カテゴリー別アーカイブ: ボレー

サーブアンドボレー

大学の秋合宿第3日

午後雨の予報がうまく外れて

一日中練習することができた。

 

今日はサーブからポイントを取る練習

ダブルスの場合は原則サーブアンドボレーだ。

うちの大学チームに限らず

たいていの人たちが

スプリットステップを前にしすぎて次を動けなくしている。

サーブが速ければ

レシーブするころに、サービスラインまで前進できるわけがない。

その半分くらいが普通

だからそこで一度止まる。

そしてそこからボールが飛んでいる間に

前進し、動きの中で

ボールとの距離を最適にしながらボレーする。

止まってボレーしていては

ポジションも打ちやすさの面でも損する。

sugunimae1409

それで思い出したのが、自分が学生だったころ。

シングルスのサーブアンドボレーはうまいのに

ダブルスでは下手。

 

実はシングルスでは

つなぎのボレーをしていては勝てないので

動きながら、つめながらファーストボレーをして

最初からエース狙いだったのだ。

takao1409tv

ダブルスでは

ちゃんとサービスラインのところで止まって

つなぎのボレー

これがぎこちない。

足が止まって打つので腕前勝負になってしまう。

そしてついエラーが出る。

 

シングルスだと動きながらのボレーなので

エラーしない上にエースになる。

 

最近の自分のダブルスは

サーブ後がステイバック

ストローク命なので

サーブアンドボレーは頻度が非常に少ない。

しかし

やるときはシングルスのように動きながらボレーするので

自分では昔よりはるかにうまいと思っていいる。

 

そんなことを見本でやり、説明し

納得してもらえたと思うのだが

うまく伝わっているだろうか?

 

最終的には自分の中で納得し

ちゃんとしたイメージを持って

癖になるまで練習するしかない。

 

後輩たちのイメージが来年の雪解けまで続くことを願っている。

 

かなり手ごたえを感じた今日の練習だった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, シングルス, ダブルス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:38 | 1件のコメント

ボレーの手首は

『makotasu』 さんからボレーの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ

錦織君、残念でした。でも、次を見る楽しみができたとも思っています。

さて、本日はボレーの手首についてコーチの意見をお伺いしたく。手首の曲げには背屈(手の甲側に折る)と掌屈(手のひら側に折る)があるらしいのですが、フォアボレー時には背屈での固定、バックボレー時には掌屈での固定を意識した方がよろしいでしょうか?

また、バックハンドスライスの時の掌屈固定につきましても、そのメリットとデメリットについてコーチのご意見をお伺いしたく存じます。よろしくお願いいたします。

makotasu より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

普通の状態では背屈も掌屈もそれほどしません。

そのまんま、まっすぐコンチネンタル。

そして、手首は固める。

フォアボレーも

takao1409tv

バックボレーも

djoko1409bv

その方がリーチが広いし

低いボレーも取りやすい

ただし

パンチを聞かせるには

特にハイボレーでは

手首を折って、打点を前に取り

より攻撃的にという人もいますし

takaofv1409tb

これはフォアもバックも同じこと

厚いグリップに持ち替えたのと同じ効果です。

強くも打てるし

早目になり、ポジション的な有利さも出ます。

そのかわり、リーチは狭くなります。

 

しかし、あまり変えない人もいます。

フォアは変えない人が多く

バックは変える人が多いようです。

 

で、ストロークのバックハンドスライスですが

基本的に守備的なショット

しかも薄く当てたい

nishi1405bs

トップスピンでは打てない時

遠い、ギリギリ打点でも使えることが大事

だから、遅め、遠め、の打点で取れるように

腕からラケットまで

なるべく一直線で届くようにしているのです。

 

どうしたら打てるか

威力のあるボールが打てるのか?

だけではなく

どんな場面で使うのかを考えなくてはいけないのです。  テニス

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:30 | 2件のコメント

スライスの種類、上達

『レフティスタイル』 さんからの9つ目の質問

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  9つめ、スライスの種類について
先日、少年マガジンに連載中のベイビーステップという漫画を読んでいたら、主人公の対戦相手が
色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくいという場面がありました。
とても、真似はできないけど、普通のスライスに加え、回転ばかりでバウンドしてから伸びない球、高回転で浮き上がってくる球なんかが身につけられるといいなと思うのですが、練習次第では何とかなるでしょうか?もし方法があるようなら、ご解説いただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

