

極楽のハスの葉、上には10cm位のカメが

CIMG3562

そして、実り始めた田んぼ横の帰り道へ

CIMG3568

夏は花が少なく

動物たちは昼寝ちゅうなのか?

絵柄は少なかったが

ノーンビリの昼下がりだった。 晴れ

 

 

 

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 19:20 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの手首

『butchcoon』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   いつも参考にさせていただいています。シコラー対策勉強になりました。自分のサークルにも非常に粘り強くシコるかたがいらっしゃるので参考になりました。
そして先生にまた別の質問なのですが、以前先生が参考になるフォアハンドのお手本選手にソダーリン(いまは戦線に復帰できていませんが)をあげていらっ しゃいました。非常にシンプルなフォアハンドですよね。そこでもうひとりグザビエ・マリス選手のフォアハンドも同じように腕打ちの代表格に見受けられるよ うに思うのですがいかがでしょう。先生のご意見を伺いたくおもいました。一応URLを。https://www.youtube.com /watch?v=YFMCwutws58   彼の練習風景です。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「非常にシンプルなフォアハンドです」

というのはほぼすべてのプロ選手にいえることだと思います。

でなければ、プロの忙しく強烈な打ち合いについていけない。

 

その中で、私がなぜ、ソダーリンに注目するのかというと

手首の形を変えないからです。

だからフラット気味の強烈ショットが打てるのです。

 

ほとんどのプロは

手首をしならせることにより、ラケットを走らせ

スウィングスピードをアップさせたり

スピン量を増やしたりしています。

 

特にこれはトップスピン量の多い選手に

より多く見られる特徴です。

 

なぜなら

手首を動かすと面が狂いやすく

特にフラット気味にたたいた時にエラーになりやすいからです。

 

松原さんはテニスコーチ、解説者として

他の人たちに見本を見せる必要があり

それと女子選手を教えることもありますので

手首を使わないフォアハンドを心掛けているのです。

(男子プロにはソダーリンくらいしかいないのかも)

ラケット面の向きをあまり変化させないで打てるなら

そうゆう才能や力がある人はプラスアルファを求め

または、フェデラーやニシコリにあこがれて

手首を使ってもかまいません。

そこまでの才能に恵まれない人でも

まねして、大丈夫なように

松原さんはやっています。

だから、フラットにも打てるのです。

 

さて、前置きが長くなりました。

マリス、マリッセでしょうか、ベルギーの人ですよね。

この人はむしろ手首動かしのトップスピン派だと思います。

これはジョコビッチのテイクバックですが

djok1408ftekubi

手首がインパクトと同じ形なら

この時点でラケットは赤い線のところに来ると思います。

インパクトの写真と比べてください。

djokfr1408imp

さて、そうゆう目で次のマリッセの動画を見てください

40秒くらいするとスロービデオの絵が出ます。

(その後、次の2人も手首をよく見てください)

かなり手首を使っているのがわかると思います。

彼はジョコビッチ側の人だと思います。

 

蛇足になりますが

私が最も恐れることは

手首を使ってものすごいスウィングをし

さらにフラットでものすごいスピードにすることです。

いつか安定して入るようになると思うのは

大いなる錯覚?

 

これはナダルはもちろん

ジョコビッチにもフェデラーにも

そして、別方向のソダーリンにもできないこと。

 

これを実現した人は

世界チャンピオンになるか

一生、未完の大器と呼ばれるか

どちらかだと思います。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:21 | 1件のコメント

シコラーをやっつける

『レフティスタイル』 さんからの連続質問シリーズ、再開です。

以下がコメントのその部分、8つ目の質問です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。 ・・・・・

8つめ、シコラーと対戦した時の勝ち方について
先日のクラブ対抗戦で、私はグリグリスピンの相手に負けましたが、後輩はシコラーと対戦していました。相手はダブルスを3セット終えた後で、体力が尽きる、また故障寸前で、全く攻めてきません。
全て軽いスライスの山ボールで返してきます。後輩は左右に振るのですが、コントロールも確率もイマイチで1セット目を1-6で落としました。
そこで、アドバイスしたのは、「こちらもリスクを負うな。攻めるな。徹底的につなげ。相手が潰れるまでねばれ!」でした。功を奏したのか、からくも2セット目を取り、接戦のまま第3セットで日没タイムオーバー、再試合となりました。
私なら、チャンスボールをブン殴って、ネットへダッシュしたいところですが、相手のペースにはまると上手くいかないこともあります。こうした時はどうしたらいいのでしょうか?
稚拙な質問ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

