両手バックも 続編

ちょっと前に

片手バックのコツ

両手バックも

という事で、横向きを早めに作る話をした。

 

今日はその時の腕や手の形に関するコツだ。

これは、クルム伊達さんのインパクト

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ここが安定していればいいわけだが

じつは構え始めたところ

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振り出しのところ  (ちょっと昔の写真だが)

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そして振り終わりまで

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2本の腕とラケットの向き、その角度が

ほとんど変化しないことに注目してほしい。

(2、3枚目の間には、20年もの間があるのだ)

動かさないんだから

そりゃあ、面が安定するはずだ。  テニス

 

ラケットヘッドを遅らせ

手首をしならせることにより

効果があると思っている人も多いのだが

現実のトッププロはこうなのだ。

 

だから、こんな風に引く人を見ると

両手バックのセンスを感じる

先日の、松原テニスクラブ印西での女子ダブルスの1枚

まだ、経験は浅いはずなのに

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手前は準優勝のペアー

この写真を見たとたんに

「バックはエラーしないな」 というのが

一番に感じたこと。

 

伊達さんはもちろんだが、あなたもすごい。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス大会

松原テニスクラブ印西の月曜日は

月例の女子ダブルス大会

いつもはスクールが開かれている、3面のインドアコート

CIMG0473

今回は14ペアーの参加で熱戦が展開された。

CIMG0474

まずは、3グループに分かれての予選リーグ

CIMG0477

今回はボレーの安定したペアーが多かった。

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予選終了後、参加賞を配り

全員集合でパチリ。

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後半は予選成績の

上位と下位のグループに分かれてのトーナメント

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決勝では

サムインドアの、土肥さん、岡田さんのペアーが

岡部さん、倉田さんのペアーを 6-3 で下し、優勝した。

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皆さんボレーが上手だったが

決勝に残ったのはストロークも強力な2ペアー

やはり打ち合いで優位に立たなければいけないようだ。

 

さて、次回は、7月13日月曜日の開催

7月から12月までの要項はこちら

たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:50 | コメントは受け付けていません。

両手バックも

両手バックのコツ

やはり早目に横向きを作ること

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両手バックは

テイクバックや振出しに時間がかかるわけではないので

早く構えなくてもいいような気がする。

もちろん打つだけなら

それでもできないわけではない。

 

デモ

プロは早目に横向きを作るし

私自身

見本でやる時は早目にしっかり横向きを作る。

 

実は、両手バック

身体からラケットに、うまくエネルギーを伝えるには

上体の回転は

あまり大きくない方がいい。

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むしろ横向きを保ったまま

窮屈そうに腕だけで振り切った時に

しっかりと鋭いスウィングができる。

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だから

早目に横向きを作って、保つ

遅めに横向きになると、反動で前向きに戻って行き

情けないスウィングになったり

ボールが浮いてアウトになりやすいのだ。

 

だから

両手バックのコツも、早目に横向きを作ることなのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:04 | コメントは受け付けていません。

片手バックのコツ

以前

片手バックハンドは

大きく引いた方が

小さく引くよりも振り遅れない

というのをお話したことがある。

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それはもちろんその通りなのだが

現実問題

やはり振り遅れで困る人が多い。

 

その理由としていちばんが引き遅れ。

ここまで大きく、高く引くのに時間がかかるのだ。

結果が振り遅れ

大きく引いたので振り遅れるという誤解になる。

引き終わっていないのだから、当然の振り遅れなのだ。

 

解決法としては

早く横向きを作り

テイクバックを早く開始するしかない。

構えられさえすればこっちのモノ。

 

その早くというのはどれくらいかというと

相手打球がバックへ来る

フォアには回り込まないと決めてすぐ。

それくらいで肩の線を横向きにし始めるのだ

 

その時、相手打球の位置は

ネットよりこっち側ではない。

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もちろんテイクバックの完了はもっと後

手の位置が一番高くなるのは

相手ボールのスピードにもよるが

相手ボールがバウンドするあたりくらい

と思っていればいいだろう。

 

そのちょっと下あたりまでは

早めにセットしておいて

タイミングを見て、高くし

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反動で

gasuq1504bdl なのだ。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

ロブはクロスに

ダブルスで打てなくなり、苦しくなったらロブ

先日そんなことを書いた。

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じゃあどこへ上げる?