スライスはとても便利なショットです。

ギリギリの追いつきシーンでも使える。

cli1408fs

『レフティスタイル』 さんからはもう一つ

2,3日前に質問いただいたスライスの質問もありました

今日は、その答えもかねてお話しします。

まず、1つ目

「色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくい」

という場面ですが

実際のテニスでは

同じように、ベースラインに飛んでくるショット同士なら

あそこまでは考えにくいですね。

実際、死んで止まると思ったのに

ちょっと勢いがあって、滑ってくる

「しまった」 というシーン

私のように動きが鈍くなってくるとたまにありますが。

プロが素人相手になら別ですが

同レベル同士なら

相手のラケットワークを見れば大体見当が付きます。

とはいっても

スライスはそれほど大きなアクションが必要ではないので

アニメほどではないにせよ、だまされることはあります

実際にごまかされやすいのは

伸びて深く来る、滑るスライスと

ドロップショットのコンビネーション。

伸びるボール、すべるボールは

やや厚めに当てて、スピードを出す。

それとドロップショットでプロがやる

振り抜いたのに落ちて止まってしまうような

  (振り抜くと言っても、打球方向にラケットヘッドが向く程度だが)

猛烈回転量の多いスライスの対比。

フェデラーのはすごいですよね。

1408fedss

スライスはタッチ感覚が重要なので

打って覚えるしかないかもしれません。

トップスピンのように

面を固めてこすりあげれば、というわけにはいかないのです。

その代り、イッパイやればだれでもそれなりのレベルにはいきます。

そのための練習法ですが

まずはスライスのショートラりー

これでサービスボックスのどこにでもコントロールできるようにする。

次はボレー相手にベースラインからラリーしたらどうでしょうか。

強めのつき玉

足元に殺して入れる、等々。

1408clibks

技術的には

1、 手首は固定する。

2、肘はほんのちょっと曲げて、保ち、腕で打つ。  (ほとんど伸ばす)

3、打球中上体を回さないように、開かないように。

こんなことをいっぱいやっているうちに

スライス感覚が身についていきます。

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そうボレーもついでにうまくなっちゃいますね。  テニス

カテゴリー: スライス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:02 | 1件のコメント

トップスピンにボレーが浮く

『ジュニパー』 さんからボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ   おはようございます。
はじめまして松原コーチ。
少し前にこのブログを知り、それ以来楽しく拝見しております。
そして、さっそく質問したいのですが。
ファーストボレー(過去ログで止まれば普通のボレーは読ませて頂きました)の際に、相手のスピンの効いた低い球に対して、ふわっと浮いたボールが返ってしまいます。ある程度しっかりと返すコツはあるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ジュニパーより

水瓶座   私の答えです

「止まれば普通のボレー」 というのは

その前にスプリットの位置で

早めに止まっておけば

そして、そのあとで

ボールに合わせて動きながら打つことを推奨した話でしたね。

さて、フラットやスライスのボールに対してなら

ボレーが浮かないのに

トップスピンだと浮いちゃう。

  (質問のスピンをトップスピンと解釈しました)

実は、トップスピンのボールは急激に落下するので

それを追いかけ、合わせる動きで面が狂う

特に手首が動いたり

手首の力が抜けたり。

それで面がグニャ、というストーリーでしょうね。

本来、ボレーは手首を固定し

腕全体のスウィングで

面をインパクトに持っていくのがいい。

そしてそこにボールがあれば ・・・

ところが予定した座標空間に

ボールがいない?

ドッキング不能、フノウ、ふのう、不能、!!!

の警報が出てパニックに。

慌てて後追いの小手先で対応し ・・・

私はトップスピン屋なので

相手がこう反応してくれると嬉しくてしょうがない。

だから本当は秘密にしておきたいところ。

まあ、冗談はさておき

対策としては

慣れればいい、イメージができていればいいだけのこと。

予定空間にボールがあればいいだけのこと。

トップスピンのボールは落ちるもの

そんなの、近頃では秘密でも何でもない

だから落ちるイメージを持つべきで

イメージと現実のボールが一致すればいいのだ。

だから、その落ちるボールを何度か想像し

ジャストミートでボレーの素振りをしておく。

これを5回から10回くらい

5分も艱難辛苦の努力を積み重ねれば

すぐに達成できると思います。

もちろん動きながらボレーすれば

変化に対し、より合わせやすいわけで

ぜひ、動きながらのボレーを推奨します。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 22:30 | 1件のコメント

ソフトテニスからの移行

『レフティスタイル』 さんから4つ目の質問です。

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。

4つめは、軟式テニスから硬式テニスへの移行について
私の知り合いが、サークルに入ってきました。ン十年前に軟式を7年やり、最近、(硬式)テニスを始めたとのこと。フォアとサーブはそこそこ上手いのです が、バックハンドは片面打ちで確率は悪いし、またグリップチェンジの癖がないのでボレーは全くダメです。少しでも(硬式)テニスが上手くなりたいとアドバ イスを求められますが、バックハンドは思い切ってダブルハンドにすればと言ってますが、ボレーはどうしたらいいか検討もつきません。そこで、少しでもアド バイスいただけると有難いです。よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

バックハンドですが

軟式のころはバックがうまかったのに硬式ではうまく打てない?

