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現在世界ランク2位にいるリー・ナだけど、2012年から元ジュスティーヌ・エナンのコーチだったカルロス・ロドリゲス氏にコーチとして指導を受けていて、去年は大活躍を見せていたけど、今後はもうロドリゲス氏とツアーを回らない事になったんだって。それにはこんな事情が・・・。
現在ロドリゲス氏は中国の北京にあるテニスアカデミーと契約しているんだけど、3月のマイアミ大会でリー・ナが準優勝した後にそのアカデミーから、北京へ戻って来て欲しいとの要望があったんだって。
「一緒にツアーを回るのを止めると言ったのは自分だった。マイアミの決勝戦の後に、アカデミーの責任者からアカデミーにいて欲しいと言われたんだ。僕がいないとどんどん選手達がアカデミーに出席しなくなってしまったらしい。」
「だから、全仏とウィンブルドンはリー・ナのコーチをさせて欲しいと頼んだのさ。現在リー・ナは次のUSオープンへ向けての準備に入っている。」ってロドリゲス氏が状況を説明してました。
ウィンブルドンの3回戦で敗退しちゃったリー・ナに、その試合の後でロドリゲス氏が北京へ戻らなければならない事を伝えたら「彼女は泣いてしまったけど、でも状況を理解してくれたよ。」って、リー・ナもショックを受けていた事を明かしてました。
ロドリゲス氏はそのアカデミーとはあと1年半の契約があって、エナンが引退した後でこのアカデミーと契約を結んでいたの。
リー・ナのエージェントのマックス・エイセンバッド氏が言うには、アカデミーの方に優先権があると言う契約をロドリゲス氏は結んでいるんだとか。
「基本的に私達はロドリゲス氏をアカデミーから借りていると言うのが正しい状況なのです。アカデミー側がもうツアーを回らないで欲しいと考えているわけです。ですから、リー・ナにとってはここ数日はかなり辛い時間を送っていたでしょう。」ってエイセンバッド氏は語ってました。
偶然かどうか分からないけど、マイアミ大会での準優勝後のリー・ナの成績は徐々に下降線状態。かつて優勝経験のある全仏オープンでも1回戦敗退だったし、ウィンブルドンも3回戦で早々に姿を消しちゃったわ。
伝えられたところによるとリー・ナは現在、新しいコーチを探しているんだとか。
去年はセリーナ・ウィリアムズと共に、30代のベテランの活躍が目立ったけど、今年は昨日のウィンブルドン女子準決勝で戦ったシモーナ・ハレプやユージニー・ブシャールなどの若手の台頭が目立つわね。世代交代かとも言われているけど、リー・ナは新しいコーチを見付けて復活となるかしらね?