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トップスピン量の誤解

一流プロのフォアハンド

すごい回転量なのだそうだ

3000rpm にも達するそうで

ナダルのピークだと、4500rpmという話も

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トップクラスの選手ほど数値が高いから

真似すべきという話もある

ホント ?

 

確かにプロの試合はスピンをかけた打ち合いが多いのだが

フェデラーやジョコビッチ、錦織が

スピン過多のすごいこすり上げをやっているようには見えない

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ここでちょっと解説

rpm という単位  回転数/分 の頭文字

1分間に何回転するのかという単位なのだ

つまり

同じ角度で振り上げて、こすれば

誰がやってもスウィングに対して同じくらい回転がかかるはず

なのに

じゃあ何が違う?

他の要素は

スウィングスピード

プロと一般プレーヤーでは

スウィングスピード

つまりボールのスピードが違う

 

このスピードに対しての回転量と考えると

答えが見えてくる鴨  ひよこ

 

プロの時速、120kmボールは

ベースライン間を、0.7秒でとびぬける

 

あなたの高速フォアハンドは時速80kmなので

1秒以上かかる

 

プロの回転数は3000rpmなので、35回転/0.7秒

あなたの2000rpmフォアハンドは、35回転/1.05秒

 

どちらも

同じようなスウィング角度で

同じような弾道

24mを35回転してぶっ飛んでいくのだ

 

結論

プロのスウィングはすごく速いということ

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そうそう

もちろんスピンをかけることの安心感で

だから

究極のスウィングスピードを実戦で出せるということもある

 

ますますスウィングスピードは速くなり

rpm もますます増えていく。 テニス

 

追伸

もしも 3000rpm という数値のみをまねすると

すごい高速トップスピンロブが ・・・  飛行機

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:48 | 2件のコメント