カテゴリー別アーカイブ: 技術全般

両手打ちは制約が多いが

バックでもフォアでも

両手打ちは制約が多くなる

上体と2本の腕でつながってしまっているので

自由にどんな大きさにも振れる、というわけにはいかない

(腕力が弱めの小柄女子は違うかもしれないが)

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その代り

大振りをしなければ

小手先にならなければ  (たらればが多いが)

面を安定させやすい

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それに対し

片手打ちは自由に伸び伸びと振ることができる

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うまく振れば両手打ちよりもすごいのが打てる可能性もあるし

だいいち、姿勢が楽だ

これまでに」

両手を片手に変更したり

片手打ちをあきらめて両手にしたりと

いろいろなケースを見てきたが

どちらのケースでも

何とかなっている人が多い

もしかしたら

フォアハンドでグリップを変えるよりも簡単かも

片手と両手では

明らかに持ち方が違い

間違ったり、混同したりしないからかもしれない

 

両手打ちに違和感のある人や左手の器用さに自信のない人は

片手にどんどんチャレンジしてもいい鴨 ひよこ

 

逆に片手でリターンに困っていたり

フォアハンド命で

バックに構いすぎないようにしたい人とか

片手フォアハンドで

どうしても、手首がぐらついちゃう人など

両手打ちにチャレンジするのもいい鴨。 ペンギン

 

プロじゃないなら

色々なやり方の人がいてもいいのでは

極端に厚いグリップ

その逆

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両手フォアに片手バックとか

両方フォアハンドも考えられるし

(女子選手の多くは感覚として、もしかしたらそうかも)

他の人と同じじゃつまんないし・・・   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:01 | 1件のコメント

面を感じること

ちょっと前に

女子のフォアハンドで

面を垂直に保つ打ち方が成立していると書いた

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ここですでに垂直

男子なら

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もちろん男子の方が単純だから

女子もこうしている人が多い

 

だが

それ以上に大切なのが

いや

それ以前に大切なのが

面を感じていること

面の向きやインパクトの当たった

いや

捕えた感触まで

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全てを感じまくっていることが大切なのだ

そうすれば

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こうゆう境地にまで至るかもしれない

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すごい腕

 

もちろんこの人も

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とっても

そのことを感じさせてくれる人だ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:28 | 1件のコメント

両手バックボレー

これくらい

平然とバックハンドスライスを打てるなら

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片手バックボレーも問題ないだろう

だが

女性の場合、特に日本人の小柄な人だと

片手では無理な場合も多いようだ

だからバックボレーを両手で

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これは大きな身体のマリア・キリレンコ

バックを両手で打つのなら

フォアのグリップはコンチネンタルでなくていい

キリレンコのフォアボレー

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フォアはけっこう厚め

右手のグリップ

構えで厚めに持っていれば

そのままフォアボレーが打てるし

バックに来れば

左手で引きながら、右手のグリップを持ち替え

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これは余分かもしれないが

遠くの打点でスライスの返球は

Pilot Pen Tennis Day 1

コンチネンタルなのだ

そうそう伊達さんのフォアボレーもイースタン

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もちろんバックは両手を使う

 

お薦めのグリップは

フォアボレーには、フォアハンドイースタン

バックボレーには、左手フォアハンド・イースタン

と、右手のコンチネンタル

 

構えの時は、両方の手とも、フォアハンド・イースタンなのだ。 テニス

 

そうそう

ハイバックボレーは両手ドライブボレーにする女子プロが多い。 テニス

 

 

カテゴリー: ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:13 | コメントは受け付けていません。

トレーニング用品?

テニスはラケットという道具を使うスポーツ

だから

道具を自在に操る能力が必要

長さや重さを感じ

動きの遅れまでも感じ取り

力を加えていく能力が求められる

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今日はそんな能力を開発するためのおもちゃを紹介

1番手は

yoyo

ヨーヨー

100円だった

回転や距離を感じ取り

こいつを自在に動かせれば

感覚は必ずアップする

 

次は

komamawasi

コマ回し

直接つながっていないのに

コマをコントロールして

勢いよくしかも手の上に戻ってくるようにするなど

力加減を感じながらコントロールする能力アップの素材だ

 

3番目は

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そう、けん玉

ダイソーで200円もした高級品

プラスティック製なら100円なのだ

上の二つに比べれば

距離感、動作感はかなり直接だが

直接なだけに

そして、ジャイロ効果もないので

ちょっとした手の動きが軸のぶれにつながったりする

やはり職人技を鍛えるすぐれものなのだ

 

