クローズドスタンスで打ち分ける

『れねしす』 さんから

走らされた時のコントロールに関する質問です。

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  動画をとって気付いたのですが、横方向に振られてボールを打つ時、私も娘もスクエアスタンスで打っているつもりが、かなりのクローズドスタンスで打ってま した。 そのせいか、娘はストレートに打とうとしても、少しボールが右(フォアの場合)方向に飛びます(私は身体の回転で無理やりストレートに打ってま す)。前に近づきながら打つ時は、大丈夫です。 よくボールには後ろからは入れと言われますが、球出しならともかく、実際のラリーでうしろから入るってで きませんよね。
軸足をもう一歩先におけばいいのでしょうが、癖になってしまったボールとの距離を変えるって難しいですよね。
何かいい練習方法はありませんか。

れねしす より

水瓶座  私の答えです。

意地悪な言い方ですが

止まって打つのが基本と考えるからこうなっちゃうのです

後ろから入ってスクエアーでなんて

実戦では、ほとんど見かけない風景だと思います。

たまたま近くにボールが飛んできた時だけです。

shara1408skr

遠いボールに対しては

ステップしながら

動きながら打つことを癖にすれば簡単に解決します。

特に横方向に動くときは

動くことを利用すべきで

その方が易しい。

動くことが位置を正確にするし

動きをパワーに変換することもできるからです。

 

ボールの後ろにステップしながら

入り込むように打てば、クロスに持っていくのは簡単です。

 

止まって打つ方が難しいのは

シコラーと対戦すればよくわかると思います。

 

さて、打ち方の話

横に動いたらクローズドスタンスか

オープンスタンスがふつう

男子プロはほとんど

女子でもかなりの確率でオープンです。

無理してスクエアーにするとバランスを崩します。

走りこむ方向に足が1本ほしいのです。

 

クローズドの場合

走らされた方向に素直に左足を踏み込み

shara1408fr

左足を軸に右足をボールの後ろへ

ステップしながら打つのです。

 

バックでも同じこと。

shara1408bk

左足はステップしていくもので

shara1408bkf

残してしまったら

とても窮屈になります。

「動きながら、ステップしながら打つ」 を標準にするべきです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 19:57 | 1件のコメント

レンドルのバックで

レンドルのバックハンド

lendlback3

写真を見ていて思い出した。

昔々

月刊テニスジャーナルの解説をしていたころ

プロのバックハンド

グリップによる特徴をテーマにした。

代表的なプレーヤーを選び

連続写真を探して

そこに解説を加えることになった。

探したのは

ウェスタン、セミウェスタン、バックハンドイースタン

それぞれを代表するトッププロ。

ウェスタンはすぐに見つかった。

エナンとクエルテン

henin1408b

セミウェスタンはロジャー・フェデラーをはじめごろごろ。

この人はそのころの人じゃないが

waw1408bkg

手の甲とラケット面の向きが直角くらいなのがわかると思う。

 

バックハンドイースタンは?

これが探せどもいない。

もちろんトッププロじゃなければいないこともない。

実は私、松原コーチ。

しかしこの人では使えない。

 

レンドルは? エドバーグは?

この人たちはコンチネンタルだった。

lendl1407bk

手首を内側に折ることにより

打点が前でも、垂直面を作っていた。

スライスとトップスピンを同じグリップで打ち分けていたのだ。

 

トップスピンが主流になり

バウンドが高くなり

こちらからも強烈なトップスピンを打つには

薄めのグリップでは対処できなくなっているのかも。

どうせ厚くするなら

バックハンドイースタンでは

ご利益が足りないということなのだろう。

 

そういえば

学生時代にプロの大会中のクリニックで教わった

スタン・スミスとクリフ・リッチー

セミウェスタンだったような気がする。

打点をすごい前に取っていた。

今度写真を探してみよう。

 

ところで、松原さんは

プロに合わせるのが信条

先ほどの取材の日からグリップをセミウェスタンに変えた。

昨年、肘がつらくなり

元のバックハンドイースタンに戻して

最近、めきめきと調子を上げていることは秘密だ。

 

まあ、そんなわけで

ウェスタンの裏のような厚い、熱いグリップがプロでは常識

wawr1408bkf

バックでもワイパーを使う。

ソフト出身の人などは

そのままかちょっと薄くして対処すれば

バックハンドに悩まなくても済むのかもしれない。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:05 | コメントは受け付けていません。