それとも

軟式のころもバックが下手だったので、硬式でもうまく打てない?

どちらでしょうか?

後の方なら

私としての答えは簡単

いっぱい練習しましょう、ということ。

先の方

軟式ではバックがうまかったのなら

面感覚の問題です。

軟式ではボールのホールド時間が長いので

面をかぶせながら打つ人が多い。

同じようにすると

硬式では下に飛んでネットしてしまうのです。

硬式では面の方向が重要ですので

バックハンドの場合振り出してからインパクト後少しまで

垂直面を保つ必要があるのです。

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エナンのバックハンドはウェスタンの裏

全くの軟式グリップです。

しかも、世界1のバックハンドです。

アルマグロも

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この人は軟式と同じ、片面打ちです。

垂直面を保っているでしょう。

軟式で面ができていた人なら何でもない。

そのままでいいと思います。

ボレーですが

ちょっと昔、1920年ベルギーのアントワープ

日本のオリンピック史上、最初のメダルを獲得した

テニスの男子シングルスとダブルス

ともに銀メダルの、熊谷一弥大先輩です。

フォアボレーの写真です。

kumagai.fb

100年後の東京は錦織君にとってほしいですね。

そうそうボレー

このころの人たちはバックもウェスタン

できないことはないのです。

とりあえずの試合はウェスタンで

並行して、薄いグリップを練習したらいいんじゃないでしょうか。  テニス

カテゴリー: バックハンド, ボレー, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 17:15 | 1件のコメント

ブロックボレーは

3丁目のフェデラー』 さんから実戦的なボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  先日、市民大会の男子ダブルスに参加しましたが、相手のストロークが強く、チャンスボールは前衛にストレートアタックされ、ボレーが弾かれてアウトしてしまいました
ボレーは基本的にスライス回転で、面は上向きと理解しているのですが、こんなケースはどう対処したらいいのでしょうか?
グリップの握りの力の入れ方と合わせて教えてください
よろしくお願いします

3丁目のフェデラーより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

分類で言うと、ブロックボレーということになりますね。

相手が叩いてくる

反応がやっとなので

スウィングしたり微妙なコントロールしている時間が無い。

というケース。

 

ちょっとへんな例ですが

壁打ちの壁になればいいわけですよね。

どんなボールも打ち返す、跳ね返す。

 

壁ってどんな角度ですか?

 

そう垂直です。

 

スライスボレーというと

面が上向きになるようなイメージがありますが

ソレは打点が低い時のこと。

打点が高ければほぼ垂直。

takaofv1405

バックボレーでも

hewitt1405bv

もちろん打点が低くなればもっと上向きですが

高い打点ならかなり、垂直に近くなります。

お話のアタックされる場面でも

速いボールな訳だから

それほど低い打点の話ではないようです。

だからほんのチョイ上向き、ほぼ垂直

と考えたほうがいいと思います。

 

そしてもう1つのコツ

小さなスウィングです。

相手ボールに勢いがあるわけですから、重い。

だからこちらもスウィングがほしい。

手首を固め

手を5cmだけ、小さく振り

インパクトで固める、「ブロック!!」

5cmは気分で実際には20cmくらい動くかもしれません。

 

いいんですあくまでも、気分は5cmです。

 

練習法ですが

近所に強力ストローカーがいたら

打ってもらえばいい。

 

もしいなければ

サーブをボレーしてみるといいです。 テニス

 

カテゴリー: ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:53 | 1件のコメント

ボレーはなぜスライスなのか?