最後は

pawrist

ダイナビー とか パワーリスト とか呼ばれているもの

距離感はない

手の中だけ

動きの遅れ具合、はまり具合を感じる道具

歳差運動を感じながら

間接的に回転を上げていく

ついでに手首を強くするという

トレーニング効果もあるそう

 

近頃の子供たちも

ボタンを押すタイミング勝負だけの

ゲーム機ではなく

こうゆう遊びの方がいいと思うのだが ・・・   ゲーム

 

 

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 19:21 | コメントは受け付けていません。

ラケットが追いつく

最近

レッスンでよく触れるテーマ

ギリギリ取れるかどうかのボールを返球する方法

中級者以下の方は

特に苦手なショットで

足は追いついてラケットに当てる距離まで行ったのに ・・・

そんな人はラケットが

もう一言迫ると

テイクバックが追いついていない

例えばフォアが得意なら

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こうゆう状態で追いつく

足とラケットが同時に

ギリギリで追いつくのだ

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でもバックが苦手だと

追いついてから構える

ギリギリに足が追いついた時は

絶対に返球不能なのだ

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正解は

こうゆう状態で追いつき

追いつきざまに

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そうすれば

ギリギリのボールは

必ずヒットできる

 

もちろんそのボールが入るか、エラーなのかは

打ち方や身のこなしの良しあしによるが

少なくとも

ボールをヒットし

飛ばすところまでは必ず行く

 

ギリギリボールのどさくさを

打ち方のせいにしていないだろうか

 

もし近くに来たボールをちゃんと打てるなら

構えを追いつくまでに

ギリギリちょい前でいいからする

それだけで

苦手な側も

得意ショットにできる鴨。  ペンギン

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:20 | 1件のコメント

プロは易しいことをしている

プロはこうしているから

あなたも、まねをしたらと言うと

そんな難しいことは

という答えが返ってくることが多い

 

例えばバックハンドのリターンダッシュ

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走りながらだったり

跳び上がって打ったり

とっても高級に見える

 

でもラケット面をしっかり作ることができる人だと

むしろこの方が簡単

面を作っておいて

相手のサーブボールに体当たりするだけ

速いファーストにはちょっとタイミングが難しいが

セカンドならコースも読みやすいし

上級者のサーブの方が

球質も、より安定している

ちゃんとそこへ来る

 

前に行ってみると

ポーチはされにくいし

打ち込む範囲が上下左右ともに

大きく世界が広がる

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まあ

だまされたと思って

やってみてほしい

 

トミーのテニス塾などで

バックハンドの姿勢の確認で

ジャックナイフを

やっているが

皆さん、半信半疑で始めるのだが

たいていの人が、すぐにできるようになっている

その後、使っているかどうかは不明だが

どんどんやってみてほしいと思っている

 

プロは易しいこと

言い換えると

単純な動作で打っている

しかも

それがプロの世界で通用しているのだ

 

今年はぜひ

松原コーチの言葉を真に受けて

だまされてほしい

自分はうまくないと信じずに

当然、うまくなれると信じてほしい

 

何度も言う

プロは易しいことをしている

あなたは難しいことをしているので ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:00 | 1件のコメント

まずは腕を振る

先日のコーチ研修会

まず強調したかったのは腕を振ること

いや、極端に言うと

腕だけで打つつもりで

 

フォアハンドでインパクトは前向きで

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だから

スウィングのスペースができて腕が振れる

スマッシュも

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インパクトが前向きなのは

腕が振りやすいから

 

うんとヒマがあれば

横向きから前向きの動きを使ってもいいが

ヒマがなければスウィングの間、ほぼ前向きのままでもいい

 

どちらも横向きになりすぎて

前向きになれず

大幅に、威力ダウンという人が多いのだ

 

ヒマがいっぱいありそうなサーブでも

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プロはけっこうシンプルだ

 

世の中のテニスコーチは

サービス精神が旺盛

お金をもらったからには

あれもこれもといっぱいオプションをつけてくれる

「しっかり横向きから」

「ロブを左手のさらに左に見て」

「膝を曲げて、全身パワーで」

「思い切って振り切りましょう」

「アウトを恐れずに」

「それだけ打てれば、いつかすばらしいテニスになりますよ」

 

いつかは200年後くらい鴨

 

そろそろテニスを簡単にしませんか。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:30 | コメントは受け付けていません。

ワンバウンドは普通?