基本的には

オープンコートへ打って走らせ

短くなったら決めるかネットへ

ネットへ出たらスマッシュ。

これができれば簡単に勝てます。

できなければ泥沼へ ・・・

左右に振るところまではできるけど

最後の決め球が打てない人が多いのではないでしょうか。

決め球を練習しておきましょう。

1、短いボールを短くアウトしないようにクロスに決める。

2、ボレーをショートクロスに、またはドロップ。

3、スマッシュを逆クロスに。

これらをしっかり練習しておくことです。

練習してないのに試合でできないのは当たり前

深いショット、ラリーばかりしていても駄目です。

ボレーも決め方を練習する

ストロークと打ち合いをしているだけでは決め球は覚えられません。

とまあ、ここまでは当たり前の松原さんの話。

今日は念のため

東戸塚松原テニススクール田村コーチに知恵を借りました。

こうゆう場合どうすると聞いたら

「僕ならスライスで前後の走らせますね」 とのこと

nisiidrops1408

前に来たらトップスピンのショートクロスで抜く、またはロブ。

「シコラーは横には強いけど、前後に動かすとヘロヘロ」

と言っていました。

こちらの方が先手意地悪で

ゲームを支配するということのようです

参考にしてみてください。

nisi1408maitta

ただし、浅く打ったら

相手のドロップショットには気をつけてくださいね

相手がドロップを打った途端に

嬉しそうにスタートするくらいじゃないといけません。

そしてそれをどう処理するかも決めておきましょう。

そうしないと自分で自分の首を絞めます。

とにかく準備をしっかりしておくことです

そして自信をもって実行。

それでだめだったら?

日没目指してしこり倒すしかありません。 テニス

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:59 | 4件のコメント

スピンサーブの手首

『ジュニパー』 さんからスジガネ君サーブへの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
筋金君、手作りとはびっくりです。とても分かりやすいですね。

前回のトップスピンに対するボレーのアドバイスありがとうございました。5分で習得とはいっていませんが…千辛万苦しながら手応えを掴んできています。

さて、また質問お願い致します。
スピンサーブの際にリストがゆるんでしまっているせいか、インパクト時の面が安定しない時があります。テイクバックの時からグッと握っていれば大丈夫なのですが、やや厚い当たりになってしまい回転が落ちている感じがします。
インパクト時に面を安定させるコツはあるでしょうか。また、グリップの力加減やタイミングなどで、何か気をつける事はあるでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「リストがゆるんでしまっているせいか、インパクト時の面が安定しない時があります」

ということですので

手首がこんな形に、スジガネ状態で固まればいいのですが

ついついそうならない。

tekubi

実は少し前、私自身が解決した方法を紹介します。

先ほどの写真は私の2か月前までのグリップ。

 

今現代はそのころと比べ

左に、薄くなる方角に8分の1くらいでしょうか

変えています。

 

こうすると

同じ手の形では

インパクトの面が下を向いてしまいます。

ですから無理に手首の形を左に曲げない

自然な形になり

それほど頑張らなくても

面が作れるようになります。

 

さらに、それだけでは足りないほど薄くしたので

打球時に回内をより大きく使うようになりました。

こんな感じでしょうか。

raf1302sr1

回内を使うということは腕に力が入ること

1、自然に、しっかり感が増えました。

2、薄く当たることでスピン量は増え

3、しかも、回内を多くしたことで勢いが増しました。

 

これら3つのご利益分で

安定度が増した上に強力になり

ますます上達してしまったことを実感しています。

 

実はもう一つご利益が

回外気味に使ったせいもあり

ひじを痛めかけていたのですが

回内方向を強くしたせいで負担軽減

安心して打てるようになりました。

 

『ジュニパー』 さんも

「やや厚い当たりになってしまい回転が落ちている感じ」

だそうですので

グリップを薄くして

回内を多めに使ってみてはどうですか。  テニス

 

 

そうそう、YSさんからのコメントで

カラオケ  スジガネ君を使っての説明ですが
もし可能であるならばストップモーションムービーで
動きをみることができれば、とてもわかりやすいと思いました。

とありました。

 

水瓶座  実は、スジガネ君は動力なし

器用さ一切なしですので

自分では動けません。

なのに形を見事に作れるのがご利益なのです。

 