トップスピンにボレーが浮く

『ジュニパー』 さんからボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ   おはようございます。
はじめまして松原コーチ。
少し前にこのブログを知り、それ以来楽しく拝見しております。
そして、さっそく質問したいのですが。
ファーストボレー(過去ログで止まれば普通のボレーは読ませて頂きました)の際に、相手のスピンの効いた低い球に対して、ふわっと浮いたボールが返ってしまいます。ある程度しっかりと返すコツはあるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ジュニパーより

水瓶座   私の答えです

「止まれば普通のボレー」 というのは

その前にスプリットの位置で

早めに止まっておけば

そして、そのあとで

ボールに合わせて動きながら打つことを推奨した話でしたね。

さて、フラットやスライスのボールに対してなら

ボレーが浮かないのに

トップスピンだと浮いちゃう。

  (質問のスピンをトップスピンと解釈しました)

実は、トップスピンのボールは急激に落下するので

それを追いかけ、合わせる動きで面が狂う

特に手首が動いたり

手首の力が抜けたり。

それで面がグニャ、というストーリーでしょうね。

本来、ボレーは手首を固定し

腕全体のスウィングで

面をインパクトに持っていくのがいい。

そしてそこにボールがあれば ・・・

ところが予定した座標空間に

ボールがいない?

ドッキング不能、フノウ、ふのう、不能、!!!

の警報が出てパニックに。

慌てて後追いの小手先で対応し ・・・

私はトップスピン屋なので

相手がこう反応してくれると嬉しくてしょうがない。

だから本当は秘密にしておきたいところ。

まあ、冗談はさておき

対策としては

慣れればいい、イメージができていればいいだけのこと。

予定空間にボールがあればいいだけのこと。

トップスピンのボールは落ちるもの

そんなの、近頃では秘密でも何でもない

だから落ちるイメージを持つべきで

イメージと現実のボールが一致すればいいのだ。

だから、その落ちるボールを何度か想像し

ジャストミートでボレーの素振りをしておく。

これを5回から10回くらい

5分も艱難辛苦の努力を積み重ねれば

すぐに達成できると思います。

もちろん動きながらボレーすれば

変化に対し、より合わせやすいわけで

ぜひ、動きながらのボレーを推奨します。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 22:30 | 1件のコメント

中3女子のラケットは

『KS』 さんから中3お嬢さんのラケットについての質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも拝見し勉強させてもらっています。
ラケット選びについて教えて下さい。
娘は今、中学3年で次のラケットを思案中です。
現在280gのヨネックスVCORE Xi 100を使用しています。
身長体重も安定してきたので(162㎝50キロ)、今のラケットでは軽くデメリットが感じられてきました。
女子レベルでは平均的にどれくらいの重さのラケットなのでしょうか?
ちなみに、テニス歴7年(県代表レベル)、オールラウンドプレーヤ、フォアグリップ厚め、バックは両手打ち。
バボラ製品で考えているのですが、お勧めはありますか?
また、バボラ・スリクソン・ダンロップは株ダンロップ系列だと思われますが、グリップの形やサイズは同じと考えていいですか?
よろしくお願いします。

KS より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

まずメーカーの話ですが

スリクソンはダンロップのブランド名ですが

バボラは全然別の会社、違うブランドです。

国からして違います

たまたま同じお店、ダンロップ・スポーツで扱っているということだと思います。

 

それと、メーカーでいうと

松原さんはヨネックスと契約した

ヨネックスの回し者ですので

他社のラケットは推奨しませんし

実は商品知識もそれほどではありません。

もちろんバボラ製品での推奨はありません。

それを前提にお話ししますので

そうゆうつもりでお聞きください。

 

「現在280gのヨネックスVCORE Xi 100を使用」

ということで、なかなか結構です。

ラウンド形状のバボラとも似ていますね

マイルドな打球感で

男子プロ用の硬いだけのラケットと違い

それなりにボールを飛ばしてくれます。

ちなみに、181cm、73kg、かなりオトナの私は

もうちょっと硬め、305gの、「Xi98」 です。

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さて、ヨネックス屋サンに聞けば当然

Eゾーン Ai98  310g と帰ってきます。

ezoneai98_01

これは女子のトッププロや男子の上級者にも評判のいい

Vコアシリーズよりも飛びのいいモデルです。

コントロール性の評価も高いようです。

色の好みが合えば

間違いなくおすすめの1本です。

 

