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昨日、4月30日は女子テニスの歴史に取って、現在までの歴史を大きく塗り替える事件があった忘れてはならない日でした。
それは今からさかのぼること23年前の1993年4月23日、ドイツはハンブルグでの試合中に当時女子世界ランク1位のモニカ・セレスが熱狂的なシュテフィ・グラフのファンに、背中を刺されると言うとんでもない事件に見舞われてしまったの。
当時24歳のグラフは、18歳1ヶ月で世界ランク1位に上り詰めてから、他を圧倒する強さを誇って世界の頂点に君臨していたの。でもその牙城を揺るがしたのが7歳年下のセレスだったの。
セレスは1989年、若干15歳でプロデビューすると、1991年3月には17歳3ヶ月でグラフを抜いて世界の頂点にたどり着いたの。
グラフの独壇場だった女子テニスに、その座を揺るがす存在となったセレスに、グラフの地元ドイツでその熱狂的なファンによって襲われる事となってしまったの。
現在女子テニスで史上最多となるグランドスラム優勝は、そのグラフが持つ22回だけど、その事件がなければその記録が変わっていた可能性が高いと言われてるわ。
セレスは体と心の傷からなかなかツアー復帰できず、やっと復帰したのは27ヶ月もあとのこと。その期間行われた10回のグランドスラムでグラフは6回の優勝を果たしていたの。
そしてセレスはその事件前は8回ものグランドスラム優勝を飾りつつも、復帰後はわずか1回しか優勝出来なかったのよね。一方のグラフはセレス復帰後も5回グランドスラムで優勝を飾っていたのよね。
明らかにその事件を境に二人の人生は大きく変わってしまったのは言うまでもないわ。
何より大きく変わってしまったのはセレスの人生よね。事件が起きた19歳5ヶ月までに8回もグランドスラム優勝を飾る才能を発揮していたのに、復帰後はそこまでのレベルに戻ることはなかったのよね。
そんな歴史的悲劇を今の若いテニス選手や愛好家は忘れてはならないって感じてしまいます。