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男子世界ランク1位のノヴァーク・ジョコビッチや、同6位のステファノス・チチパスなどが、下位ランキングの選手へツアーがキャンセルされたことから経済的に苦しい状況に陥っている選手達への支援を訴えている中で、同3位のドミニク・ティエムは否定的なの。
ティエムはこんな風に語っていたの。
「下位ランキングの選手は、生活のために戦っている人はいない。ITF大会で100%で戦っていない選手を見たことがある。多くの選手がプロフェッショナルではない。なぜそんな選手達にお金を与えなければならないのか分からない。」
「それなら、本当に必要としている人々や機関へ寄付したい。プロの世界では、そのキャリアを始めた時に成功や高い収入が約束されているスポーツなどない。我々はみな、ランキングを上げるために必死に戦かわなければならなかった。」
それに対して現在女子世界ランク447位のタラ・ムーアや、160位のアリー・キイクが反論してるの。
「残念ながら、これがトップ選手の中の何人かの考え。悲しいことに、ランキングの低い選手の中には“本当に必要としている人”がいて、食べ物を買えなかったり、適切な医療を受けられないでいる人もいる。」
「彼等も基本的に仕事を失っていて、もしティエムがスポーツが彼等の元に戻ることを望むなら、絶望している気持ちも理解しているはず。もしかしたら、今は500位以下にいながらテニス界へ戻って来れなくなった選手で、将来グランドスラムで優勝する選手がいるかも知れない。家族の誰かが病気で唯一の収入がテニスと言う人がいる。」
「彼が誰を助けたいかを選ぶことはできる。でも、ランキングの低い選手が必死に戦っていないと言っているのは失礼なこと。彼がその選手を個人的に知っていたり側にいたりしない限り、その人の労働倫理を判断する権利はない。」
ってムーアは自身の思いをSNSにぶつけていたの。キイクもこう呟いていたわ。
「彼は自分が何を言っているのか、分かっていない。低いランクの大会に出場している選手以上に一生懸命やっている人は人生で見たことがない。毎週毎週必死に打ち込み少ないお金で成功することだけを望んで生活している選手達がいる。」
そして元男子世界ランク49位で現在200位のイリー・マルチェンコはこんな意見を述べているの。
「この(ランキング下位選手への)チャリティーのようやものではなく、システム自体を変えるべき。選手は、彼等に値するものを得るべき。我々は今得ている以上に価値がある。低いランクの選手には、スポンサーもファンも着いていない。でも、そんな選手がいなかったらテニス界は存在しない。」
世界ランク43位のジョン・ミルマンもその意見に賛同してるわ。
「賛成。もっと多くの選手が食事ができるように経済的に裕福になる解決策を見付けること。毎週毎週大会へ出ることに問題を抱えている選手と同じように、このパンデミックの間に選手は今同じような問題に直面している。ツアーを回っている間に何とか節約して生活しているように、今もそうやって暮らしている。それは問題だし、この問題はウィルスの前に存在していた。」
って、プロ選手としてトップへ行く前に厳しい時期があることを明かしているの。
この状況から、プロテニス選手としての人生を諦めざるを得なくなってしまうランキングの低い選手が出てきてしまう可能性はあるわ。将来の可能性を確かめる前に諦めなければならないような選手が。
ティエムの言葉は強過ぎかも知れないし、彼がそう感じる選手もいるのかも知れないけど、そんな選手は少ないと思うんだけど・・・。ま、寄付や募金はその人の意思だからね。