テニスに慣れている我々は

普通のボールは

向こうから跳んできて

コート上でワンバウンドしたもの。

 

だからこれが一番

打球しやすいボールだと思っている。

 

でも、本当は

ワンバウンドしたボールが

一番慣れているだけ。

 

いっぱい打って慣れているわけだから

テニスマンにとっては

ワンバウンドのボールが一番

捕えやすいボール、

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なぜ、とらえやすいのかというと

慣れているので

どのタイミングにどこまで来るか

完璧に予測がついているから

そして、その予測通りの場所に打てば

当然のように

ジャストミートなのだ。

 

じゃあ

今日初めてテニスをする初心者にとってはどうだろう?

 

初心者はどこにボールが来るかわからない

結論を先に言っちゃうと

ワンバウンドだと予測ができない

ツーバウンド、スリーバウンドした方が

わかりやすくとらえやすいのだ。

 

初心者

特に小さな子供にとっては

3回くらい弾ませて導入して見ると

うまく入りやすい。

 

もし疑問であれば

コートサーフェスが変わった時の

自身の対応を思い出してみるといい。

 

思った通りのイメージでボールが飛んでくるまでに

かなりの本数が必要になったりしていないだろうか。

 

ワンバウンドは

テニスマン以外の人には阿武野丸なのだ。

いや、アブノーマルなの鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。

むかしむかし北国では

若いころ

といっても石器時代ほどではない

ラケットはすでに木の時代になっていた。

その頃

遠い蝦夷地に住んでいた私には

一流選手のプレーを見るチャンスがめったになかった。

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このころ楽しみにしていたのは

国体への出場

 

高校生で参加しても

一般の試合を見ることができる。

当時の北海道は

弱い地域だったので

高校生の自分の試合は

早めに終わってしまう。

 

その後は他の試合の観戦になる。

国体には、関東や関西の県から

日本のトップクラスがたくさん出場している。

もちろんジュニアではなく

一般のトップクラス

これを

残りの日程中、見つめ続ける。

 

この後、地元に帰るのだが

帰ってからのプレーが素晴らしい。

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なんせ

なりきっている

自分が一流なのだ。

 

残念ながら

当時、国体は秋の終わりごろ

この後

蝦夷地は雪に覆われる。  雪

 

春の雪解け後

半年前に、一流になりきっていた私は

どこかに行ってしまったようだ。  スキー

 

 

さて

昔話はともかく

この、なりきることはとても重要

特にボールの飛んでくる感じとか

打球する臨場感とか

そして

身のこなし。

 

テレビでは難しい

有明コロシアムでも

A席、B席ではちょっと心もとない。

なるべく

選手のすぐそばで

選手と同じ方向を見て

すぐ後ろで感じ取りたいのだ。

 

そして

イメージが薄れないうちに

しっかり練習するしかない。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:00 | コメントは受け付けていません。

スジガネ君の独り言

素晴らしいフォームで

しかも、すごい勢いで振れば素晴らしいボールが打てるはず。

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だから、いいフォームを身に着けるため、懸命に素振りをしたりする。

私、スジガネ君が誕生したのもそのため。

スジガネ君は手首をこねたりできないので

いいフォームでしかスウィングすることができないからだ。

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スジガネ君はそんなわけでいいフォームで完璧なショットを打てるわけだが

実はちょっとした秘密があり、ズルをしている。

それを今日は告白しなければならない。 そのズルというのは

「ボールは絶対にラケット面に向かって正確に飛んでくる」

ということに決めてある。

それが前提になっていることなのだ。

完璧打球の十分条件、正確なヒットと完璧なフォームの2つ。

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だが、スジガネ君には正確なヒットの能力が実はないということを告白しておく。

さて、この正確なヒットだが、2つの要素がある。

1つ目はそのコース、そして2つ目はそのタイミングだ。

コースの要素は3次元、タテ、ヨコ、タカサ

+タイミングとしてのジカンだから

4次元の軌道計算が完璧にできないと正確なヒットにはならないはず。

そんな正確なヒットを何とかするために考えられたのが

「ボールをよく見る」こと。

だが、文字通りボールをしっかり見て追尾し続けたら

軌道修正を永久にし続け無くてはならない。

しょっちゅう修正で、あげく最後は小手先で合して何とかする。

実はこれ、初級者の打ち方。

実際に最後に小手先を動かして合わせてみる真似をすると

ちゃんと初心者っぽいフォームが再現できるから

コーチの人は悪い例としてマスターしておくべき技術、鴨。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 12:32 | 1件のコメント