さて、メーカーによらず

280gから310gくらい

女子選手ということで

98平方インチ以上の面の大きさで

ラウンド形状のフレーム

というのが私のおすすめ。

そしてデザインが気に入ればということです。

 

重さですが

女の子ですから

サーブで困らなければ重いやつ

困るなら軽いのがいいと思います。

 

そういえばラウンド形状、大きめの面で

ショックなしの飛びを流行らしたバボラ

最近はボックス形状のもあるみたいですね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 12:54 | コメントは受け付けていません。

現代にレンドルがいたら

『butchcoon』 さんからタイムトラベルの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ いつも参考にさせていただいています。
以前、松原先生が現代にマッケンローやコナーズがいたら通用するか?というような内容の記事を拝見しました。非常に興味深かったです。そこで私的に思った のですが、もしレンドルが現代のテニス界に存在していたらどれくらい通用したかなというものです。ストローク戦で打ち負けることはなかなかないのでは?結 構勝てたりするのではないか?などと想像しました。先生の見解を教えていただけたらと思いました。失礼しました。

butchcoon より

 

 

水瓶座 私の答えです。

現代に、もし1980年代そのままの強いレンドルがいても

現代のチャンピオンたちには勝てないでしょうね。

 

しかし、現代のチャンピオンたちを目標に

若手のホープ、イワン・レンドル君が出てきたら

あのフォアハンドの攻撃力でかなりいけるのではないでしょうか。

 

レンドルが登場した時代は

ボルグ、コナーズからマッケンローに主役が変わり

ビランデル、ベッカー、エドバーグ、レンドルに力関係が移っていきました。

その時代の中心戦術、大多数の選手たちは

トップスピンの守備的な展開を得意にしていました。

 

そこへそれを打ち破る

一方的な超攻撃ストローカー

高い打点からのハードヒッターが登場したのです。

それがレンドル

lendl1407fr

ここから

手首を固定し肘の柔軟さ、返しを使って

lendl1407fr2

ぶん殴る。

実は上の写真、特に腕の形

今回、見て感じたのは

ほとんどジョコビッチと変わらないということ。

 

現代のトップクラス

プラス、余分に肘の返し。

このアクションは当時、相手ボールに威力が少なく

一方的な殺戮者であった特徴とみています。

 

レンドルの後には

レンドルを研究した次の後輩たち

アガシ、クーリエ、サンプラスが出てきました。

この人たちは一方的殺戮者を研究し対策を立てています。

レンドル世代にあこがれ

さらに上を行くための工夫やトレーニングをして登場してきたのです。

常に後のチャンピオンの方が強いのです。

 

たとえば、現代のチャンピオンはこんなこともできるのです。

djok1403

そして、現代テニスはほぼ完成形に達した。

その現代になると

攻撃と守備を兼ね備え、サーブ力もある

オールラウンダーでなければ勝てなくなったのです。

それが現代のトップ4です。

 

だから現代にレンドルがいて

少し前から若手として修業していたら

守備力を兼ね備え

現代流のトレーニングでさらにパワーアップした攻撃力で

トップ5として君臨しているでしょうね。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:01 | 1件のコメント

両手バックのこつは

『れねしす』 さんの2つ目の質問への続きです

以下がコメントのその部分。

カラオケ   ・・・

バックハンドがあまりにも打てないので、ダブルハンドに挑戦しようとしたのですが、思い切ってふりぬいても、ハエがらくらくとまれそうな遅く力のないボールが飛んでいきます。シングルハンドからダブルハンドに移行するコツや練習法はありませんか。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

両手バックのコツは

手首の角度は固定し

腕を固めて小さくはじくか

肘を少し柔らかくして運ぶかです。

krais1408tb

両肘とグリップを頂点とする三角形

それと手首を固定し

clijsters1408imp

肘を小さく鋭く振り飛ばすように動かして

ラケットを振るのです。

この動きはバケツで水撒きをする動作と似ています。

面を打球方向に向け続けるようにして

振り向くのです。

もし水撒きで

面の方向を手前に動かしてしまったら

身体がびしょ濡れになります。

昔の人は大和魂でB29と戦い

水撒きがうまかったのですが

boukuuennsyu

近頃の若いもんはどうでしょうね

濡れたくなかったら

バケツにボールを五つくらい入れてやってみるといいでしょう。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:30 | 1件のコメント