コマを多くするのはできますし

大昔、テニスジャーナル紙に

プロカメラマンの撮影で掲載したこともあります。

動画となると、コンピューターグラフィックスでしょうか

私には無理ですね。

 

滑らかな動きは

鈴木貴男かロジャー・フェデラーに任せます。

ぜひ彼らのビデオをスローでご覧ください。

そしてスジガネ君の1コマと比べて下さい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:06 | 1件のコメント

新しいギター

夏休みということで

ちょっとテニスから離れてみる。

 

近所のハードオフというリサイクルショップ

ギターを見ていてほしいのを見つけた

奥のジャンクコーナーにあったかわいいやつ

CIMG3534

長さが3分の2くらい、ミニギターだ

ジャンクというと直訳すればゴミ?

ネックが沿っていたり、ボディーにひびが入っていたり

エレキギターだとエレキが使えないとか

 

でも別に壊れてもいない

前にさわった人がチューニングしたのか

コードを弾いてみると結構いい音がする

前から欲しかった、小音ギターにピッタリ

 

しかも、値段を見ると、たったの 1500弗

国内なので消費税8%がプラス

それが120円にもなるが

(さっきのはひょーたん島ドルなのだ)

ここは清水の舞台から飛び降りたつもりで購入

多分中国製だが、賞味期限が切れても死ぬわけじゃない

 

さっそく、うちに帰って弾いてみる

ここで悩んだのがチューニング。

 

弦の長さは普通ギターの4カポ辺り

だから、4カポの高さになるようにチューニング

1弦がやたらに響く

じゃあ、2カポで

まあまあか

オクサンの何気ない一言

「普通でいいんじゃないの」

 

やってみると、それなりに落ち着いている

テニスだと、テンションが7ポンドといった感じ

ちょっとボヨンとした感じの音だが

小音ギター仕様にははまっているような気もする

 

ミニギター

ホントはどの高さでチューニングするのだろうか?  るんるん (音符)

 

 

カテゴリー: 日記, 音楽系 | 投稿者松原コーチ 19:02 | 1件のコメント

筋金入りサーブ

先日お話ししたスジガネ君のスピンサーブを紹介する。

動きとして、あるのは

1、上体の回転

2、上腕の外旋、内旋

3、前腕の回外、回内   の3つのみ

これだけでプロのスピンサーブをトレースしてみせる。

 

アドコートから、上体を後ろに倒し姿勢をキープ

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当然、肘の角度は90度をキープ  (しかできない)

手首も固定したまま

上腕を外旋させて

背中の方へラケットを落としていく。

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一番落ちたところから

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さらに  (プロの写真でよく見る光景へ)

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上体を前に向けていきながら

落ちるのと逆に、上腕を内旋させて、振りあげていく

インパクト直前、上体はもう少しで打球方向を向く

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上体の向きを前向きでブロック

前腕を回内をさせながら、インパクト

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肘の高さを残して

腕相撲でねじ伏せるように

フィニッシュへ

cimg4891 tssr8

どうだろう

プロのスピンサーブ

その肝心な部分をイメージできただろうか?

もちろん鈴木貴男プロの方が肘を伸ばして高い打点としているし

生身の身体の見事なしなりも見せている。

そしてそれらは

実は、意識しなくても自然にできてしまう動作。

 

だが、スジガネ君の方も

1、上体の回転

2、上腕の外旋、内旋

3、前腕の回外、回内   の肝心な3つのみの動きで

見事プロのスピンサーブを見せてくれた。

 

この制限された動きを評価し、見本にしてほしいのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:34 | 2件のコメント

