『レフティスタイル』 さんからの質問にお答えします。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、おはようございます。
今回は、テイクフロントのサーブについてお聞きします。
サーブは随分練習したつもりなのですが、インパクトの瞬間、ガシャったり、かすれたような当りになったりと上手く行きません。10球に1球くらいは、ある程度フラットに当りながら、回転のかかった良いサーブになるのですが、大方はブレてしまいます。
そこで、長年していた、下から回すテイクバックをやめて、フロントテイクのサーブに変えようと思いました。我流ながら少し試してみると、当りが従来より良いようです。
ラケットを胸の前から肩の上に(スマッシュの時のように)担いで、ラケットのヘッドをダウンさせて、ボールを叩きに行くといった感じでやっていますが、これで正しいでしょうか。運動連鎖についても基本的には同じことなのかな?と、まだそこまでは追いついてません。
初めての試みなので、少しでもご解説いただければ幸いです。よろしくお願いします。
レフティスタイル より
私の答えです。
上体の前方向からラケットを持つ手を上げていくのは
ここ40年くらい、男子プロの大原則ではないでしょうか。
一番力の入る腕の使い方は
もちろん、手首の角度も安定する打ち方は
(だから、プロはそうする)
前から上げて
外旋して、後ろに垂らす
内旋して、振り上げる
という往復運動が基本です。
それをやりながら
垂らしていくまでは
最初は上体が前向き
前向きになりながら垂らし
振り上げていくと
肩の上で回しているように見える。
以上のように
世界有数のサーバー
ラオニッチさんもやっている技術
ぜひ
当たり前にやってください。
それがパワーサーブのコツでもありますし
ひじや肩を痛めないコツでもあります。
それから
スマッシュのように打つということですが
最近のプロは
むしろ、そんな形の人が多いですし
腕を痛めたときの対策や
テイクバックの苦手なプロの対策として
スマッシュ並みのシンプルテイクバック
野球でいえば
ノーワインドアップ投法ということですよね
余計なことをやめてエラーを減らすため。
これも
ごくごく当たり前にあるようです。
さて、この話
皆さんなかなか納得してくれないので
説明のために
20年ほど前に生まれてきたのが
スジガネ君
先ほどの説明の動きしかできないロボット
だけど
サーブの動きが得意なロボットなのです。
また、近いうちに登場してもらいましょう。