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アメリカ勢の巻き返しは?

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今年のウィンブルドンは昨日の時点で男女シングルス3回戦全てが終了したわね。土曜日に予定されていた試合が悪天候のために消化できず、試合のないミドル・サンデーを挟んで昨日行われてました。

そしてここへ来て、驚く結果が!それは、男子も女子も4回戦へ進出したアメリカ人選手が1人もいないって言うこと。

昨日の時点で残っていたアメリカ人は、女子のマジソン・キーズと男子のジョン・イズナーの2人だけだったんだけどキーズは試合を再開することなく左太股の怪我を理由に棄権敗退となってしまったの。

で、イズナーは52本ものサービスエースを叩き出しながらもフェリシアーノ・ロペスの前に敗退しちゃったのよね。

これは長いウィンブルドンの歴史の中でも1911年以来の事なんだとか。その頃はまだここまで大きな大会じゃない時だったけど、その年はアメリカ人女子の出場選手はいなくて、男子はわずか3選手のみの出場だったそうよ。

比べて今年はと言うと、女子は世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズを筆頭に13選手が、男子もイズナー含め10選手がエントリーしていたにも関わらず、皆早期敗退となってしまったの。

イズナーは「それは知らなかった。それに大して気にもしていない。」ってあっさりかわしてました。まあこの所、特に男子はアメリカ勢の衰退を取り上げられる事がここ数年多かったから、ちょっとうんざりなのかも知れないわね。

去年のウィンブルドンでは、アメリカ人男子は一人も3回戦まで残る事が出来ず、シーズン通しても誰もどのグランドスラムでもベスト8に残る事も出来なかったのよね。最後にグランドスラム優勝を飾ったアメリカ人男子は2003年のUSオープンを制したアンディ・ロディックにまでさかのぼるわ。

過去7回のグランドスラム優勝を誇り現在はスポーツチャンネルのテニス解説者でお馴染みのジョン・マッケンロー氏は「私達は甘く見ていたと言うのが正直な所だろう。きっと次のコナーズやサンプラス、アガシが現れて来るだろうと思っていたんだ。」って、テニス王国だった自分達への甘えがあったって語ってました。

そして「それに今ではテニスへの興味が世界中へ広がって88年にテニスがオリンピック種目になった頃と比べると、より多くの国がより多くのお金や援助を子供達がテニスが出来るように注がれているんだ。だから、より多くの国がよりテニスへ興味を持ち、そして良い結果を導いている。それはアメリカにはないことなんだ。」と、数十年前よりテニスが世界で幅広く行われている事も要因の1つだって感じているみたいね。

それまではあまりテニスをしていなかった国では、当然トップ選手が出てくるはずもなく、それがオリンピック競技にもなると、徐々に力を入れ始めた国だってあるはずよね。

女子で見られた、一時期のロシア人勢力や、中国人の躍進とかは、かつてテニス界がアメリカ勢力に覆われていた頃にはなかった事だろうしね。

今後のアメリカ勢の巻き返しはあるのかしらね?!?!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 20:00 | コメントをどうぞ
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