片手バックを安定させる

『れねしす』 さん質問への第2弾です。

以下がコメントのその部分。

 

カラオケ  ・・・

バックハンドの不安定感が半端ないんです。やたらとホームラン級のあたりを増産します。原因は、右肩を中心に円運動で右 手を動かしてしまい、面が上向きでインパクトし、円運動のままボールを上方向に運んでいるからのような気がします。と、分かっていても、治らないんです。 また、うまく打てた時でも、弾道が低いフラット系のボールしか打てません。 なんかコツを教えてください。

・・・・・

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

2つのポイントを出しましょう。

まずは1つ目

片手バックの打点はかなり前です。

CIMG5320a05

だからスウィングの中心をここにし

手首を固定して

ここから

CIMG5318b15

ここまで

CIMG5321a15

の幅を振るようにします。

こんな風にスウィング全体を前にすれば

スウィングが安定し

ラケットを支える腕も決まります。

 

2つ目のポイントですが

上の写真

3枚ともラケット面がほぼ垂直ですよね。

フォアハンドのように

腕を内旋、外旋せずに

つまりひねらないで振ると

徐々に上を向いていき、ホームランです。

ですから、面を垂直に保ちながら振る

つまり、腕を外旋していきながら振るのです。

 

時々、フォアハンドと同じように

面を下向きに引いて

徐々に垂直に戻して、インパクト

さらに上を向けて、フィニッシュ

という人もいるのですが

バックハンドはこれではスピードが出ない。

 

その代り

面の垂直をイメージしながら打てば

安定して面を作ることができる。

feder1407ransbk

少しかぶせ気味に振りぬくこともありますし

低い打点からのダウンザラインなど

少し上向きの面でフィニッシュすることもあります。

三度笠スタイルなんて言ったこともあります。

 

フォアハンドとは根本的に

安定のさせ方が違うのです。

 

この二つを押さえれば、片手バックは簡単になると思います。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 15:28 | 1件のコメント

片手バックの意味は

松原テニスクラブ印西

ある女性会員さんから

片手バックハンドの質問を受けました。

昔、軟式をやっていたこともあり

以前は片手で、最近は両手で打っている。

両手打ちの感覚がなじめないので

片手打ちに戻したいがどうでしょうか?

という質問。

実は、『れねしす』 さんの2つ目の質問も

かなりそれに近いので一緒に紹介。

以下がそのコメント。

現在、バックハンドはシングルハンドです。
昔はバックハンドの方が安定感があり、ミスしたくないときは、バックハンドに回り込むくらいでした。
20年弱のブランクを経て復帰後、バックハンドの不安定感が半端ないんです。やたらとホームラン級のあたりを増産します。原因は、右肩を中心に円運動で右手を動かしてしまい、面が上向きでインパクトし、円運動のままボールを上方向に運んでいるからのような気がします。と、分かっていても、治らないんです。 また、うまく打てた時でも、弾道が低いフラット系のボールしか打てません。 なんかコツを教えてください。
また、今、バックハンドがあまりにも打てないので、ダブルハンドに挑戦しようとしたのですが、思い切ってふりぬいても、ハエがらくらくとまれそうな遅く力のないボールが飛んでいきます。シングルハンドからダブルハンドに移行するコツや練習法はありませんか。

れねしす より

私の答えです。

バックハンド、両手打ちを採用か

片手打ちにこだわるか?

テニス界、永遠の謎のひとつでしょうね。

特に日本の場合

軟式、最近はソフトテニス出身の人が多いので

片手打ちを両手打ちに変えるかどうか?

悩む人が多いのでしょうね。

どっちが有利なのか?

