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錦織選手、悔しい敗戦&トミックが五輪を欠場

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男子マスターズ大会のBNLイタリア国際の準決勝、第6シードの錦織圭選手は第1シードのノヴァーク・ジョコビッチと素晴らしい試合を披露してくれましたね。結果は残念ながらあと一歩及ばず悔しい敗戦となり、決勝進出は逃してしまいました。

第1セットは、スタートでいきなりジョコビッチにアクシデントがあり、第1ゲームが終わってすぐにメディカル・タイムアウトを取って、不注意から負傷してしまった左足首に処置を受けたの。

ジョコビッチは靴の底に付いた赤土を取るためにラケットで靴を叩いたんだけど、その時に過って足首も叩いてしまったの。

「第1ゲームで不注意なミスをしてしまったのです。自分で自分を激しく叩いてしまいました。しばらくはかなり痛みがありましたが、徐々に痛みは消えて行きました。」ってジョコビッチはその時の事を語ってました。

その影響もあっただろうけど、錦織選手は2度のブレークに成功して第1セットを先取したの。

第2セットでは、ポールの処理に対して警告を受けたジョコビッチ。錦織選手が放ったフォルトのサーブのボールを、もちろん故意だとは感じなかったけど、コートサイドへ打ち返したら、それがかなりの早さでネット際にいたボールボーイの横をかすめて行ったの。

ジョコビッチは不満げな顔を見せたけどその警告を認めると、そのボールボーイの元へ歩みよりハイタッチをしてボールボーイの頭をなでる行為をして会場から拍手を受けていたの。

その姿はさすがテニスも人間性も世界一だなって思わせたけど、その直後の行為もそうだったわ。それは錦織選手がサーブを打とうとしたら、ジョコビッチの方からファーストサーブからやり直すように促したの。本当にさすが世界ランク1位に値するスポーツマンシップよね。

そのセットを奪い返して第3セットも3ー0とリードした時は、このまま流れがジョコビッチに行ってしまうのかと思ったけど、そこから錦織選手は反撃に出てタイブレークへ持ち込んだのは凄かったですね。

ただ、そのタイブレークではダブルフォルトを含め終盤でミスが出てしまった錦織選手。力が入ってしまうのは分からなくはないけど、とっても残念な敗戦となりました。一番悔しがっているのは錦織選手だと思うけどね。

それでも足の痛みもなくなってきたジョコビッチに対して、3時間を越える死闘を演じられたのは、全仏オープンへ向けての自信にして欲しいわね。

ジョコビッチは「彼(錦織)は第1セットは完璧なプレーをしていました。あまり出来る事が見出だせませんでした。ナダルと対戦した時より良いプレーをしましたが、彼の戦い方と第3セットでも大切な場面でのプレーには脱帽です。」って錦織選手を称賛してました。

そして「彼はいつものように攻撃的なテニスをしていましたが、ストロークはより安定感がありました。1つのポイントが勝敗を分けたような試合でした。この試合は、勝敗はほんの少しのショットによって決められると言う最高の例になったでしょう。」と、大接戦だったことを振り返ってました。

そして錦織選手は「今は負けた事が本当に残念でなりません。タイブレークのほんの数ポイントでした。ですからとても落胆してます。第1セットではとても良いプレーが出来ていました。攻撃的なテニスでした。第2セットはそれが出来ませんでした。同時に彼(ジョコビッチ)も徐々に良いプレーをし始めたのです。」って、ジョコビッチから反撃された事を振り返ってました。

「第3セットはまたちょっと良くなりましたが、彼はプレッシャーをかけてきたのでファストサーブが入らなくなりました。そのために苦戦を強いられました。タイブレークでは、あまりにもイージーミスを犯してしまいました。3ー3から3ポイント連続でです。それが今日の試合の最大の過ちでした。」って本人も悔やんでました。

全仏オープン開幕まであと7日。錦織選手の初戦は初日の22日には組まれないと思うけど、それでも8日後か9日後には5セットマッチの試合をしなければなりません。どこまで体を回復させられるか。しっかり休んで調整して全仏オープンへ臨んでもらいましょう。

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5月8日のブログでもお伝えしたけど、オーストラリアの暴れん坊のバーナード・トミックが、オーストラリア・テニス協会の判断を待たずに、自ら今年のリオ・オリンピックを欠場する決断を下したってメディアが伝えているの。

23歳のトミックが語るには、これは自身のツアー・スケジュールからベストの選択をしたとして、この決断は簡単なものではなかったって語っているの。

「デビスカップなど、祖国を代表して戦う事にいつも誇りを持っています。国旗の色と同じ緑とゴールドのウエアーを着ている時は全力を尽くしています。しかし、とても厳しいスケジュールを踏まえ、そして個人的な状況も踏まえると、今年のオリンピックへの出場は残念ながら不可能と言わざるを得ません。」

ロンドンに続いて2大会連続となるオリンピックへの出場を諦めたトミック。発表されたスケジュールでは、オリンピックと同時期にメキシコで今年から開催される大会への出場を予定しているの。

通常の男子プロツアーも、スケジュール的にはかなり過酷と言われているけど、オリンピック・イヤーはそれが更に過酷になるわ。近年ではほとんどの選手がオリンピックへの出場を目指しているけど、体への負担が増えるのは必至。

オーストラリア・テニス協会からの見解から、協会サイドから出場を認めないって判断される前に自ら欠場の意向を示した形になったトミック。オリンピックは残念だけど、オンコートやオフコートでの自身の振る舞いへの成長は見られるかしらね。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 18:39 | コメントをどうぞ
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