アマチュアの片手バックは

先日の大会中に

B先輩から質問された話です。

 

カラオケ   バックハンドの攻撃力を上げるため

スライス系のバックに加え

トップスピンのバックハンドを覚えるべきかどうか?

という内容です。

 

 

水瓶座   まずは

片手バックハンドというものの

位置づけについて考えてみます。

 

ガスケやワウリンカなど

バックハンドのひときわ光っている選手が思い浮かびます。

そして

フェデラーやアルマグロ

彼らはバックハンド命ではないでしょうが

かなりバックのレベルも高い選手です。

やはり両手打ちの選手と互角以上に打ち合っている。

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ところで

何でバックを片手で打つのかというと

両手で打つよりも勢いがつくから。

または

特にアマチュアの場合は

両手がどうも苦手だからというのもあると思います。

 

さて、技術的な要件でいうと

片手バックハンドトップスピンは

打点がかなり前になりスライスと大きく違う。

片手で振り回すのは急加速ができない

更に、肘の関係で

フォアハンドのように打点を遅らせることができない。

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だから、相当早く決断して

構えに入り

絶妙のタイミングで

大きく振り出さなくてはならない。

 

これは何を意味するのかというと

マスターするのに相当な年季を要するということ。

 

しかも

妥協を許さない絶妙なタイミングが必要。

それなりのセンスと反応速度、筋力も要求される。

 

そのための条件が3つ

毎日、練習する暇が十分にあること。

相当にテニスセンスがあること。

若いこと。

 

まあ、そんなわけで

年配の方で

週末にしかテニスができない方には

お勧めできないのだ。

 

そのうえ

その人がスライスで

それなりのスピードとコントロールが出せる場合

パッシングショットなどで

そのスライスではなく

そのスライスを超えるレベルの

トップスピンを選択する場面がどうにも想像できないのだ。

 

はっきり言って

そのスライスを、実用上

超えるトップスピンをマスターするのは無理だと思う。

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もちろん

今が初心者で、バック全然だめであれば

可能性がないわけではない

比較するスライスももともとないのだし

打点を変える必要もない。

 

どうせ何か一つは覚えなければならないのだから

選択肢の一つとして

片手バックハンドトップスピンもありなのだ。

 

話を戻すが

経験者の場合どうしてもトップスピンが必要なら

両手打ちの方が

フォアハンドと同じような打点で入りやすい。

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構えが少しくらい遅くなっても大丈夫だし

打点の前後も

片手打ちよりも許容度がある。

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リターンなどに限定して使えば面白いだろう。  テニス

 

 

 

 


カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 14:17 | コメントは受け付けていません。