ボレーはフォアもバックも

スライスで打つことを推奨している。

もちろんプロの大部分がそうしているからで

プロはそうすれば勝ちに近くなるのでそうしている。

 

さて、スライスのご利益はというと

上から切り下ろすので

振るのに力が要らず

時間がないときにも対応できる。

 

力が要らないというのは

腕だけで振れるということで

上体の回転パワーや、下半身の踏ん張りが必要ないということ。

回転パワーがいらないのなら

姿勢が垂直じゃなくてもいいということ。

上体を打点やネット方向に傾けてもいいのだ。

もちろん動きながら打っても良い。

つまりよりリーチが長く

打点もネットに近づけやすくなるということ。

takao1403tv

そしてもう1つ

切り下ろすことで

ボールの打点の変化に合わせやすいことがある。

フラットのほうがまっすぐ出すだけだから

当てやすいというコーチや上級者もいる。

しかしこれは、打点のまっすぐ後に構えられるならば

という前提があってのこと。

構えの位置が間違ったり、間に合わなくなったりすると

無残な結果になりやすい。

打点の高さやコースがルールで決まっていればいいのだが

実戦では

色々な高さやコース

早いボールや遅いボール

へんな回転がかかって急激に落ちていくボールもある。

つまり縦方向に最初から動かすつもりの

スライスボレーのほうがあわせる自由度が高い。

その上、フラットだと勢いを殺す必要もあって

大きなスウィングがしにくい。

スライスなら大きなスウィングでも

回転に勢いが取られる要素もあり

悪い言い方だが

ごまかしやすいのだ。

 

まあそんなこんなで

ボレーにはスライスが向いているのだ。

takaobv1403

ところで以上の話は、男子の上級者にはほぼ当てはまるのだが

女子選手にはちょっと違う事情もある。

片手バックだと力が足りないという事情。

だからハイバックボレーでは

両手打ちドライブボレーを使う選手が多いのだ。

 annak1403

さて、もう1つすごいのは

両方両手打ちの女子選手のばあい。

miyaginana1403

ネットから少し離れて

できる限りドライブボレーで打つ選手が時々いる。

写真の宮城ナナさんやモニカ・セレスさんなど。

両手だと

すばやく引いて、すばやく打つことができる。

もともとドライブボレー向きなのだ。

確かにリーチは狭くなるが

そんなことは気にしない。

もともと、スライスボレーでも男子ほどには届かないし

つなぐだけでは結局、次のショットで抜かれるという割り切りかた。

だからあらゆる機会に打ちまくる。

相手に狙うひまを与えなければいいのだ。

たまにミスっても、抜かれても

結果的に、相手以上にポイントを取れればいい。

テニスにはこうゆう考え方も必要なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 20:20 | コメントは受け付けていません。

フラットボレー

『キャブ』 さんからボレーの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、いつもブログ参考にさせていただいています。
ボレーについて質問させて下さい。
普段は松原コーチがオススメしているように、上から下に振るスライスボレーを意識しています。
本日出場していた県の大会で、トップシードのダブルスを観戦していました。前衛のいる場所に低く緩く来たボールは、下から上、もしくは横振りでフラットに打ち、平然と決めていました。(前衛もネット際にいます。)
ドライブボレーみたいなトップスピンではなく、コンチネンタルでフラットに打っているように見えます。
この打ち方は、どうやっているのでしょうか? わかりづらい文面で申し訳ないですが、分かればご解説頂きたいです。

キャブより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

トップスピンのフォアハンドで

回転量を減らし、水平に近いスウィングをすれば

フラットになります。

 

同様に、スライスのショットで

回転量を減らし、水平に近いスウィングをすれば

フラットになります。

 

もっと下から打ち上げればトップスピンにもなります。

 

強い選手の中でも

同じスライスボレーとはいうものの

バックボレーはアンダースピンが多く

フォアはフラットに近い人が多いようです。

takaofvhit

特にプロの男子ダブルスでは

パワーで圧倒しないと勝てないため

フォアはフラット性のぶん殴りが多いようです。

ブライアン兄弟では

左利きのボブの方がよりフラットに

スウィングも大きく

薄いグリップのストロークのようにたたきます。

 

さて、スライスボレーの回転減らし版といいましたが

基本がスライスボレーで

スライスボレーをちゃんと打てるようにしておけば

フラットぽく打っても

コントロールすることは難しくありません。

ATP Masters Series - Rome

逆に最初からフラットにしすぎると

フォアボレーがコントロールできずに

フォアボレー苦手人間になる可能性が高いです。

ぜひ、スライスボレーを意識して

フォアボレー得意人間になってください。

技術的な要件は

フラットにたたく場合にも、まるっきりスライスボレーです。

 

男子上級者には

バックボレー苦手人間はほとんどいません。

彼らのバックボレーはスライスなのです。

フォアボレー苦手上級者はたくさんいます

彼らのフォアボレーはほとんどフラットです。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:56 | 1件のコメント

ボレーは早く構えて

『レフティスタイル』 さんからボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
依然、「引くタイミング」のところで、
>上級者は2度引きです。と教えていただきました。

私はスマッシュも一旦肩のところまで持って来て、そこから再始動と思っているのですが、それならボレーはいかがでしょうか?
ボレーは時間がないため、できるだけ早くセットするというのは、当然だと思うのですが、それが実に早く、溜めて(狙って)打てる人がいます。