 

平行陣で試合をしていて

打ち合いの中

ロブを使うのはストレート

正面のプレーヤーの上を狙うことが多い。

 

これは正面のプレーヤーの方が

ネットに近づいていることが多いからだ。

 

だからその上を通して

もう一人の

クロス側にいるプレーヤーを走らせる。

 

雁行陣であれば当然そうなのだが

平行陣であっても

始まりはサーブかリターン

当然

ポイント最初は必ず雁行の形から始まるのだ。

 

だから

エース狙いなら、ストレートロブ。

 

ところが

こちらは、打てないから上げるので

精神的なものも含めて

積極的に行くわけではない場合

ロブを使うのは

バレバレ

という状態だったらどうだろう。

 

ストレートのロブは

短ければスマッシュの

長すぎればベースラインの餌食になりやすい。

 

だからクロスへのロブ。

 

どうせばれているなら

次の返球にも対処しやすいし

距離のOKスペースも大きい。

ATP Masters Series - Rome

それと

特に、リターンに使う場合だが

同じクロスどうしなら

通常の低いクロスリターンに比べ

ロブだとポーチされにくい。

 

プラス

前進して打つスマッシュは

後退して打つのに比べて

エラーしやすく

コントロールが難しい。

 

だから、ビビりロブはクロス。

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もちろん

相手ネットマンが

こんなケースでもロブを気にしない

無神経プレーヤーだったり。

クロスのプレーヤーに比べて

格段に技量が落ちる場合は別の考え方もあるが。

 

通常、安全なのは

ドラマが起こりにくいのはクロスなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:09 | 1件のコメント

そりゃあロブでしょう

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
今回は、試合中のメンタルについて、質問させていただきます。
先日、クラブ対抗で3セットのダブルスをしていました。

1セット前、サーブ、ストロークとも好調で6-0で先取。
ところが2セット目に入り、相手のサーブの調子が上がってきたこともあるものの、リターンの凡ミスを重ねる。こうなると途端にリターンに自信がなくなってきて、緩い球にも振り切れなくなるなど、普通の状態で打てなくなる。

影響はサーブにも出て、パートナーのミス、ダブルフォールトもあり、ダウン。
最後には2セット目を6-4で取ったものの、甚だ後味の悪い試合になってしまいました。

試合には必ず流れがあるとはいうものの、こうしたことは前にもあって、好調でも最後まで勝ちきれない。特にリターンをどう打ったらいいのか分からなくなると、深刻な状態になります。

こうした精神状態に陥った時は、どうしたら良いでしょうか?
アドバイスいただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

でも、勝ち切ったんですよね。

6-0  6-4

それはそれで良しですよね。

 bryan1506

どうやったんでしょうね?

ビビりながらも、どうにかつなげていたら

相手エラーでどうにかなったということでしょうか。

スコアーによらず

しっかり打ち切るリターンが打てればいい。

練習しましょう。

そんなこと言ったって

誰でも、よれよれになることもある。

だからよれよれを反省することはない。

試合は始まっちゃっているんで

持っている武器も急には補給できないことが前提。

じゃあ、よれよれ対策を決めておきましょう。

ペースが変わり

流れが相手ペースになって、はまりつつある。

ペースを変えるしかない。

速くするか?  遅くするか?

こんな状態で早くはできませんよね。

じゃあ、遅くしましょう。

ロブです。

リターンから

ロブを上げて相手ペースを乱す。

少なくとも、ポーチ対策にはなる。

これで勝手にこけてくれれば

そのまま、つなげていればいい。

勝手にこけないまでも

スマッシュできずに

つないでくるようなら

短くなったところを逆襲して

センターやサイドを抜いたり

ネットへ出て圧力をかける。

 bry1506b

試合中、相手だって考えるし

調子が変わることもある。

当然、変わるもんだと思っておくべきです。

だからロブです。

えっ、スマッシュ、全部きめられた

そりゃあ

そんな相手と当ったあなたが悪い。  テニス

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 15:19 | 1件のコメント

エアーケイは易しい?

