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ウィンブルドン２０１７、大会初日の昨日は、日本人男子期待の錦織圭選手がシングルス１回戦に登場しました。
対戦相手のマルコ・チェッキナートは、ランキング的にもかなり格下であると同時に、この試合直前までもクレーコートのチャレンジャー大会に出場していて、芝はあまり得意としていないばかりか、芝での公式戦はジュニア時代のウィンブルドンにまでさかのぼるほど。
ストレート勝利とは言え、１時間１１分の完勝はそんなチェッキナート相手だったって事もあるけど、正直チェッキナートには失礼だけどあまり錦織選手の調子が良いか悪いか参考にならないような試合だったとも言えるかも知れないわね。
それでも臀部の怪我が心配される錦織選手に取っては、肉体的に負担のない試合となった事はこれからの試合へ向けては好条件になったはず。
２回戦では予選を勝ち上がったセルギー・スタコフスキと対戦。スタコフスキとはこれまで２回対戦して錦織選手の２連敗。ただその対戦はいずれも２０１１年で、今とは全く状況が違うわね。
そしてスタコフスキは予選最終ラウンドの３回戦では、伊藤竜馬選手をフルセットの接戦の末に下しているから、伊藤選手のリベンジも果たしてもらいたいところ。
とにもかくにも、錦織選手は体調さえ問題なければまだまだ勝ち上がってくれるはず。痛めた臀部の怪我が再発しないことを祈りましょう。
そして女子シングルスに登場した日比野菜緒選手、奈良くるみ選手は惜しくも１回戦で姿を消してしまいましたね。
日比野選手は、グランドスラムの初勝利を狙っていたけど、どうしてかグランドスラムではシード選手との対戦ばかりとドロー運がないわね。昨日も第１７シードのマジソン・キーズとの対戦。出だしはまだ本調子ではなかったキーズと互角の戦いをしていたけど、接戦で第１セットを先取されてしまうと、その後はキーズがのびのびしたプレーをし始めてストレートで負けてしまいました。
奈良選手はこれまで、ウィンブルドンは常に初戦突破を果たしている相性の良い大会だったけど、予選を勝ち上がって勢いのあるフランソワーズ・アバンダに押しきられてしまいましたね。
ウィンブルドン初出場の大坂なおみ選手は、しっかりストレートで勝ちきってくれました。
緊張もあったのか、少しプレーに安定感が欠けていた感じだったけど、今プレーの改善中ってことだし、しばらくは辛抱の時なのかしら？！一時期勝てなかったけど、それでもこうして初戦突破したし、次のシード選手をやっつけてヴィーナスとの対戦が見たいわね！
今夜は残りの日本人選手がシングルスの１回戦に登場しますね。
男子シングルスには、ダニエル太郎選手、そしてＡＴＰツアー初優勝を飾ったばかりの杉田祐一選手、女子シングルスには土居美咲選手、尾崎里紗選手が１回戦へ臨みます。
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男子シングルスでは、生涯グランドスラムがかかった第５シードのスタン・ワウリンカと将来を期待されている第２０シードのニック・キリオスが初日で姿を消しました。
キリオスは臀部の怪我で途中棄権を強いられての敗退で、ワウリンカは途中棄権とはならなかったけど、試合中も膝をアイシングしていて、ワウリンカ曰く今シーズンはずっと悩まされ続けていた怪我らしいの。
芝は独特なサーフェースに加えて、そのシーズンも短いからなかなか芝でのプレーに慣れない選手が多いのよね。加えて万全な体調じゃなかったら、勝利を手にするのは難しいわよね。
まだまだシーズンは中盤戦だし、大きな怪我ではないことを祈ります。
