迷惑をかけることなく、生きてはいけない

こんばんは。
割と幸せな境遇で、のびのびと言えば聞こえがいいですが、あまり他人を気遣うこともなく生きてきました。
子供を産んで育てて、その子のためにテニススクールの送迎を始め、家族割引に惹かれ、かつ運動音痴の自分が頑張っているところを見れば、ちゃかちゃかしていて、運動神経がいいまりむ☆も、自分の幸運に感謝しつつ、頑張るかもしれないなーとテニスを始めました。

上手く出来ずに、上達も遠く、それでも意地を張って続けてきました。
テニスの上達より、負けてスゴスゴしつつ、観戦に目覚めて気づいたことは。

試合運営する方々の苦労。
私みたいな素直じゃない身体と精神を持っている生徒を教える側の苦労。

少しずつ、そういうことに気づいていく自分をいつしか良い人間の方にカウントしていたのですが。
最近。勝ちたいために、ガツガツしている自分のいやらしさを直視してぞーっとしました。
マナー、ルールにスレスレでも、凄く勝ちたいって思う自分に気づかなかった。
正々堂々というより、ハイエナでもいい、勝ちをかっさらっていきたいという感じです。

でも、開き直るわけではありませんが。
これも自分なのだと思いました。今は。
否定したかったし、認めたくなかったし。
認めるまでも、ずいぶんかかってしまいました。
認めたくなくて、ごまかす期間が長かったと思います。

嫌いな部分だけを切り取って捨てたかったし、逆に異常なほど、良い人を演じようとしていたのです。
試合に出ると、良いふるまいをしようしようとして、普通にガツガツ来る相手ペアのことを上から目線で許してあげてるみたいに思っていたのです。
私だけはルールを覚えてきちんと振る舞うんだーと思って、試合に集中する度合いも小さかったと思います。

でも、勝っても負けても嫌がらずに組んでくれるペアさんが出来て、少しずつ変わりました。

しかし、それでもブリ婆の性格が全て改善されるわけではなく、やはり、自分の中に厳然と、《自分でも認めたくないくらい、大嫌いな自分》が確かに存在しています。

それを誤魔化さないで、でもその嫌いな自分に負けないで抑え込んで生きていこうと思い始めました。

嫌いな自分を切り捨てることは出来ません、少なくとも今は出来ません。
何故なら、テニスを頑張り、上達して勝ちたいという想いの原動力にベタっと貼り付いているのです。


カテゴリー: ウザくてすみません | 投稿者ブリ婆 | コメントは受け付けていません。