プロの場合はどうでしょうか

片手打ちのすごいやつ

ガスケ

エナン

ワウリンカ

対する、両手打ちのすごいやつ

ナダル

ジョコビッチ

錦織

私のほんの印象ですが

片手バックの人たちは

これを決定的な武器にしている人が多い。

gasuk1407bdl

打ちたくてしょうがない。

両手バックの人たちは

フォアハンドがメインの武器で

バックは安定した防御的な武器にしている人が多い。

1407djokyokoback

とにかくバックで困らないようにしている。

『れねしす』 さんの質問の中にも面白い1節が。

「昔はバックハンドの方が安定感があり、

ミスしたくないときは、バックハンドに回り込むくらいでした。」

そう、そんなときはミスらないし、振りぬきやすい。

そんな時は、相当にバックの構えも早いのです。

だから間に合うしバックに対しての集中力もある。。

片手打ちは両手打ちに比べ

スウィングに時間がかかり

腕だけでは勢いがつけにくい。

ただし一旦はまって

フルスウィングすれば、すごいのが打てる。

gasque21407

この魅力に取りつかれれば片手打ちだけど

時間のないバックハンドリターンなども

無難にこなすには両手打ちが楽。

そのうえ

トップスピンを前提にすれば

リーチも打点を後ろにできる分

両手打ちの方が広めになる。

 テニス=パンパシフィックOP、決勝はラドワンスカ対ペトロワ

アマチュアの場合は

好きなのを選べばいいのだが

しいて言えば

バックが苦手で克服狙いなら両手打ち。

走りざまのパスなどで

存在感を見せつけようというなら片手打ちカモ。

 feder1407ransbk

松原さんの場合だが

存在感見せつけ意欲モリモリの片手打ちなのだ

しかし、フォアハンドで攻撃中

突然のバックハンドに構え遅れるのはなぜ?

まだまだ発展途上の人としてはそうゆうこともある鴨。

さて、細かい技術的なアドバイスはまた日を改めてお話ししよう。 テニス

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:07 | コメントは受け付けていません。

いいボールを打っても返されたら

レネシスさんから小5のお嬢さんに関する質問です。

夏休みの試合シーズンですので

ほかの質問を差し置いて優先扱いで取り上げます。

以下がコメントのその部分です。

 

カラオケ  またまた、小5の娘に関しての質問です。
ただ必死にボールに追いついて、当てるだけでなんとか返す相手が苦手ということでアドバイスをいただきました。その時のアドバイスを基に、そういう相手にも安定して自分のテニスをできるようになりました。ありがとうございました。
しかし、また同じような悩みが。
必死にボールに追いついて、「当てるだけで返す」までは、同じですが、プラス自分からも打てる子で最近苦労しております。ラリー中、深く回転がかかった球 で娘がおしていくと、面をうまく作って返してくるわけです。そのボールは回転はかかってないものの、弾道が高いので高くはずみます。それも、比較的 深いところにコントロールされるため、身長が低めの娘は、ベースラインよりかなり後方に下がった上で、軸足にパワーをため、貯めたパワーを思いっきり開放 し、打ち終わりで相手に背中をみせる身体を回転させて、自分の顔くらいの高さのボールをスピンを思いっきりかけて打ってます。序盤はその打ち方で、さらに 追い込んでチャンスボールが来たところをたたいて決めてます。中盤になってきたり、2回戦・3回戦になってくると、体力的にきつくなり、同じ打ち方をする ものの、ボールが浅くなりがちに、且つ、回転も少なくなり、相手にチャンスボールを与える形になります。ライジングで処理しようとこころみたこともあるの ですが、練習不足も有りミスが目立ちます。
夏休みで公式戦が続きます。即席でなんとかなる戦い方はありませんか。また、今後じっくり取り組むべき戦い方、練習はありますか。

レネシスより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

基本的にやっていることはその通りで

「根性だ」 というのがまず1番の答えです。

気合を入れてやり抜くことではないでしょうか。

チャンスボールが来るまで打ち続ける

そうしているうちに

体力も根性もついてくる。

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

でもすごいですね

よくそこまでのレベルになったと思います

大したものですね。

しかし、ここで気合を入れてやり抜けば

もう1段上に行けます。

 

さて

もし体力と根性で打ち続けることができないなら

しこるしかないと思います。

簡単に決める方法があるなら

最初から苦労はしない。

トップスピンが大変なら

フラット気味にして

相手がエラーするまで

またはあきらめるまでしこり抜くのです。

rad1407hiroi

そうまでして勝ちたいのでなければ

あきらめればいいのです。

テニス、強くなった人はみんな1度はここを通ります

テニス=パンパシフィックOP、決勝はラドワンスカ対ペトロワ

こんな情けないテニスで勝ちたくなかったら

後で、死ぬ気で努力すればいい。

 

とりあえず

明日は安易に勝つ方法がない以上

体力が持つように考えてコートに入りましょう。

スポーツドリンクと水

バナナとおにぎりをもってコートに入りましょう。

最後のパワー用にチョコレートも少し。

 