エアーケイは易しい

Nishikori1506tb

なぜならば

最後まで動いて行って位置合わせするので

ボールとの相対位置がピタリと決まる。

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空中でひっぱたくため

支える足がないので

全身を固めるしかない。

だから

姿勢が狂わない。

 

具体的にいうと

トップスピンの反動で

後ろにひっくりかえったりしないのだ。

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(これくらいはトップスピンの許容範囲だろうが)

そして

打点が高くなるので

相手コートがしっかり見晴らし内になり

狙いやすい。

 

同じことがバックハンドでも言え

エアーケイのバックハンド版

ジャックナイフは易しい。

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エアーケイとジャックナイフは

昨夜の東戸塚松原テニススクール

19時からの

ジュニアチームクラスでも、練習に使った。

最初は心配そうにエラーする子が多かったが

最後はしっかりと全員が決めきり

無事に終了した。

 

そうそう

思い切って飛び上がり

度胸を決めるとうまくいく

恐る恐る、妥協しながらはできないのだ。

空に飛んだら、やるっきゃない。

 

ギリギリ最後まで動くこと

姿勢を崩さないことの大切さ

もう一つバックで横向きブロックを保つこと

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これらを認識してもらうためが、最大の理由なのだが

もう一つ

うまくできたときの満足感。

自分自身の才能に対する

自身がふつふつとわいてきて

やる気アップにつながるのだ。

 

エアーケイができるなら、これも簡単ということ

nisifh1506b

一流目指して駆け上がるぞ。

 

どちらのショットもやさしいとは言ったが

もちろん

それなりのレベル、運動神経がなければ無理。

初級者にとってやさしいという意味ではないのだ。

 

ストロークを現代打法でバシバシと平気で打ち合い

攻撃的な試合ができる人ならば

といったところだろうか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 12:03 | コメントは受け付けていません。

ミスしたら反省?

日曜日午前中は

下川井テニスクラブでの一般レッスン

レッスン時間最後のダブルスマッチで

面白いシーンがあった。

 

上級スクール生のNさん

サービスライン少し内側から

強く打つと見せかけてのドロップボレー。

ラケット面のセンターを外してしまい

ネットを越えず、惜しくもエラー。

 

外野からは

「そんなところで無理をして」、の声

でも当人は

ちょっとにやっとしただけ。  獅子座

 

2つ目は

やはり同じクラスのTさん

アドコートから相手サイドを狙って

フォアのショットを引っ張った。

惜しくもサイドラインを20cmほど外した。

 

外野からのチャチャはなかったが

本人のつぶやき

「無理して打っちゃダメなんだよな」  天秤座

 

 

さて

失敗したのに反省していないNさん

失敗して、大いに反省のTさん

どちらを評価すべきなのだろう?

 

一般的に日本人的評価では

反省のTさんが正しい。

 

でもテニスの上達という見地からしたらどうだろう?

 

私は

どちらのショットも

上達過程での挑戦という

あってもしょうがないミスだと思っている。

だから

そのショットをしたことに対し、反省する必要は全くない。

一見、反省をしないNさんの態度でいいと思っているのだ。

 

でも長い付き合いだからわかっている。

Nさんは心の中で

「次はぜったいうまく決めてやる」

と思っている。

ショットの打ち方自体は反省しているのだ。

だから

再度のトライ、大賛成なのだ。

 

Tさんにはぜひこう思っていてほしい。

「少し内側を狙えば、これで行けるな」

 

反省は必要

だけど

前向き建設的な考え方でいかなければ

上達していけない。

プラス思考な反省で行きたい。

 

出来るようになったらやるのではなく

とにかくやってみる

ミスしたら直せばいい。

Nishikori1506tb

大胆な錦織のラリー

その構成力に世界が真似を始めている。

発展途上の人は

とにかくトライ。

ATP Masters Series - Rome

 

