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ウィンブルドン2017の女子シングルスは、ガルビーニェ・ムグルサがヴィーナス・ウィリアムズをストレートで退けて大会初優勝を飾りましたね。
第1セットは互角か、ややヴィーナス優勢のような展開だったけど、第10ゲームで握ったヴィーナスの2本のセットポイントをムグルサが何とか凌いでから、流れが徐々にムグルサへ。
でもまさか第2セットはヴィーナスが1ゲームも取れなくなってしまうとは。もちろん、そうさせたのはムグルサの素晴らしいプレーがあったからで、ヴィーナスもムグルサの勝利を彼女の好プレーからだと称賛してました。
ムグルサはこの優勝で、15位の世界ランクを5位まで上昇させますね。
前日行われた男子シングルス準決勝は、マリン・チリッチがサム・クエリーを、ロジャー・フェデラーがトマス・ベルディヒを下して決勝進出を果たしました。
チリッチとクエリーのビッグ・サーバー対決は、チリッチの方がリターンなど見ててもちょっとウワテかなって印象で、結果的にやっぱりチリッチに軍配が上がりましたね。
これまでもチリッチはクエリーに一度も負けていなかったけど、この大会のクエリーは1勝7敗のアンディ・マレーや、1勝4敗のジョー=ウィルフリー・ツォンガに勝利しているから、どうなるか分からないと思っていたけど、第2セット以降はチリッチの方が上回ってましたね。
フェデラーは今大会、誰もが優勝候補筆頭にあげるほどの好調な勝ち上がりを見せていて、準決勝でも各セット競りながらも集中を高めなければならない所をしっかり高めてストレートでベルディヒを退けました。
これでフェデラーは1セットも落とさずに決勝へ進みました。今夜、チリッチの挑戦を受けますね。
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今週、アメリカで行われている男子ツアー下部大会の7万5000ドルのチャレンジャー大会では、サンティラン晶選手がチャレンジャー大会初優勝を飾りました。
これで週明けの世界ランクも自己最高位だった172位くらいまでランキングを戻しますね。
そんなサンティラン晶選手だけど、来週アメリカはニューポートで行われるATP250大会にもエントリーしているんだけど、どうやらその大会から国籍を日本からお父さんの祖国のオーストラリアへ変更して戦うみたいね。
ATP公式サイトでも、個人のプロフィール・ページは日本のままだけど、ランキングなどでは彼の国籍はオーストラリアになっています。
今は日本の方がオーストラリアよりトップ200には多く選手がいて層が厚いんだけど、層の薄いオーストラリア・テニス協会からの強いプッシュがあったのかな~なんて想像してしまいました。
オーストラリアはウィンブルドンでもまた悪い評判を読んでしまったバーナード・トミックなどが男子テニスを牽引してます。
そんなトミックはウィンブルドンの1回戦敗退後の会見で、トレーナーを要求したのは怪我のためではなく試合のリズムを変えたかったからと発言した事で大会から罰金が下されたの。
加えてその会見で、コートに立ってるのがうんざりしていてもうテニスへのモチベーションがないって言うような発言をして、ラケットのスポンサー契約をしているヘッド社から契約の解除を言い渡されてしまったの。
オーストラリアのエースのニック・キリオスも、トミック同様コート外で何かと話題を振り撒いているし、彼の才能は高く評価されているものの、なかなか開花には至っていないのが現状なのよね。
そんなオーストラリアの男子テニス事情からか、20歳で将来を嘱望されているサンティラン晶選手がオーストラリア人として戦う事にしたのかもね。
日本人のPinkyとしては、ちょっと残念な思いです。