そんなわけで

この夏は体力と根性で頑張ってください。

一度

「あの子と競るととんでもないことになる」

と評判になれば

それだけで勝ちやすくもなります。

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

今後、次の課題ですが

サーブの強化

相手のリターンがチャンスボールになるように。

リターンの強化。

その次のボールがチャンスになるように。

次はドライブボレー。

 

とにかく

早くチャンスボールが来るように

チャンスボールを1発で決めるように。

相手はそれを避けるために無理をする

そうすれば相手のエラーも多くなっていき

ますます試合が楽になっていきます。

 

とはいうものの

お互いにそのレベルになれば

またまた、同じこと。

ますます体力と根性が必要になることは

ラドワンスカだけではなく

プロの試合を見ればわかることですよね。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:58 | 1件のコメント

手首のしなりや

昨日は暑い中

埼玉県所沢からMさんご一家が

1時間のプライベートレッスンに

はるばる、松原テニスクラブ印西まで来てくれた。  晴れ

中学生のお嬢さんのストローク

フォアハンドの振りきりと

バックハンド安定のためだ。

 

今日はこのプライベートレッスンを振り返り

Mさんご一家に理解を深めてもらい

これからの参考にしてもらうこと

そして、他の皆さんにも

さらにストロークの理解を深めてもらうための参考にしてもらいたい。

 

さて、さっそく打ち合ってみると

フォアバックとも手首が柔らかく

手首から先が自在に動いている

このため

フォアハンドではパンチが足りず

バックはかなり不安定になっている。

 

実はバックハンドは両手で打つため

スウィングが急加速状態になる

手首が柔らかすぎると、面が不安定になりやすいのだ。

だからプロのバック、手首はかなり固い。

date1407

左手の手首を固定すると

相手から面が見えるくらい。

 

手首を固めてしならせないつもりでも

それなりにしなるので

意識的に、しならせない方がいい。

 

レッスンの最後に

ガチガチに力んで、固めたまま打ってもらい

かなり安定していた。

形としては理解してもらえたと思う

後は当分の間、意識して繰り返すしかないと思う。

だんだん余分な力みは

自然に抜けていくので

しばらくは力みすぎ状態でやってほしい。

練習法として、後でフォアハンドでも触れるが

ドライブボレーをするといいだろう。

それとガンガン打ってくる男の子とラリーすること。

 

フォアハンドについては

振り切れない

ハードヒットしきれない原因は

ボールとの位置取りにあると診断した。

要は思いっきりスウィングしたときに

ボールがここにあればいい

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

ということ。

 

それとフルスウィングするときには

フォアの方も、手首を緩める余裕はないだろう。

aza1407

この手首を固める練習が

ドライブボレー練習、目的の一つなのだ。

 

もう一つの原因が

インパクト直前の上体の向き

前向きになり切れていない。

しっかり前向きになっていないと

フルスウィングの空間がないのだ。

 

だから前向きになれるよう

スウィングも鋭くなるよう

高い打点のワイパー練習から入り

低めの打点でも左側に引っ張って振り切れるように

繰り返し練習。

 

次が本題の位置合わせ。

いつもこのブログを読んでいる方ならご存知の表現

「ダッ、ダ、ダ、ダ、グウッ、バシッ」

要は

細かい位置合わせタイミング合わせの足が前半にあり

最後は大きな踏み込み、グウッ、で踏ん張り

飛び上がるようにして、バシッと打つのだ。

Brisbane International 2010 - Day 5

この位置決めが完璧なら

フルスウィングできるし

早めに足が止まり

最後の調整が小手先になれば

全身でのフルスウィングなど夢のまた夢。

 

練習としては

バスケットリングへの、ジャンプ  (のまね)

自分がすでにできることを納得してもらい

サービスライン後ろで

素振りそして、球出しで練習。

できることを確認したらベースラインへ。

クロスに気持ちよくバシバシと打ち込んでもらった。

 

そして次は

居る場所に来た時も踏ん張って飛び上がる

これは逆クロスに打ってもらった。

 

このフットワーク

理屈では簡単だが

やり続けるには強い意志がいる。

それとやっていない人たちの中に入ると

自分だけが変な奴と思われちゃうかも。

 

でもチャンピオンになっちゃうなんて

大抵変な奴。

強い意志で

そうまでしても勝ちたいという意思で

ぜひ、身に着けてもらいたいものだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 日記, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:35 | 2件のコメント