何かコツがあるのでしょうか?
いつもながら単純な質問ですが、コメントいただけると有難いです。

 

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

ストロークは2度引き

ボレーも大抵は2度引きでしょう。

 

ストロークはいったん構えてから

ループ状に引き足してスウィング。

ボレーは構えたところからそのまま振り出すように思いがちですが

やってみてください

小さいけど

そう手の動きで、5㎝から20cmくらいでしょうか

確かに2度引きします。

1度目、最初に状態の横にセットした後

2度目の引きでタイミングを取り

ちょっとだけ勢いもつけて

ついでに正確な位置の修正もして、スウィングです。

 

一瞬早く構えて

そして引いて、スウィング開始という部分に

外から見た人が、「溜め」 を感じるのではないでしょうか。

takaofvtb

熟練者と未熟者の違いはどこか?

これは、やはり最初の1弾目の構えの速さではないでしょうか。

じゃあ、いつ構えを始めるのか?

相手が打った直後です。

フォアに来ると分かった瞬間にフォアの構えを開始する。

もちろんバックも同様です。

フォアなのかバックなのか?

相手のラケット面から飛び出してくる

ボールの線が見えればすぐにわかるはずです。

 

いつもイメージと素振りの話になっちゃうのですが

相手のスウィングと打球を想像し

ボレーの構えと、一瞬のため

ちょっと引いて、振り始めるスウィングを

素振りしてみる。

もう一つのイメージつくりは

上手な人がボレー練習しているときに

自分も心の中で打ってみる。

うまくできたら実際の打ち合いで試してみる。

 

どうですか、イメージできたでしょうか。    テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:03 | 2件のコメント

ボレーのテイクバック

『チョコビッチ』 さんより、ボレー、再度の質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  丁寧な回答ありがとうございました。少しだけ質問を訂正します。
わたしが質問したかったのは、構えからテイクバックまでは腕で引くのか、肩を回してラケットを引くのかの質問でした。
スクールでは、腕を肩のラインまで引いている人を良く見かけますが、早いボールに対して振り遅れたりオーバーするのを良く見ます。

 チョコビッチ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

フォアボレーの場合

打点が普通? のところだと

肩を45度回しながら、腕も45度分

つまり全部で90度分引くくらいではないでしょうか。

上体が斜め前向きになり

右手の位置が右肩のネットと平行、横方向に来ます。

 

近い打点だと、肩の線は引かない方角ですし

遠い打点だと90度近く横向きになる。

 takao1401tv

程度はともかく

肩も回すし、腕も引くというところでしょうね。

 

現象はそうですが

実は私、こう考えています。

ボールのところ、しかもなるべく前に行く

行きながら、上体の横にラケットを腕で引く。

上体の横というのは

右肩のところから、

ネットと平行に手を持っていくくらいの位置です。

そうして、打点方向に向かっていけば

上体の向きは自然に打点に向いていくのです。

takaofv1401

だから近い打点ならほぼ前向きで打つし

遠ければ横向き

バックボレーなら背中を相手に向けるくらい。

そして中間なら、斜め45度くらいになるということです。

つまり

テイクバックで肩の線を回す量はこれくらいということです。

そして手の位置ラケットの位置を

肩からネットとほぼ平行の横位置に持っていく。

 

その場でのボレーを基本と考える人が多いのですが

実戦を考えると

打つ位置はなるべくネットに近いほうがいい。

だから

普通のボレーの場合で

右肩を引くのではなく

左肩を前に出していく。

そして動きながら、前進しながらボールを捉える。

 

そうゆう目で

もう一度、ヨハンソンの動画と連続写真を見てください。

こちらをクリックすると

365ネットの技術解説ページ、連続写真が開きます。

 

それともう1つ

忙しい時はできることのみをやる。

肩のラインまで引いたら間に合わないのであれば

腕だけでいいから

打点の10cmくらい後にセットしてブロック。

いつも同じところへ引くわけではないのです。

 

常に同じ大きさに引かないと違反だというルールがあれば

もちろん、小さく引くしかありません。

大きく引くと、振り遅れるときがあるからです。

だから、いつも大きめテイクバックだと

早いボールに対し振り遅れることもあるという理由で

大きめテイクバックは間違い、ということではないのです。

 

1つの打ち方、1つのスウィング量、ひとつの高さ、しかないなら

いいフォームを身につければOK。

でも、実際の試合では色々なボールが来て対応を変える必要がある

だから練習するのです。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 15:26 | 1件のコメント