スジガネ君再び

スピンサーブをわかり易く説明するには

大切な要点だけをしっかり見せてくれるプロの見本が必要。

だから

今日は私の大切な弟子

「スジガネ君」 に登場してもらった。

まずは彼の紹介から

CIMG5037

今は昔

松原さんはサーブの解説、技術指導の要点が

なかなか理解されないことに業を煮やしていた。

サーブで必要な動きは次の3点

上体の回転

上腕の内旋、外旋

前腕の回内、回外

それ以外は固定すべきという考えだ。

もちろん腕の曲げ伸ばしの要素はあるが

これは打点を高くとるための方便として

スジガネ君プロジェクトでは例外扱いとしている。

そこで、ふと思いついたのが

この3つの要素しか動かせないロボットを作ること。

そしてそのロボットに

プロのサーブの動きと同じ動作ができること。

 1408jikukaiten

そうすればプロの動作は

3つの基本を押さえただけの

単純動作であると証明できる。

さっそく、物置と押入れから

ベニヤ板とカーテンレールを探し出し、製作開始。

実は見かけも考慮して改良した2号機がこの子

「スジガネ君」 なのだ。

身長、体格はテニスボールとの比較で推測してほしい。

さて、後ろ向きに立ってもらい

上体を斜めにして、彼の能力について説明しよう。

CIMG5040b

まず、絶対固定の形が2つある

オレンジ矢印の位置

つまり肘の角度は90度に固定なのだ。

もう1つは

その肘から左肩までが一直線であること。

140521srtame

次にサーブの球質によって変わるが

そのサーブを打つ間は固定すべき、3か所。

赤矢印のところ

上体の傾きを決めるための腰の差し込み穴が2か所

右の穴がスピンサーブ用のななめ穴

左の穴、位置は中央なのだが

真ん中に垂直にあけた、フラット、スライス用の穴。

最初の写真ではその位置に差し込んである。

2つ目は黄色の矢印

グリップまたは手のひらの角度を決めること。

3つ目は小さな青矢印、手首の角度だ。

tekubi

そして最後は自在に動かすべき、3か所

赤、青、黒の曲線矢印で示した場所。

黒は上体の回転      (上体を横向きから前向きに)

青は上腕の内旋、外旋    (腕相撲で相手をねじ伏せる動き)

赤は前腕の回内、回外だ。   (ドアノブを回す動き)

この3か所の動きだけで

プロのスピンサーブが再現できるのか?

 raf1302sr1

さて、と盛り上がったところだが

今日もちょっと長くなってしまった。

次回、スジガネ君による見事なスピンサーブをお見せしよう。  テニス

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:54 | コメントは受け付けていません。

身体に優しいスピンサーブ2

さあ今日こそ

本当に身体に優しいスピンサーブの打ち方の話。

スピンサーブというと

上体を後ろに反って

膝の屈伸と強力な腹筋力で

ラケット面でボールをこすりあげるイメージが強いのだが

それはちょっと違う

特に腹筋の力など大したことはないわけで

期待度はかなり小さい。

上体を後ろに傾けるのは確かにその通りだが

ただし、反らすためではない。

1408jikukaiten

本当の目的は

上体の向きを傾けて軸を斜めにすることなのだ。

そしてこの赤い軸を中心に

上体を黄色方向に回転させて

内旋を中心にした腕のスウィングと合わせ

手首から左に傾けたラケット面で

daten

ボールの右斜め上をヒットするのだ。

spindaten

もちろんその前に

プロは膝の伸ばしを使って

下支えのパワーを作るのだが

それは

パワーにも効くのだが

むしろ姿勢つくりにかなり貢献していると言っていいだろう。

そして、そのことは、ちょっと昔だが

世界1のスピンサーブと言われた

エドバーグの

伸びあがり感の少ないフォームからも察せられる。

edberg

さて、いいサーブを打つときの肩の線の話になるが

構えで右肩を下げ

インパクトでは上がる。

肩の入れ替えなんていう言い方をすることもあるが

先ほどの赤い線を軸にした上体の回転を使えば

「肩の入れ替え」 なんて、力まなくても

回すだけで自然にできちゃうことがわかる。

たった、これだけのことだから、当然身体には優しいはずなのだ。

さて、この時の腕の使い方の話

外旋、回外しながら垂れ下がったラケットが

spin1

内旋しながら振りあげられて行き

spin2

上体は打つ方向を向き、内旋、回内しながらインパクト

spin3i

内旋、回内のため

肘が上で止まり

上体の右前にフィニッシュされる。

spin4

これらの写真はサーバー自身からの視線をイメージしたので

上体の回転は外部から見た実際より少ないと思う。

 実際には横向きの構えから

インパクトで、ほとんど前向きになる。

横向きで、下からこすりあげるだけのイメージでは

上体が前向きなることが考えにくい。

傾いた軸でしっかり回り

インパクトで前向きになり

内旋、回内というイメージをしっかりつけてほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:38 | コメントは受け付けていません。

