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錦織圭選手、BNPパリバ・マスターズの準々決勝はこれまでのプレーとは裏腹に、あまり良いプレーが出来ませんでしたね。
ジャック・ソックの高く跳ねるボールに終始タイミングが合いませんでした。特にバックハンドへ跳ねるキックサーブに上手く対応出来なかった感じでしたね。
第2セットを取り返したけど、錦織選手のプレーが良くなったと言うよりは、ソックのレベルが下がったために取れたセットだった感じで、第3セットは錦織選手がよりレベルを上げなければならなかったけど、ソックはそれをさせてくれませんでした。
この大会は錦織選手に取って、これまでもあまり成績を残せていない大会で、正直あまり好きではないって以前に語っていたけど、今年は好調なプレーを続けて勝ち上がっていたから、好きだと思えるようになったって言ってたんだけどね。
これまでは、高く跳ねるコートを錦織選手が利用して相手に思うようなプレーをさせなかったけど、ソックとの試合は逆にソックに主導権を握られてしまいましたね。
それでも今年最初のマスターズ大会でベスト8。これはクリアしたい最低条件を何とかクリアしたって事で、今は去年準優勝したマイアミ・オープンへ向けて調整して欲しいわね。
途中で右肘を気にする仕草が見られたけど、悪化させないように次の大会までにしっかりケアーして臨んで欲しいわね。
ラッキールーザーからベスト16入りを果たした西岡良仁選手も、次のマイアミ・オープンは予選からだではなく本戦に入れたようなので、しっかり体のメンテナンスをしてマイアミでも好プレーを見せて欲しいですね。
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そして、今週アメリカはテキサス州アーヴィングで行われた15万ドルのチャレンジャー大会で、驚きのミスジャッジがあったの。
それはシングルス2回戦の第5シードのボルナ・チョリッチとダスティン・ブラウンとの一戦での事。
試合はブラウンが4ー6、6ー4、6ー4でチョリッチを下したんだけど、それは第3セットでブラウンが5ー4とリードして迎えたサービング・フォー・マッチで。
ブラウンは30ー40とチョリッチにブレークバックのチャンスを握られていたんだけど、そこで放ったブラウンのセンターへのサーブがエースに。でもサーブはセンターラインから30cmほどもアウトだったの。
チャレンジ・システムのないツアー下部大会だから、チョリッチが審判に抗議するも覆らずデュースへ。
何よりもあきれるのはその後の事。またアドバンテージを握ってブレークポイントを手にしたチョリッチだったけど、今度はワイドへ良いサーブが入りチョリッチはリターン出来ず。
すると主審はチョリッチに「今のは入っていた。さっきのは恐らくアウトだった」って叫んだの。自分がアウトだと思ったらオーバールールするべきなのが主審の立場なんだけどね。
その模様は下のURLでYouTubeで見れます。YouTubeで見ても最初のサーブは明らかにアウトだと分かりますよ。
https://m.youtube.com/watch?v=a7xDZqsQEck
そのタイトルには「Worst call in tennis history, Borna Coric can’t believe it」(テニス史上最悪の判定、ボルナ・チョリッチは信じられず)と言うものになってました。