ナイス・トライ   テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:54 | 1件のコメント

フォアボレーの叩き方

『松研』 さんからフォアボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつも拝読させて頂いていますm(__)m。
又々、ボレーについて質問させて頂きます。すみません。
今、すごい当たりのボレーとありますが
逆にいい当たりのフォアボレーは、
前に逆ハンドハイボレーの面の引き起こしで
説明して頂いた内容と一致するのでしょうか?と言うことです。内旋から回内を
使いインパクト前か同時に面動を止め
凹型にスライスして面が斜め上に
向いている状態で終らせる。ということでしょうか?
強いボレーはそれほど必要ではないかも
ですが、お暇ができた時に宜しくお願い
致します。
何度もお世話になっております。m(__)m

松研より

水瓶座  私の答えです。

バックのハイバックでやるような

引き起こしを使ったハードヒットフォアボレー

見たことありますか?

上級者がやるのを見たこともない

プロでも見かけないとすると

そんな打ち方をする人は

少なくとも

試合で勝っている人の中にはいないということです。

試合で勝っている人のハイボレーは

2とおりです。

1つ目は

スライスボレーで手首を固定して

斜め上から、切り下すように強く打つ。

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面は徐々に上を向いていく。

2つ目は

フラットボレーにして垂直面を保つようにして叩く。

古典的なフォアハンドストロークのような打ち方です。

やはり手首は固定する。

 bry1506b

左利きのボブはけっこうこんな感じ。

ラケットヘッドもスライスボレーほどは立てない。

もちろん

スライスボレーでも

人間の腕ですから

ハガネのようにとはいかない

振り出す時にラケットヘッドが遅れて面が少し上を向く

若干、その後で引き起こしのように面が戻ってくる

その程度の動きはあります。

 takaofvhit1506

ただし、本人の意識としては

面を保っているだけ

と、いうときにインパクトでしっかりと面が戻ってきて

しっかり決まるのです。

ATP Masters Series - Rome

マイクはフラットに近いスライスボレーでパンチ。

スライスボレーは

ラケットヘッドを少し立て、ちょっと上向きの面で終わるのが特徴。  テニス

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:48 | 1件のコメント

トミーテニス塾と片手バック

昨日、6月10日水曜日は

トミーインドアスクールで、松原コーチのテニス塾。

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4人の申し込みだったので

少ないなと思っていたら、2人が来ない

結局、男性2人のみでの開催になった。

1時間目はフォアハンド

やはりと言ってはなんだが

初めて参加の方のテイクバックが凸型

プラス、手首不安定。

いつものように構えと引き方が中心になった。

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(赤シャツのコーチも含め、参加者全員)

 

すごい変化があったのが2時間目のバックハンド

2人とも片手のトップスピンなので

お互いのことも見て、わかりやすかったかも。

 

まずは

相手ボールに食い込まれるのが多かったので

前足に乗らないように、練習

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膝を前に出すことにより

お尻が前に出てしまうのを防止

そして

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手の位置を高くして

振り子の上下動を強調

不思議に思うかもしれないが

この方が振り遅れないし

トップスピンもよくかかる。

 

そして

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短くも打てるようワイパースウィングも。

面白いように2人ともバシバシ

だが

ラストの声をかけると

テイクバックが低くなり

ミスが出たのは秘密だ。

もちろん大事に打ちたいからなのだが

ここに

片手バックハンドの難しさがある。

ある程度

いや、かなりのレベルに達しないと

実戦で使えないのだ。

それはラストの声がかかっても

高く堂々と構えられるレベル。

そうとうに自信がなければ使えないのだ。

だからプロでも片手バックの人は

バックが得意な人がほとんどなのだ。

 

さて、3時間目は、スライスとボレー

やはり、フォアの回転が少なめ

凹型にえぐるように、そして高く引く

だんだんボレーでもできるようになって

本日のテニス塾も無事終了した。

 

来られなかったお二人も

そんな時はしょうがないので

この分の塾のお金はぜひまた次回に使ってください。

ぜひ次回の参加をお待ちします。

 

さて

次回は、7月15日、水曜日の開催

こんな風にすいている日もあるので

ぜひぜひ、参加してください

生の松原コーチの指導は

当然、本人を見てやりますので

上達がすごい

本人が言うのですから間違いない。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:45 | 1件のコメント