身体に優しいスピンサーブ

少し間が空きましたが

『レフティスタイル』 さん、7つ目の質問はスピンサーブです。

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。

7つめ、キックサーブ(ツイストサーブ)打ち方について
私は若い頃、多少キックサーブが打てていい気になっていて、その後、背筋と肩をひどく痛めて、テニスを数年やめた経験があります。最近、また一生懸命スピンサーブもどきを練習していますが、今でも「身体に負担をかけないで、キックサーブが打てればな~」と思います。
打球にジャイロ回転がかけられればキックがかかる程度は分かるのですが、具体的にどう身体を使えばいいのかまでは分かりません。是非解説いただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

スピンサーブ

相手バック側にキックするのでキックサーブ

昔はツイストサーブという言い方もありました。

ボールの回転方向に誤解があるようなので確認します。

supinhoukou

ボール回転はサーバーから見て

進行方向の後ろから見てですが

青い矢印の方向

時計の文字盤にたとえて

7時30分から1時30分の方向

斜め上に向けてこすりあげるのです。

質問文中にジャイロ回転とありました

野球の松坂投手がメジャーリーグに行くときに話題になった

ひねり回転みたいなやつだと思います。

上の時計文字盤でいえば、時計方向の回転ということ。

あの時、松坂投手も笑っていましたが

手で投げるならできるかもしれませんが

仮にできたとして

ほとんどスピードが出ないでしょうね。

まして、平面ラケットで打つテニスのサーブでは

やりようがありません。

テニスのスピンサーブの回転は

先ほどの絵のような、青い矢印の方向です。

そしてこの方向の回転をかけて打つには

ボールの

spindaten

赤い点の辺りをヒットするような感覚です。

そのためにラケットは少し寝かせて使う。

daten

そして、ボールの真後ろではなく

少し斜め上あたりの赤い点をヒットするためには

ラケット面が少しだけ下を向かなくてはいけない。

だから

腕とラケットの角度はこんな感じ

tekubi

もちろんもっと薄く持てば

手首をわざわざ折らなくてもOK。

raf1302sr1

さて、スピンサーブの前提事項だけでこんなに長くなってしまった。

無理のかからない身体の使い方

腕の使い方については

この人、エドバーグのフォームなど

edberg

思い出しつつ

日を改めて詳しく説明しよう。  テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 12:47 | 1件のコメント

クローズドスタンスで打ち分ける

『れねしす』 さんから

走らされた時のコントロールに関する質問です。

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  動画をとって気付いたのですが、横方向に振られてボールを打つ時、私も娘もスクエアスタンスで打っているつもりが、かなりのクローズドスタンスで打ってま した。 そのせいか、娘はストレートに打とうとしても、少しボールが右(フォアの場合)方向に飛びます(私は身体の回転で無理やりストレートに打ってま す)。前に近づきながら打つ時は、大丈夫です。 よくボールには後ろからは入れと言われますが、球出しならともかく、実際のラリーでうしろから入るってで きませんよね。
軸足をもう一歩先におけばいいのでしょうが、癖になってしまったボールとの距離を変えるって難しいですよね。
何かいい練習方法はありませんか。

れねしす より

水瓶座  私の答えです。

意地悪な言い方ですが

止まって打つのが基本と考えるからこうなっちゃうのです

後ろから入ってスクエアーでなんて

実戦では、ほとんど見かけない風景だと思います。

たまたま近くにボールが飛んできた時だけです。

shara1408skr

遠いボールに対しては

ステップしながら

動きながら打つことを癖にすれば簡単に解決します。

特に横方向に動くときは

動くことを利用すべきで

その方が易しい。

動くことが位置を正確にするし

動きをパワーに変換することもできるからです。

 

ボールの後ろにステップしながら

入り込むように打てば、クロスに持っていくのは簡単です。

 

止まって打つ方が難しいのは

シコラーと対戦すればよくわかると思います。

 

さて、打ち方の話

横に動いたらクローズドスタンスか

オープンスタンスがふつう

男子プロはほとんど

女子でもかなりの確率でオープンです。

無理してスクエアーにするとバランスを崩します。

走りこむ方向に足が1本ほしいのです。

 

クローズドの場合

走らされた方向に素直に左足を踏み込み

shara1408fr

左足を軸に右足をボールの後ろへ

ステップしながら打つのです。

 

バックでも同じこと。

shara1408bk

左足はステップしていくもので

shara1408bkf

残してしまったら

とても窮屈になります。

「動きながら、ステップしながら打つ」 を標準にするべきです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 19:57 | 1件のコメント